「社史に見る太平洋戦争」
きょうの8月6日は、アメリカが広島に原爆を投下した日です。そして、8月9日には長崎にもアメリカは原爆を投下しました。
広島・長崎では、多くの方々がお亡くなりになり、またいまでも原爆症で苦しんでいる方々がいます。
今年は、日本の敗戦から73年。
今年の夏、「社史に見る太平洋戦争」(井上ひさし編・新潮社)を読んでみませんか。
このブログでのタイトル「全くヘトヘト」は、この本にある国鉄の社史紹介から引用させていただいたものです。国鉄は、全くヘトヘトになって終戦を迎えたのである。
は、とても実感がこもっているといいますか、疲れ果てたようすがひしひしと伝わってくる文章だと思います。
この本には、「艦砲射撃でほぼ全滅-新日本製鉄釜石」もあり、アメリカの軍艦から大量の砲弾が撃ち込まれ、工場が全滅状態になったあと、復興していく姿も描かれています。
群馬県前橋市は、広島にアメリカ軍が原爆を投下する前日の8月5日にアメリカ軍の空襲を受け、焼け野原になってしまいます。
戦争とは、空から原爆や爆弾、焼夷弾が落とされ、海からは大砲の弾が飛んできて、命を奪われ、家や学校、職場の建物を焼かれ、生産設備なども破壊しつくす、そういうおそろしいものであるということについて、もっともっときちんと認識すべきではないだろうかと、自分自身に言い聞かせているところです。
日曜日に空襲で家などを焼かれた前橋、月曜の朝に原爆を投下された広島・・・当たり前のことかもしれませんが、戦争には日曜も月曜もなく、武力に勝るほうが市民の頭上に爆弾、焼夷弾、そして原爆をも落とすということなのでしょう。
アメリカなどと日本が戦い、最終的に日本はアメリカにボコボコにされてしまい、無条件降伏という敗け戦となって、戦争が終わりになります。
73年前、アメリカなどに負けた日本の国民が、歯を食いしばってがんばり、立ち直っていく姿を「社史に見る太平洋戦争」で学ぶことができると私は思っています。
ぜひ、この夏、「社史に見る太平洋戦争」を読んでみてください。
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