2017年8月1日火曜日

台風9号(2007年9月)

自然災害への備え

日本の各地で大雨による被害が発生していますし、いまの台風5号の進路、勢力などによっては、日本各地で大きな被害が出ることも予想されます。
過去にも大きな台風があり、そのたびに大きな被害をうけてきました。
なかでも2007年9月の台風9号は、こちらでも大きな被害が発生した台風として、まだまだ記憶に新しいものといえます。
下の画像は、台風9号が去ったあとの青岩公園(下仁田町)です。
2007.9.9 撮影
上流から流されてきた大きな礫が青岩(緑泥片岩)の上に乗っているようすがおわかりかと思います。

つぎ(↓)

大きな石も運ぶんだね 川の流れ 川の水の大きな力
http://geoharumi.blogspot.jp/2017/07/blog-post_30.html

は、下仁田自然学校運営委員・和田晴美さんのブログです。
2007.9.9 撮影
台風が去ったあと、浸水被害を受けた青岩公園の近くのお宅で は、後片付けの作業が行われていました。
大きな被害をもたらす台風がやってくることは、日本列島の宿命といってよいかと思うのですが、ここ最近の台風や大雨の状況をみていますと、大型化してきたといいますか、集中的な豪雨になることが多いように思っています。
2007.9.9 撮影
台風や大雨、地震や火山の噴火、また冬の大雪など、日本は自然災害が多い国ですが、なぜか災害対策などが後手後手にまわっているような気がしないでもありません。
台風のたびに崩落する道路ののり面があったり、いまでも災害で孤立した集落の支援で迅速さに欠ける対応をしている自治体も見受けられます。
道路ののり面の崩落をはじめ、河川の堤防決壊などが多く発生するか所については、たんなる災害復旧工事ではなく、根本的なところまでも対策を講じ、地元の人々などが『またあそこが崩れたのか・・・。しょうがないな』というようなことがないようにすべきでしょうし、お年寄りが多い集落などが孤立しないような対策も行政は講じておくべきではないかと思います。
すくなくても行政関係の方が、「この災害は、想定外であった」ということのないよう、安心して暮らせる社会資本整備を心がけてほしいものです。
また、地学-地球科学-的な知識、台風や大雨などの自然災害に対して、どのように対処すればよいのかを我々が学ぶ、そういった機会-防災学習-も行政はつくっていくべきではないかと、そんなふうに思っています。

そして、こまめに気象情報などをチェックしたり、住んでいる地域の雨量や河川の水位などの情報を得ることも大切なことではないでしょうか。

つぎのブログ(↓)

台風9号-2007年の被害 きょうも99日・・・
http://geogunma.blogspot.jp/2015/09/92007.html

で、雨量などの情報収集先を紹介しておきました。

2007年の台風9号は2007年9月のことでしたが、昨今の大雨による被害発生などをふまえ、2017年の夏、8月1日に自然災害への備えを書いてみました。

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