2017年6月2日金曜日

懐かしい道具がいっぱい

赤堀歴史民俗資料館

この施設の1階には、古墳から発掘された埴輪をはじめ、古代の遺跡に関する展示がいっぱいあって、とても見ごたえのあるものになっています。
でも、きょう紹介したいのは、1階の展示でなく2階に展示されている農具などです。
2階には、養蚕で使われた道具も展示されています。
この時期になりますと、子どものときにお蚕さまの世話を手伝わされたことを思い出します。
画像の中央にあるのは、まぶしを折る道具です。
子どもであった私は、父母がこの道具を使って、まぶしを折っているところを見ていただけですが、この道具を見て、縁側で作業していた父母の姿を思い出しました。
私が生まれた家には、この道具(↑)もありましたが、父母が使っているところを見た記憶はありません。
近所の家で、お年寄りがこの道具を使って、右・左・右・左・・・と何度か藁を押し込み、手前に映っているかたちにしていたことをかすかに覚えている程度ですが、これも養蚕のために必要な道具であったのでしょう。
養蚕の道具のほか計算機も展示してあります。
私が若いとき、電卓が出回ってきたのですが、いまと違い電卓は高価なもので、なかなか簡単に買えるものではありませんでした。
職場では、この手回し計算機が使われていて、あちこちから回す音が聞こえていたものでした。
いまや事務処理の道具も大きく変化してきたわけですが、そろばんや手回し計算機が事務室にあった時代がとても懐かしく感じられます。
懐かしい道具がいっぱいの
赤堀歴史民俗資料館に出かけてみませんか。

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