2020年9月30日水曜日

浅間山熔岩樹型

 浅間山北麓ジオパーク

地元紙の上毛新聞で、大きく取り上げられたり、NHKニュース「ほっとぐんま630」でも放送されましたが、浅間山の熔岩樹型の数が2,112個(暫定値)あるとのことで、天明3年の噴火の大きさ、大量の火砕流であったことが改めてわかる調査結果が発表されました。

浅間山熔岩樹型は、昭和15年に天然記念物に指定され、昭和27年には特別天然記念物に指定されています。
いまは、浅間山北麓ジオパークのジオサイトのひとつとして、多くの方々が訪れる場所になっています。
あちこちに深い穴があいていますが、この穴が熔岩樹型です。
木の跡が穴になっているのですが、この穴のなかにヒカリゴケを見つけることもできます。
この秋には、浅間山北麓ジオパークで、熔岩樹型を見学したり、鎌原観音堂におまいりして、かつて浅間山で大きな噴火があり、甚大な被害を受けながらも、そのときの人々が力を合わせて、復興に向けて歩んできた歴史を学んでみるのはいかがでしょうか。
浅間山北麓ジオパークは、ほんとうにすばらしい日本ジオパーク、そのひとつだと思います。
下の画像は、軽井沢町の矢ケ崎公園で撮影した浅間山です。
浅間山熔岩樹型は、浅間山北麓ジオパークのジオサイトになっています。


2020年9月27日日曜日

合同葬に約9,600万円

 国民の感情を逆なでしていないだろうか・・・

いま、Twitterでは、こんな投稿(↓)があります。

私は難しいことはわかりませんが、新型コロナウイルスによって、多くの国民が苦しんでいることを考えるとき、Twitterに投稿している方々のお気持ちには、無理からぬものがあると思います。
雇い止めになった方々がいれば、営業していた飲食店の客足が遠のき、営業継続を断念し、あすからの暮らしをどうしようかと悩んでいる方々は、中曽根元首相の合同葬に、約9,600万円を2020年度一般会計予備費から支出するとの決定について、『これは、あまりにもひどいはなしだ!』と、たいへん憤慨していると思うのです。
上の選挙結果は、ウィキペディア(Wikipedia)から引用させていただきました。
群馬県富岡市に生まれ育った私は、子どものときから衆議院選挙のときは、福田・中曽根・小渕の選挙カーが走るものと思っていました。
ウィキペディア(Wikipedia)では、群馬県第3 (中選挙区)について、つぎのとおり紹介しています。

 群馬県第3区(ぐんまけんだいさんく)は、中選挙区時代の日本の衆議院議員選挙の選挙区である。

 1947年に再び中選挙区制が導入され、1925年当時の区域をほぼ踏襲したうえで、群馬県第1区を分区したため、群馬県は3選挙区となり群馬県第3区は、高崎市、群馬郡、多野郡、北甘楽郡、碓氷郡、吾妻郡が選挙区域、定数は4となった。

 その後市町村合併により1993年の第40回衆議院議員総選挙における選挙区は高崎市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、群馬郡、北群馬郡、多野郡、甘楽郡、碓氷郡、吾妻郡であった。

 なお、中選挙区時代の選出議員に福田赳夫・福田康夫父子、中曽根康弘、小渕光平・小渕恵三父子、山口鶴男らがいる。

 内閣総理大臣経験者が4人選出された(福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫)選挙区は他にはない。

 また、山口鶴男も日本社会党書記長を務めるなど、野党の重鎮として活躍した。

 小渕恵三が当選した1963年の第30回衆議院議員総選挙以降は、群馬県第3区の議席は結果としては福田、中曽根、小渕、山口の指定席となっていた。

 殊に、福田と中曽根の争いは熾烈を極め上州戦争と呼ばれた。

 中曽根が現職の総理大臣の際に行われた第37回および第38回では共に福田が中曽根を抑えトップ当選を果たした。

若いとき旅行に行くと、「群馬のどこから来たのか?」とよく聞かれたものですが、そのときに「群馬三区です」と答えると、多くの方々が「おっ、そうか!」とわかるほど、福田と中曽根がいる群馬三区は、たいへん有名なものでした。
のちに、福田・中曽根・小渕の3氏が首相になり、日本の発展に尽くしていくわけで、この3氏は群馬県人、とくに群馬三区の人々にとって、たいへん自慢できる人物であり、群馬三区の誇りでもありました。

おそらくお亡くなりになった中曽根氏は、自分の葬儀について、Twitterで
 #中曽根の葬式に税金出すな
といった投稿があることを、とても悲しんでいるのではないかと思います。
大事なことは、合同葬という形式でもなく、国費を支出することでもなく、多くの人々がお亡くなりになった中曽根氏に哀悼の誠をささげることだと思います。

国としては、これまでの先例があって、それに応じて・・・といった判断をしたのでしょうが、いまのこの時期での判断は、あまりにもタイミングが悪いといわざるを得ません。

お亡くなりになった中曽根氏が、いま泉下で「困ったことをしてくれたものだ。こんな合同葬は、おれは望んでいない。もっと国民の気持ちに沿った、国民のだれもが納得することを、国でやってほしいものだ」と、つぶやいているかもしれません。

それにしても中曽根氏の場合、1947年の選挙から連続当選であり、ほんとうにすごい人物であったと思います。

2020年9月25日金曜日

下仁田ねぎ

 群馬における伝統野菜の〝王者〟

2020.9.21の〝上毛つぶやき〟のお題は、

  Q 住んでいる地域の「伝統野菜」を知っている?

でした。

なんと投稿採用者8人のうち、3人が筆頭、有名、横綱級といった表現で、下仁田ねぎを取り上げています。

下仁田ねぎといえば、冬のなべ物に欠かせない食材で、日本一おいしいねぎだと私は思っています。
下仁田ねぎがおいしくなるのは、寒くなって霜が降りてからです。
下仁田ねぎの特徴は、葉鞘部が太くて短いことです。
こんなにもおいしくて、たいへん有名な下仁田ねぎですが、残念なのは冬にならないうちに販売する方がいることです。
霜にあたっていない下仁田ねぎは、まったくおいしさがなく、下仁田ねぎ本来の味ではありません。

おいしくなる冬を待てばよいのに

冬の寒さのなかで、甘さと風味を増した本物の下仁田ねぎを食べていただきたいと思います。

2020年9月21日月曜日

「まるで鬼でした。」

 「約束の時間に遅れて来る人には、

ご主題(御朱印)は書けません」

つぎの投書を読ませていただき、この住職の対応は、あまりにも杓子定規といいますか、温かみのないものではないかと思いました。

ビジネスの現場においては、約束の時刻(期限)を守ることは、基本中の基本、いろはのいといったところであり、特段の合理的な理由がない限り、約束の時刻(期限)が守れなかったときは、契約が破棄されるといったこともあり得ることです。
しかし、約束の刻限に15分遅れたことによって、住職のこの対応があり得るのかどうか、私には投書内容以外の事情はわかりませんが、それでもこの住職の対応は大いに疑問です。
投書にある西松井田駅付近の地図です。
どこの寺かわかりませんが、この地図にあるふたつの寺のうち、どちらかの寺であったにせよ、西松井田駅からは坂道を上って行くことになります。
足がご不自由な85歳の老人が杖をつきながら歩いて寺に向かうとすれば、かなりご苦労される上り坂だと思います。
この画像(↑・↓)は、私のふるさとのお寺さんで、私が子どものときは、地域の子どもたちの格好の遊び場でもありました。
このお寺さんには、とてもすばらしいご住職と、そのご家族がお寺さんにいて、子ども心にも心安らぐ場所でした。(いまも私には、心安らぐ場所です)
お寺さんというのは、お寺さんにいるだけで、心が安らぎ、仏様のありがたさ、慈しみを肌で感じる、そんな場所であって、
  「まるで鬼でした。」
という住職がいるところでないはずです。
確かに約束の刻限に間に合わなかったわけですが、杖をついて西松井田駅から歩いて来られた85歳の方の姿を見て、
  ここまで歩いて来るのは、さぞたいへんなことであったでしょう。
  さ、さ、こちらへどうぞ。
と招き入れて、湯茶のいっぱいも勧める、そんな住職であってほしいと思います。
きっと、投書にあった住職は、檀家さんに対しても同じことを言っているかもしれません。
私たちが暮らしていくうえで、時間や時刻にルーズであってよいとは思いませんし、時間や時刻はしっかり守るべきだと思います。
でも、それも時と場合によってであって、いつでも厳しくしていればよいということではないと思うのですが・・・

上毛新聞の投書を読まれて、皆さんはどのようにお考えになりますか。

2020年9月20日日曜日

これって、上げ底!?

 上げ底は懐かしい思い出のひとつ

下の画像は、あるスーパーマーケットで購入したものです。

2020.9.19

『ずいぶんと盛りがいいな・・・』と喜んで食べていたところ、料理の下に大きな盛り上がりがあることがわかりました。

これを上げ底というのかどうか、それは私にはわかりませんが、これを見て子どものときのことを思い出しました。
私が子どものころ、学校の旅行で出かけたとき、家やご近所にお土産を買ってくるという習わしがあり、その分のお金を親から預かって、旅行に行ったものでした。
買ってくるお土産の多くは、羊羹とか饅頭といったもので、これは当時の旅行土産の定番ともいうべきものでした。
どこに行ったときのことであったかは忘れましたが、箱入りの饅頭をお土産に買ってきたところ、箱の底が2/3ほど持ち上がっている上げ底になっていて、上から見ると大きく見える饅頭が、とても平べったい饅頭(これを父が見て、「これは饅頭ではなく、せんべいだ。ひどい上げ底だ」と言ったことを覚えています)でした。
いまは、多くの観光地において、こういった上げ底の土産品を見ることがなくなり、安心して買い物ができるようになったことは、ほんとうにうれしいことだと思います。
また、時代の流れということもあってか、私が子どものころにあった過剰(過大)包装がなくなったこともよいことだと思います。
私の子どものときの思い出をもう一つ紹介しますと、ある方の旅行土産として羊羹をいただいたことがあり、甘いものに目がなかった私は、母が切り分けてくれるのを楽しみに、羊羹の包装紙を母が開いていくところを見ていたのですが、箱の中から段ボールにくるまった小さな(細い)羊羹が出てきたときは、ほんとうにがっかりしたものでした。
母は、「旅行土産なんて、みんなこんなものだけれど、これは格段に小さい羊羹ね」と、ある意味で感嘆というか驚嘆のまなざしで、その小さな(細い)羊羹を見ていたものでした。
上の画像は、川場田園プラザで撮影させていただいたものですが、中身がよく見えているうえ、おしゃれな袋に入っていて、買い物が楽しくなる、そんな工夫がいっぱいです。
下の画像は、最初の画像と同じスーパーマーケットで購入したものです。
2020.8.13
スーパーマーケットにとっては、中身を大きく見せたい、いっぱい入っているように見せたい、ということがあると思うのですが、容器をむだに大きくすることなく、中身の量に応じた適切なサイズの容器にすれば、容器の原材料の節約になるでしょうし、消費者および自治体の廃棄物処理が容易になるのではないでしょうか。
スーパーマーケットが総菜などで使用する容器について、中身に応じた適切なサイズのものになってほしいと思います。

2020年9月19日土曜日

谷川岳ロープウエー

 10月31日まで運休予定

先日の大雨で、大きな被害を受けたため、いま谷川岳ロープウエーは運休になっています。

谷川岳ロープウエー㈱のFBによれば、ロープウェイ・リフトは、10月31日まで運休するとのことです。
下の画像は、2019.9.6に撮影しました。
これからのシーズンは、多くの方々が紅葉見物を楽しみに訪れ、ロープウェイで天神平へ向かうのですが、今年は10月31日まではロープウェイが運休ということで、いまは観光に訪れる方が少なくなってしまったそうです。
10月31日まではロープウェイに乗ることはできませんが、谷川岳の紅葉を愛でることはできると思いますし、土合駅に行くのもよいのではないでしょうか。
谷川岳ドライブインのカレーライスです。
美しい谷川岳の紅葉見物をしていても、食欲の秋ともいわれているとおり、秋はもりもり食べたくなるものですが、谷川岳に行った際は、ボリュームたっぷりで、おいしい谷川岳ドライブインのカレーライスは、ぜひとも食べていただきたいものです。
谷川岳ドライブインは、土合駅の近くです。
今年の秋、10月31日まではロープウェイは運休ですが、谷川岳の紅葉見物に出かけてみませんか。
きっと美しい紅葉を眺めることができると思います。
そして、谷川岳ドライブインのおいしいカレーライスをご賞味ください。

2020年9月17日木曜日

日本一のモグラ駅

 土 合 駅 (上越線)

まず、下り線ホームに到着するようすをご覧ください。

乗車してきた電車が、新潟方向に向けて動き出すところです。
下り線ホームの駅名標示です。
海抜が583mあるそうです。
いよいよ歩き出します。
462段の最後のところが見えてきました。
後ろを振り返りますと、電車を降りた下り線ホームがずっと先に見えるような見えないような、それほど遠く深い場所に下り線ホームはあります。
まさに、日本一のモグラ駅といわれるだけあって、たいへん地下深いところにホームがある駅です。
そして、地下深くから地上に出てみますと、ご覧のとおりきれいな青空が広がっています。
これから秋の深まりとともに、谷川岳では美しい紅葉が見られると思います。
ぜひ、この秋には電車に乗って、日本一のモグラ駅に出かけてみませんか。

2020年9月12日土曜日

マンナンライフのラッピング電車

上信電鉄 500形

今月初めに登場したときは、ちょっとびっくりした方もいたそうですが、いまではすっかりおなじみとなり、沿線に明るさを与えてくれています。

2020.9.8 朝
正面には、マンナンライフの文字、コンニャクいもなどが描かれています。
2020.9.8 朝
下仁田駅で発車を待つ電車です。
マンナンライフのラッピング電車(500形)、ジオパークのラッピング電車(700形)、HINOのラッピング電車(6000形)が並んで(右から)いました。
2020.9.8 夕
手前に見えているのは、コンニャクいもを栽培している畑です。
2020.9.7 朝
ジオパークのラッピング電車には、特産の下仁田ねぎなどが描かれています。
2020.9.5 朝
コロナウイルスの影響によって、電車の利用者が減っているとお聞きしています。
近いうちに上信電鉄をはじめ、鉄道を利用して、旅行してみたいと思っています。
そのとき、マンナンライフのラッピング電車に乗りたいものです。

2020年9月7日月曜日

矢ケ崎大橋

 一 本 の 杭

軽井沢の矢ケ崎公園には、たいへんすてきな木の橋がありました。

2020.9.4
矢ケ崎大橋が架けられていたのは、この写真の後方になります。
画像の右下に一本の杭がありますが、それがつぎの画像の杭ではないかと思います。
2008.6.8
一本の杭ですが、なにに使われていたかわかりませんし、いまはなにに使われているかもわかりませんが、よく残っていたものだな・・・と、そんなことを強く感じました。
残念ながら橋が架かっていた当時の画像については、ここで紹介した画像(↑)のほか数点しか私は持っていないため、ウイキペディアに掲載されている画像を引用(引用に際して、トリミングをさせていただきました)させていただきます。
カラマツの集成材でつくった橋だそうで、とても美しい橋であったと思います。
一本の杭があるのは、ウイキペディアの画像では、大賀ホールがある前になります。
矢ケ崎大橋の歴史や価値などについては、ウイキペディアをはじめいくつもの解説がネットにありますので、詳しくはそちらをご覧になってください。
2020.8.28
いま、矢ケ崎公園には、矢ケ崎大橋につながっていた道路が残っています。
また、池のなかにあった橋脚の台は、いまは鳥たちの住まいになっているようです。
2018.8.2
橋脚があった台は、まわりを水で囲まれているため、ネコやイヌなどの襲撃を避けるうえで、とてもよい場所になっているのかもしれません。
いろいろな事情があって、矢ケ崎大橋は解体撤去されたということですが、残っていたとすれば、軽井沢の名所として、また土木遺産として、たいへん有名な存在になっていたのではないかと、そんなふうに思います。
それにしても防腐処置をしていないようですが、木の杭というものは長持ち(2008年当時のまま残っているという仮定で)するものだなと、そんなことも感じます。

2020年9月2日水曜日

カッコいいラッピング電車登場!!

 マンナンライフ [上信電鉄 500形]

マンナンライフのラッピング電車は、いつもすてきなデザインですが、今回もすてきなデザインです。

2020.9.2 朝 南蛇井
新型コロナウイルスの感染拡大というなかにあって、なんとなく暗い気持ちになってしまいがちですが、新しいマンナンライフのラッピング電車は、気持ちを明るくさせてくれると思います。

ぐんまのゆーさんのご了解をいただき、ぐんまのゆーさんがツイッターに投稿した画像を紹介させていただきます。
2020.9.2 朝 南蛇井
沿線に大輪の花が咲いたような、そんな感じがするデザインです。

このデザインのラッピング(↑)の前は、新幹線を図案化した感じのデザイン(↓)でしたが、これはスピード感があって、とてもすばらしいものでした。

2018.7.22 千平駅付近

このデザインのラッピング(↑)の前は、赤を基調にして、それぞれのドアの色を変えるという、これまた斬新なデザイン(↓)でした。

2016.4.29 南蛇井
このデザインのラッピング(↑)の前は、緑と白を基調にして、とてもさわやかな感じがするデザイン(↓)でした。
2015.1.2 根小屋駅
マンナンライフのラッピング電車を撮ったなかで、

   どれか1枚を選ぶとしたら?

と聞かれれば、つぎの1枚を選ぶと思います。

2020.4.19 南蛇井
新緑の野山と青空を背景に撮ろうとしていたところ、きれいな飛行機雲が現れたので、飛行機雲もいっしょに撮ったものです。

新しいラッピング電車が登場した上信電鉄で、

この秋、西上州の旅を!