仙台せり鍋
2016.5.5(木)の夜、NHKBSプレミアムの「ニッポンぶらり鉄道旅」において、すばらしい実践事例が紹介されました。
これまでにブログで述べさせていただいたもの(↓)です。
お金が地域内でまわっているだろうか?
地方創生とは、お金が地域内でまわることでは・・・?
http://geogunma.blogspot.jp/2016/05/blog-post_2.html
お金を地域内でまわすためには?
お金を地域で稼がなくては!
http://geogunma.blogspot.jp/2016/05/blog-post_3.html
お金を地域で稼ぐために
ジオパークを活かした地域づくり
http://geogunma.blogspot.jp/2016/05/blog-post_6.html仙台の定番中の定番ともいえる名物「牛タン」を食べたあと、店の方に「仙台でコレは外せないというものは?」とお聞きしているシーンで、この店の方が紹介したのが「仙台せり」でした。
「仙台せり」を栽培されている農家の方が、実にすばらしいお考えをお持ちでした。
「仙台せり」を栽培されているのは、名取市の三浦隆弘さんという方です。
それでは、三浦さんの言葉を紹介しましょう。
① おいしいせりを食べたかったら
② ご足労をおかけしますけど
③ わざわざ仙台まで来てもらって
⑤ 鮮度のいい おいしいせりを食べてほしい
私がブログで申し上げたかったことは、まさにこのことなのです。
もし、三浦さんが市場にセリを出荷し、それが東京方面に運ばれたとして、葉物野菜のひとつとして、市場での価格決定に従わざるを得ず、ときには出荷の箱代にもならないという事態も起きうるでしょう。
遠方にも出荷して、その売り上げで稼ぐという方法もありますが、それは他産地との競争に巻き込まれたり、常に価格変動にさらされ、不安定な売り上げにならざるをえません。
地域内でのお金の循環、といったことを考えるとき、地元の農家が生産した農産物を地元の飲食店が提供し、その土地に行かなければ食べられないという、地域限定の名物に仕上げていこうという、この取り組みは実にすばらしいことだと思います。
仙台に出かけたときは、牛タンもよいとは思いますが、「仙台せり」の「仙台せり鍋」を食べて、仙台の地域経済の発展、お金の循環に協力したいものだと思いました。
ニッポンぶらり鉄道旅
http://www4.nhk.or.jp/buratetsu/
とても楽しい番組です。
どうぞ、ご覧ください。
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