「イエローカード(条件付き再認定)が
出されたら、やめちゃえばよい」
この記事には、下仁田町の金井町長のコメントが紹介されています。
各団体の協力を得て、足並みをそろえて目標に向かいたい
とのことですが、
今年の6月、某会議の席上で、下仁田町の金井町長は、ジオパークの活動を応援したいという方々を前にして、
「イエローカード(条件付き再認定)が出されたら、やめちゃえばよい」
と、発言されたということを聞きました。
こういった発言をされていることを知って、私の場合、
なんだ、そういうことなのか!応援する張り合いがないな
ということもあって、応援団の役員を辞めさせていただくことにしました。
役員辞任の経緯については、こちらのブログ記事(↓)をご覧ください。
イエローカードが出されたら、やめちゃえばよい 突然ですが、三択問題です
http://geogunma.blogspot.jp/2015/10/blog-post_4.html |
なぜ、10月1日からブログのタイトルを変更したのか?
なぜ、フェースブックの「日本ジオパーク下仁田応援団」のグループを削除したのか?
http://geogunma.blogspot.jp/2015/10/101.html |
由(よ)らしむべし知(し)らしむべからず 江戸時代でもあるまいに
http://geogunma.blogspot.jp/2015/10/blog-post.html |
再認定審査に向けて、応援団への役場の対応が直接の辞任動機になったのですが、それを決断させた大きなもとになったのが、下仁田町長の発言を知ったことでした。
思い返せば、4年前の9月、下仁田町が日本ジオパークに認定されたとき、誰もが大いに喜んだものでした。
なにしろ群馬県初の認定ということもあって、多くの人々に喜びを与えたできごとでした。
このときの金井町長のコメントです。
このコメントを信じて、多くの方々がジオパークの活動、その展開に大きな期待を寄せました。
町民の多くが望んだこと、それが
下仁田町が元気になってほしい
ということでありました。
ところが、肝心かなめの町当局では、2~3年後の世界ジオパークどころか、日々の活動においてもきちんとしたことをせず、日本ジオパークの再認定審査において、イエローカードとなることをしてきたわけで、この条件付き再認定は、その〝町当局の日々の積み重ね〟に対する適切な評価といえるのではないでしょうか。
プレスリリース資料のうち、下仁田に関する部分を以下のとおり抜粋してみました。
日本ジオパークの再認定審査結果
2015 年 12 月 14 日 日本ジオパーク委員会
● 以下の 6地域が 10月-11月の現地審査に基づき本日の日本ジオパーク委員会で再認定の 可否につき審議され、以下の結果となった。
再認定:恐竜渓谷ふくい勝山、磐梯山、秩父、男鹿半島・大潟
条件付再認定:下仁田、茨城県北
最近では地域住民によって自発的に日本ジオパーク下仁田応援団が組織されるなど、認定後の活動により当初よりジオパーク活動が拡がってきている。
しかしながら、ジオパークの中心となる運営体制が確立されていない。
地域住民、
地元業者、研究団体、市民ガイド団体、行政組織等様々な関係者間の情報共有と意思決定の場
を形成する必要がある。
ジオサイトの科学的な価値の再評価を行い、ジオパークとしての活動
の質の向上を目指していただきたい。
したがって条件付きで日本ジオパークとして再認定とする。
※ 文字の拡大と着色、改行は、本多が行いました。
考えてみれば、ジオパーク推進室を廃止して、ジオパークという名を冠した組織をつくらず、産業観光課のなかの1係にしたうえ、団体との情報共有もなく、ましてや地元業者の皆さんを取り込んだ体制づくりをしようとしてこなかったわけですので、しごくもっともな条件付き再認定であったと私は思います。
これから2年後、町長の発言(考え)どおり、
「イエローカード(条件付き再認定)が出されたら、やめちゃえばよい」
ということで、ジオパークの活動をやめてしまうのか、それともいいかたちでジオパーク活動を立て直すのか・・・
いずれにしても、中途半端な気持ちでの2年間であれば、2年後の再認定審査での再認定はおぼつかず、ましてや財政的な見地に立てば、実を結ばないために使う経費は、予算の無駄遣いということにもなりかねません。
ここは、いちばん、よく考えて、これからの対応をすべきではないかと・・・
それにしても、けさの新聞を読んで、
応援されてきた町民の方々は、
とてもがっかりされていることでしょう。
3 件のコメント:
何もしないことで有名な町長ですからね、なるべくしてなったと思います、頑張ってる人に申し訳ないですよ。
トップに立つ町長がそのような発言をされたとは知りませんでした。
残念ですね。
コメントありがとうございます。
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