集落の教科書
きょう(2015.12.23)FBの投稿記事を読んでいたところ、とても興味深い記事を目にしました。
それは、移住・交流推進機構の投稿記事で、京都府南丹市日吉町世木地区の取り組みです。
いま、日本全国の自治体(そのすべてといってよいと思いますが)において、
わが町へ、わが村へ移住してきませんか?
と、あの手この手でPRをしていますが、集落の決まり事などをまとめた資料があれば、移住先の選定に際して、とても役立つのではないかと思います。
FBに紹介されていた南丹市のnanclaにアクセスして、早速に世木地区の「集落の教科書」を読ませていただきましたが、生活していくうえで、知っておくべき取り決めなどが細かく書かれていて、たいへんすばらしい内容になっています。
こういった〝教科書〟があれば、移住先を選ぶとき、とてもよい参考になると思います。
以前、このブログ記事(↓)をアップしたところ、多くの方々に閲覧していただくことができました。
田舎暮らしのよいところ・よくないところ
「よそ者は黙って、静にしていろ!」「むかしからこれでやってきたんだ!」「細かいこと、かたいことを言うな!」
http://geogunma.blogspot.jp/2015/10/blog-post_23.html |
移住してみたものの地域の閉鎖的な対応に嫌気がさして、移住してきた方が早々に出て行ってしまったといった事例も耳にします。
宅地の無償貸与(10年間の貸与後、無償譲渡←しかし、無償譲渡されたあと、10年間は転居できない)といった取り組みもありかもしれませんが、きちんとしたソフト面での対応
「集落の教科書」のような取り決めごとなどをまとめた資料の作成
とともに、以前、つぎのブログ記事(↓)で述べさせていただいたとおり、
よそ者を大事にする気構えができているだろうか? 地域おこし協力隊
http://geogunma.blogspot.jp/2015/10/blog-post_11.html |
移住して来られる方々を大事にする気構えを地区の皆さん全員が持つこと、これができないときは、それが好条件なものであったとしても、移住してきてくれないでしょうし、移住してこられたとしても早々に出て行ってしまうことになるのでは・・・、と私は思います。
移住されて来られる方々を庭木や果樹に例えるのは、たいへん失礼なことかもしれませんが、植穴を掘って、ぽんと苗木を植え付けただけでは、きちんと育つことが期待できません。
植穴への施肥をはじめ、植え付け後の肥培管理-水やりをはじめ、支柱を立てたり、葉っぱに虫がつけば、それを取り除くなど-いろいろと手助けをしてあげることが必要であり、こういった適切な〝手助け〟によって、きれいな花を咲かせてくれたり、おいしい実をならせてくれるのです。
宅地を無償で貸し付けるということは、いわば植穴を用意したというだけだと思うのですが、行政や地域の人々によって、移住者への適切なフォローがきちんとできれば、この無償譲渡事業は、すばらしいもの-まさに好条件-といえるかもしれません。
移住先を選ぶポイント(私の提案)
移住したいと思う土地で暮らしている方々が、
楽しく幸せに暮らしているかどうかを
現地に出向いて、自分の目で、よく見極めるべきです。
必ず、お試し移住をしたうえで、最終的な判断を。
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