自治体が大切にすべきものは・・・
昨今の厳しい財政状況下にあって、自治体が企業や団体などをスポンサーとして、さまざまな事業を実施するようになってきました。
公の施設の名称を企業に売って、その企業の名を冠した施設に名称が変わるなど、自治体は歳入を増やす努力をしているところですが、ほんとうにそれでよいのだろうか、と疑問に感じるものも見受けられます。
2015.11.20 上毛新聞 |
2015.11.19 上毛新聞 |
2015.11.19 上毛新聞 |
たいへん先進的な取り組みをされた武雄市の事例です。
TSUTAYA図書館として、行政の先進的モデルといわれ、あちこちで導入されつつあるとも聞いています。
※ 以下の画像は、
最後の上毛新聞記事の画像を除き、
IZAの続きです。
しかしながら、いいことばかりではなさそうです。いろいろなことがあるのかと思いますが、この事例をみていますと、
住民のための図書館とは、いったいなんなのか・・・、
といった基本的なことが希薄になった施策といってよいように感じられます。
行政などが反省やお詫びをするような事態になっては、住民の信頼は失せてしまうことでしょう。
2015.11.19 上毛新聞 |
そのたいへんなことを克服して、実証実験第一弾をぜひ成功していただきたいものです。
それにしても、この事業の場合、町内の商店などでTポイントが使えるようにするということは、
Tカードを利用する人々を増やして、Tカードが使える商店に買い物客を誘導する、
これってある意味での〝囲い込み〟であり、これがお目当ての事業なのかな・・・
と、私は思ってしまうのですが、しっかりした行政がおやりになること、そんなことないですよね。
自治体にとって、経費削減も大切なことですが、自治体が大切にすべきもの、その基本をふまえて、さまざまな施策にチャレンジし、すべての住民が幸せに暮らせる明るい未来を築き上げてほしいと思っています。
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