2018年3月20日火曜日

「見る 知る 歩く ジオなまち ながのはら」

浅間山北麓ジオパーク

長野原町が発行している「広報ながのはら」には、「見る 知る 歩く ジオなまち ながのはら」という特集連載があります。
浅間山北麓ジオパークは、私が知る限りにおいて、もっとも積極的にジオの啓発活動をしているジオパークではないかと思います。
ジオパークといえば珍しい地質や地形があるところといったイメージがありますが、「広報ながのはら」では、珍しい地形や地質だけでなく、お祭りなどの伝統行事も取り上げて、さまざまなジオの姿をわかりやすく伝えています。
 文章のわかりやすさ、適切な写真を入れての構成は、ほんとうにすばらしいものです。
もちろん季節感もたっぷりです。

「広報ながのはら」は、長野原町役場のHP(↓)からダウンロードすることができます。
「広報ながのはら」 ダウンロード

おそらく地元の方、とくに若い方は知らないかもしれない伝承もおてんこ盛りです。
私が「広報ながのはら」の「見る 知る 歩く ジオなまち ながのはら」で、とてもすばらしいと思っているのは、先人の思いをきちんと伝えていることです。
たとえば、立石坂事件について、大津老人クラブが「立石坂事件の碑」を建立し、末裔の方をお迎えして百八十回忌追善供養を行った記事を載せていることです。
ジオパークとは、地質や地形だけでなく、動植物、産業、歴史や文化など、その土地のすべてについて、すばらしさを住民が理解して、これからも生き生きと暮らす社会をつくりあげていく、そんな活動であるといってよいかもしれません。
浅間山北麓ジオパークのツアーなどに参加させていただいて、熱心に活動されている方々を知るにつけ、これこそが日本ジオパークの活動、その真の姿なのだろう、と私は感じています。

今年も浅間山北麓ジオパークのジオツアーに参加したいと思っています。

どうぞ、皆さまも浅間山北麓ジオパークにお出かけを!

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