2018年4月28日土曜日

どこで栽培したネギだろうか?:「孤独のグルメ」

上信電鉄の駅員さんは 
とてもやさしいのに・・・

「孤独のグルメ」を見て、気になったことがふたつありました。
「孤独のグルメ」は、井之頭五郎を演じる松重豊かさんの食べっぷりのよさ、独白といったスタイルで食べ物の感想を述べる構成もおもしろく、欠かさず視聴している番組のひとつです。
井之頭五郎が下仁田町に商談があり、上信電鉄に乗って下仁田駅に来たという設定で、下仁田駅に到着したシーンもあって、鉄道ファンのひとりとしては、とてもうれしい構成です。
下仁田駅のホームを歩く松重豊さんが演じる井之頭五郎です。
私が気になったことのひとつは、すき焼きに使われたネギは、どこで栽培されたネギなのだろうかということです。
といいますのは、下仁田ねぎといわれるネギは、寒い冬がおいしい時期(旬)であり、暖かくなった春になるとおいしくないということで、私が知る限りでということになりますが、春に食べる人はいないからです。
下仁田町のHPでは、おいしい時期での販売期間として、
  11月~2月頃
としていますが、霜が2回ほど降りたあと、甘くておいしくなるといわれ、販売を開始する実際の時期を12月1日からとしている農家が多いようです。
下仁田ねぎの主たる用途がお歳暮での贈答品ということで、もっとも多く販売される年末(12月)こそ、下仁田ねぎのおいしい時期、旬でもあるわけです。
この番組がロケをされた日から考え、下仁田で食べるネギ=下仁田ねぎ、ということかといえば、そんなことはないかもしれない・・・、いったいどこのネギだろう?と気になったシーンでした。
もうひとつ気になったのは、井之頭五郎が下仁田駅の待合室で眠ってしまい、予定していた帰りの電車に乗れなかったシーンです。
井之頭五郎が昼食を食べ、夕食も食べるという設定ですので、夕食までの時間をどうするのかという演出だとわかってはいるのですが、上信電鉄の駅員さんは、
 何分発に乗りますか?
と声をかけてくれますし、待合室で居眠りをしていれば、
 電車の出発時刻になりますよ
と声をかけて起こしてくれます。 
 ときには、駅に向かって走っていれば、発車のベルが鳴っていても、こっちへ早くと手招きをして、改札口をすぐに通してくれます。
上信電鉄を利用される方が、出発した電車を見送りながら、こんな表情(↑)をすることはないと私は思っています。
お昼ご飯を食べ、商談が早く終わったのであれば、商談先の方が日本最古の洋式高原牧場である神津牧場へ井之頭五郎を案内して、美しい風景を見ながら名物のソフトクリームを食べるとか、そんな構成にしていただければ、もっと楽しい「孤独のグルメ」になったかなと、そんなことを思いました。
井之頭五郎を演じる松重豊さん、「孤独のグルメ」のスタッフ皆さんのご健勝とご発展をお祈りしています。
これからも楽しい番組を期待しています。

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