2015年11月11日水曜日

特産物としての価値を持続し、さらに高めなくては!

下仁田ねぎ&松本一本ねぎ

昨夕(2015.11.10)のNHKほっとぐんま640で、
 下仁田ねぎの収穫始まる
といったタイトルで、下仁田町馬山での収穫風景が紹介されました。
先日、このブログ記事(↓)
 1000本完売-下仁田ねぎ
    まだおいしくなっていないのに・・・ 
http://geogunma.blogspot.jp/2015/11/1000.html
で紹介しましたが、下仁田ねぎとしては、まだまだ旬とはいえない時期での収穫のように感じます。
下仁田ねぎを栽培している方々にとっては、
  霜がおりてから収穫を・・・
ということができず、ほかの農作業とのかねあいもあって、早めに収穫を開始されるのかもしれません。
上毛新聞の「視点オピニオン21」に寄稿させていただいた
  知恵と熱意 先人に学び地域豊かに
http://www.jomo-news.co.jp/ns/series/4314035074836951/opinion_detail.html
で紹介しましたが、先人のたいへんなご苦労があって、今日の下仁田ねぎの産地としての名声があることを考えるとき、これを持続して、さらによりよい産地にしていくことは、いまに生きる私たちのつとめではないかと思うのです。
この番組の最後には、
 来月から本格的に収穫 全国に出荷
と結んであって、12月から収穫と販売が本格的に始まることを伝えていました。
下仁田町のHPで紹介されている
  下仁田生まれ下仁田育ちの下仁田ねぎ
 です。
産地としての名声を保つためには、栽培している農家の方々全員が一致協力して、栽培方法や収穫の時期などについて、きちんと統一しておくことが大切なことだと思います。
2015.10.30 小諸駅構内の野菜販売所
こちらも有名な松本一本ねぎですが、小諸駅構内の野菜販売所では、2本から3本入りの一袋が100円で販売されていました。
画像の右側にあるのは、下仁田ねぎとのことですが、長野県小諸で栽培されたものかもしれません。
ずっと前のことになりますが、もっと寒くなったころ、松本一本ねぎをいただいたことがあります。
「新まつもと物語」にあるとおり、下仁田ねぎと仲間というだけあって、たいへんおいしいねぎであったと記憶しています。
この時期にそれも本来の産地でないものを松本一本ねぎとして販売することは、本来の産地でがんばってねぎづくりをされている農家の方々に対して、失礼にあたらないのかな・・・、とふと思いました。

いまの時代は、長野県の種苗店で下仁田ねぎの種も販売されているやに聞いていますし、いろいろな作物が本来の産地以外の各地で、たくさん栽培されていますが、本来の産地への敬意をはらい、お互いが本来の産地での生産を守る配慮をする、そんなすばらしい関係が築ける世の中にしたいものです。

それぞれの農産物の特産地には、
特産地にすべく努力してきた先人の活躍があるのです。

やはり、上毛新聞の「視点オピニオン21」に寄稿させていただいた
  「ねぎとこんにゃく」先人への感謝を忘れず
 http://www.jomo-news.co.jp/ns/series/6114133516358689/opinion_detail.html
で紹介しましたが、先人への感謝を忘れず、と同時に、いまに生きる私たちがお互いに、いろいろな農産物の特産地を大切にする世の中になるといいですね。

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