認定・推薦する機関
まずは、つぎの資料を読んでみてください。
この資料(↑)は、第33回委員会の議事録の一部分で、日本ジオパーク委員会(以下「JGC」という。)のHPからコピーしました。
下線等は、本多が付しました。
黄色の破線部分を読んでいただいたあと、つぎのJGCのHP、そのトップページを読んでみてください。
このページには、
日本ジオパーク委員会は、日本におけるジオパークの認定機関です。
日本ジオパーク委員会は日本ジオパークの認定と世界ジオパークに申請する国内のジオパークを認定、推薦する機関です。
とあって、
日本ジオパークを育成指導する機関
とはなっていません。
にもかかわらず、
どうしても現地のほうで来てほしい
とか、
いろんな指導をしてほしいという意味合いで審査を受ける
といった説明を事務局が行っていますが、こういった育成指導面のことは、
日本ジオパークネットワークが担うべきであって、
JGCは認定および推薦の基準に基づいて、公平・公正に粛々と審査をするだけでよい
のではないでしょうか。
この資料で、とくに気になるのは、
現地の審査に係るものは個別に現地から審査員に支払われる
となっている部分です。
日本ジオパーク認定の可否を審査する公的とも考えられる機関であるJGCの審査員が、審査に出向いた先から出張旅費を受け取る(それは直に?)というのは、いったいどういうことなのでしょうか。
審査を受けるジオパークが審査員に対して、出張旅費という名目であれ現金を渡すということをしているとすれば、渡す際に〝なにがしかの不純物がまじりこむような間違い〟が起きる危険性がまったくないといえないかもしれません。
渡すべき金額でない金額を間違って渡してしまった!という〝事故〟だって、起こらないとも限りません。
人間のやることですから、こういった間違いや事故がないとは言い切れないでしょう?
今後も審査員の出張旅費は審査を受けるジオパークが負担する方式でいくのであれば、審査終了後、JGC事務局が旅費算定基準に基づいて計算した金額を審査を受けたジオパークに請求し、それをJGCの銀行口座に振り込ませて、JGC事務局で金額を確認したうえで、審査に出向いた方々の指定口座に振り込むのがよい方法ではないでしょうか。
審査する側と審査される側の適切な距離をつねに保ち、微塵も審査に対する疑念を生じさせないこと、これがJGCの役割-認定・推薦-をまっとうすることにつながるのではないかと私は考えます。
このブログの冒頭の資料は、つぎの議事録(↓)のなかにあります。
興味のある方は、JGCのHPにアクセスして、全文を読んでみてください。
一般論として私に言わせていただければ、現地審査に3人来ようと5人来ようと、来られた方々にしっかりした視点、深い洞察力がなければ、意味がない的外れの現地審査が行われるだけのこと。
2人の審査員であっても、しっかりした視点を持ち深い洞察力を有していれば、適切な審査を行うことができるのでは?と、そんなことを感じたJGCの議事録でした。
ところで、あなたのところのジオパークに関する現地審査報告書を読んでみましたか。
読んでみて、なるほど!よく細かいところまで正しく審査しているな!と納得の審査報告書でしたか。
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