2018年3月3日土曜日

80万人→65万人

8億円→4.9億円 
【世界文化遺産 旧富岡製糸場】

本日(2018.3.3)の上毛新聞は、
 製糸場 ピークの半数
と大きな見出しで、旧富岡製糸場の2017年度入場者数が、
 65万人
になる見込みだとの記事を掲載しています。
 この記事では、
 市は入場料による歳入を、同年度当初予算案では8億円と見込んでいたが、補正予算案では4
 のあと、
 億9,240万円に減額補正した。有料3市営駐車場の利用料は、計4,200万円から計2,700万円に、場内の売店の手数料は5,400万円から2,700万円に、それぞれ減らしている。
 
と続きます。

昨年の6月、つぎのブログ(↓)

80万人・5億円:世界文化遺産 旧富岡製糸場  これから先、ずっと維持していけるのだろうか・・・

で紹介したとおり、富岡市の計画では、
 80万人・5億円
が旧富岡製糸場の維持管理を行っていくうえで、必要な入場者数・入場料収入(一般会計からの支出を要しないという意味で)ということになっています。
多くの富岡市民は、 ほかの世界遺産での状況から考えて、世界遺産登録によるブームは、それほど長くは続かないだろうと思っていたかもしれません。
しかし、早くも2017年度において、入場者数が80万人を大幅に下回る65万人となり、入場料収入が8億円とは大きな差がある4.9億円となったことに、
 こんなにもブームが去るのは早いものなのか!
と驚いている富岡市民は多いのではないかと、そんなふうに思っています。
旧富岡製糸場に来られた方々に再訪していただけない(↓)

リピーターは1割未満  世界文化遺産・旧富岡製糸場

という点が、入場者数が大きく減っている原因でしょうし、これが大きな問題であると思うのです。
こうした取り組み(↑)の効果によって、入場者数が増えて、入場料収入によって、旧富岡製糸場の維持管理が円滑に行われることを願っているところです。
つぎのブログ(↓)

「市議会通信」 第16号  たいへんありがたいことです

に、富岡市における入場者数の予測などを掲載させていただいています。
多額の維持修繕費用、そして維持管理に要する費用・・・世界遺産を守るということは、ほんとうにたいへんなものなのだな、と思わざるをえない、そんな気持ちになった本日の上毛新聞の記事でした。

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