-allぐんまで考える観光まちづくりと自らの役割-
2018.3.4(日)の午後、高崎商科大学において、
地域創造フォーラム2018
-allぐんまで考える観光まちづくりと自らの役割-
が開催されました。
13:00から16:40ころまで、もりだくさんの内容で、たいへん勉強になりました。
丁野朗さんの基調講演は、
地域文化遺産のストーリー化とその手法
~各地の日本遺産事例などを参考に~
というテーマで、日本各地の取り組みをもとにして、その成功の要因などを細かく紹介したものになっていて、とてもわかりやすく、よくわかる内容でした。
このフォーラムにおいて、たいへんすばらしいと思ったのは、学生の皆さんによる活動報告です。
〇 上野三碑をランドマークとする観光資源について
〇 観光客満足度調査から見る富岡市
〇 下仁田町特産の桑茶と『桑わんグランプリin群馬』
が、学生の皆さんから報告されたのですが、たいへんすばらしいものでした。
とくに富岡市における状況を調べた発表からは、旧富岡製糸場を見たらすぐによそのところへといった滞在時間の短さをはじめ、再訪希望が3年連続で14%を下回っていて、リピーターが少ないといった現状を知ることができました。
『桑わんグランプリin群馬』を発表した学生からは、上信電鉄のぐんまちゃん電車に描かれている〝桑くれのようす〟について、お蚕様に桑をくれる(給桑)ことを知らなかったということを聞いて、いまは養蚕がたいへん少なくなってきて、目にすることがないからだろうな、と思いました。
会場には、上信電鉄沿線の自治体の首長の姿もありましたので、学生の皆さんの若い感性で調べた上信電鉄沿線の姿、現状、今後の方向性などは、今後の自治体における施策展開に大いに役立つのではないかと思っています。
たいへん楽しく、密度の濃い内容で、あっという間に時間が過ぎた、そんなフォーラムでした。
もっともっと地元の歴史や文化を知らなくては!と、改めて思った地域創造フォーラム2018でした。
高崎商科大学の学生の皆さん、これからもがんばってください。
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