2017年8月8日火曜日

ミョウガの思い出

ミョウガはバカ?!&5円入りの貯金通帳

私は、小学生から中学生のとき、夏休みにはミョウガを収穫し、それを上信電鉄の富岡駅前にあった市場に運び、小遣いなどを稼いでいました。
父が市場に野菜を納める手続きをしてくれて、私の名義で市場にミョウガを運ぶことになったのですが、市場に初めてミョウガを持っていったとき、市場の受付職員の方が秤で重さを計ったあと、大きな声で、
 バカ 〇、〇キロ!
と記録している方に向かって言ったのに驚いてしまいました。
あとになって、ミョウガのことを市場の符丁で、バカということを知るのですが、大きな声で、
 バカ
といわれたときには、ほんとうに驚いたものでした。
この符丁は、私がミョウガを運んで行った富岡の市場だけのことかもしれませんし、いまではバカという符丁をつかっていないかもしれませんが、ミョウガが収穫できるころになりますと、小学生のときに驚いたミョウガがバカと呼ばれていた市場を思い出します。
いま、フェイスブックに
 けさの収穫&上信電鉄
と題して、朝に収穫した野菜と上信電鉄の車両の画像を投稿しています。
上信電鉄の車両については、その日の上り・下りの一番電車を中心に紹介しているのですが、おかげさまで多くの皆さんに見ていただき、とてもうれしく思っています。
2017.8.5にミョウガの画像を投稿したところ、こんな書き込み(上のモザイク部分を取り出したのが下の画像↓になります)を海外で暮らしている方からいただきました。
ミョウガが2ドル/個だそうです。

私がミョウガをとって、それを市場に運んでいた小学生から中学生のとき、未来にはフェイスブックなるものが登場して、そこでミョウガの画像をもとに、こんな話題になるとは思いもよらないことでした。

私が子どものとき、ミョウガを市場に運んだのは、

 『父母から「目標額(修学旅行費用+そのときの小遣い)以上の収入は、自由に使ってよい」といわれ、そのようにしてくれたからであった』
  (「200万人のキャリアデザイン講座」(山口憲二編著・現代図書)232頁から引用)

からです。

私のこどものときのミョウガにまつわる思い出ほかは、前掲書の229頁~244頁の

 自分史:Let It Be -あるがままに生きようと思ったとき-

に掲載されています。

子どものときのミョウガの収穫では、虫よけスプレーがあるわけでなく、やぶ蚊にくわれっぱなしで、からだじゅうが凸凹になるほど腫れてしまい、たいへんかゆかった思い出もあります。

でも、市場に納品後、納品時にいただいておいた伝票をまとめて、市場の事務所に持っていって、お金をいただくのですが、ときには驚くほどのお金をいただくこともありました。
父母に金額などを報告したうえで、売り上げ代金を家の近くの農協に私が持参し、私名義の通帳(※)に入金しておき、修学旅行の代金に充てたり、そのときの小遣いなどにしたものでした。

(※) 当時、小学校に入学したとき、5円が入金されている農協の通帳を全員がもらったと記憶しています。
 さらに記憶に間違いがなければ、通帳は山種証券の山崎種二氏が子どもたちに贈ってくれたものでなかったかと・・・。
 私にとっては、この通帳があったことも貯金するきっかけになったかもしれないと、ときどきありがたいことであったと思い出します。

まもなくお盆になります。
亡くなった父母をはじめとして、お世話になった方々を思い出す私の夏の思い出、そのひとつです。

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