野生でなく天然とは
うまい表現を考えたものです
いまや、日本各地で野生動物-イノシシ・シカ・サル・タヌキなど-による農作物等への被害が発生していて、これらの捕獲、駆除が大きな課題となっています。
私にしてみますと、人間から迷惑がられる存在になってしまいましたが、野生の動物にとっては、誠にお気の毒な時代になったと思わざるを得ません。
なぜなら、山間部の過疎化の進展に伴い、過疎の地区にお住いの方々同様に、山々で生きている野生の動物たちも暮らしにくい状況になったため、人間が暮らす里に下りてきた・・・、というのが実情だと思うからです。
そして、多くの山間部などにおける自治体では、野生の動物を捕獲し駆除するだけでなく、これをジビエとして、有効活用しようという動きが大きくなってきています。
そういえば・・・
埼玉県秩父郡小鹿野町で、この秋から鹿丼(しかどん)を販売
するといったことを思い出して、
SLパレオエクスプレスの撮影
を兼ねて、小鹿野町に行ってきました。
この秋から鹿丼を販売するということは、前もって〝撮り鉄の知人〟から聞いていたのですが、小鹿野町に出かけてみて、このチラシを初めて見て、
秩父 天然鹿
の表現のすばらしさに感心してしまいました。
食肉用にシカを飼育しているところがあるのか知りませんが、スーパーの魚売り場で見かける
天然 養殖
の表示を思い出させ、
私のような単細胞の人間は、
おや・・・、天然ものか。これは、高級そうだな。
と考えるのではないかと、そんなことに感心しながらチラシを見つつ、鹿丼を注文したのですが・・・
たいへん残念なことに、たまたま入店した食堂では、シカ肉をきらしているとのことで、鹿丼を食べることができませんでした。
シカの肉がないとのことで、シカたなく(鹿丼を話題にしていますので、ここはしゃれたつもりです)小鹿野町名物のわらじカツ丼を注文(鹿丼が食べられないのは残念でしたが、こちらが食べられ、大々満足!!)しました。
こちらが名物のわらじカツ丼です。
どうせ、わらじカツ丼にするのであれば、わらじカツ丼発祥の店といわれる
安田屋
で食べたほうがよかったのですが、鹿丼に神経が集中していたため、そこに気が回りませんでした。
わらじカツ丼を食べてから小鹿野のまちなか散策をしたとき、安田屋の前を通ったところ、お客さんがいないのに驚いて近づきますと・・・
なにやら張り紙が・・・
鹿丼・安田屋のわらじカツ丼・・・。
御縁に恵まれない日があるということを実感した一日となりました。
この日の反省は、
① 行き当たりばったりでなく、よく事前調査をして、きちんと店を選ぶこと
② 入店する前に、食べたいものが提供していただけるかを確認すること
といった当然のことをしなかったことです。
今後は気をつけて、いろいろ楽しみたいと思っています。
最後に、SLパレオエクスプレスの動画を。
0 件のコメント:
コメントを投稿