神様を大事にする
先日、
下仁田駅の優しすぎる貼り紙 |
で紹介したとおり、とてもやさしい方々が働いている上信電鉄ですが、そういえば・・・と思い出したのが、千平駅近くに鎮座している金毘羅宮です。
気をつけていないと見逃してしまうような小さい神社ですが、地元の歴史に詳しい方にお聞きしたところでは、かなり古い時代からおまつりされていた神社ということでした。
いまから120年以上も前、鉄道工事によって移転し、上信電鉄が引き継いだことが書かれた看板です。
この看板によれば、金毘羅宮は鏑川の舟運などの安全を祈願する神様として、下仁田町白山滝尻地区でおまつりをされていたとあります。
白い矢印の先に見えるのが上信電鉄の線路です。
杉林などで見えませんが、白い矢印の左右が上信電鉄の線路になっています。
黄色い〇のあたり(杉林で見えませんが)に金毘羅宮があり、鉄道工事 のために移転していったのだそうです。黄色い〇の位置から河原に下りていったあたりに、地元の方が〝川湊〟という河岸があったと聞いています。
ここから船や筏で、荷物を運んでいたのでしょう。
小さな神社ですが、とてもよくできている神社ではないかと思います。
かつて舟運の安全を願う人々の思いをうけとめてきた金毘羅宮は、いまは上信電鉄の電車の安全な運行を願う人々の思いをうけとめ、交通安全の神として、この場所で電車や乗客などを見守ってくれているのでしょう。
上信電鉄で働く方々は、むかしもいまも乗客も神様も大切にしてこられ、だからこそ120年もの間、鉄道会社として存続しているのでしょうし、駅に来るツバメにもやさしい、それが上信電鉄の伝統、社風といえるかもしれません。
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