「まいまい京都」
ブラタモリは、私が大好きなテレビ番組のひとつで、欠かさず視聴しています。
京都編もたいへんすばらしい内容で、大いに楽しませていただきました。
この番組では、タモリさんと近江アナはもちろんのこと、たいへんすばらしい地元の方々-研究者やガイドなど-が登場すること、これも番組を楽しいものにしている大きな要素といえるでしょう。
ブラタモリの京都編では、なんといっても
まいまいガイドの梅林さん
が実にすばらしい案内をされていて、番組を大いに盛り上げていました。
ブラタモリといえば、段差とか高低差をはじめとして、地形や地質を通じて歴史を考えるとか、たいへん〝勉強になる番組〟ともいえるものですが、タモリさんらを案内する研究者やガイドの個性、おもしろさによって、この番組そのもののおもしろさ、楽しさが生まれているようにも感じています。
私が関心を寄せているジオパークにしても、日本各地のジオパークでガイド養成に取り組み、それぞれのジオパークにすばらしいガイドがおられますが、幅広い知識と案内のためのテクニックを習得するとなると、ことはそう簡単にいかないのか、
これがガイド養成講座・・・?-ジオパーク下仁田
平成28年度ガイド養成講座開催のお知らせ
http://geogunma.blogspot.jp/2016/04/blog-post_3.htmlどこでも(といってよいと思います)ガイドの養成、全体的なレベルアップには、たいへん苦慮している、というのが実態といってよいように感じています。
京都という一大観光地ならではということもあるでしょうが、梅林さんのようなガイドがいて、NHKの人気番組中の人気番組であるブラタモリで、京都の地形の不思議を案内するようすが全国に紹介されれば、京都に出かける方々のなかには、
梅林さんのガイドで、京都を歩いてみたい
という方も出てくることでしょう。
ブラタモリの番組が終わる前、協力団体等が紹介される字幕のなかに、「まいまい京都」も載っていましたが、こうした番組の企画に協力できる能力まで持ち、さらには出版ともシンクロさせるという徹底ぶりは、あまりにもすごすぎることですが、このような段階まで持ち上げる努力をしていかなければ、これからの時代にあって、日本全国のジオパークは生き残っていけないのではないかと思いながら、私はブラタモリの京都編を視聴していました。
やはり優秀なガイドの養成こそ、これからのジオパークを推進するうえで、またその土地の歴史や文化を学び、それを広く知らせるうえでも最優先されるべきものと思っているからです。
つまり、優秀なガイドの養成をおろそかにしているジオパークは、遅かれ早かれ自然に淘汰-認定取り消しというより、だれも訪れて来ない・・・-されることになってしまうかもしれないと、いま、私はそんな思いがしています。
やはり、ブラタモリはいろいろなことを考えさせてくれて、
私にとっては、「とても勉強になる番組」といえます。
※ここに掲載した画像は、
フェースブックから転載させていただきました。
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