酒山道楽居士
とてもすてきな墓石です。
この墓石は、お膳のうえに徳利がのっていて、徳利のうえにお猪口がのせてあるというものだそうです。
このようなかたちの墓石を立てるとは、たいへん酒好きな方であったと思います。
墓石には明治15年没とあります。
お亡くなりになった方は、たいへんな酒好きということのほか、粋な方であったことでしょう。
ご本人が生前に用意しておいた墓石である可能性もありますが、子孫の方々が相談して、酒が大好きで、道楽者-道を楽しんで生きた人-であった先祖を敬って、この墓石を立てたのではないかと私は想像しています。
徳利型の墓石がある場所ではないのですが、碁盤の上に酒樽がのっている墓石もあります。
徳利の墓石もすばらしいですが、酒樽の墓石もすばらしいものだと思います。
逆さにおかれたお猪口の上にのっているもの、これはいったいどんな意味があるのだろう・・・と、そんなことをぼんやり思っています。
【2018.8.29追記】
このブログをご覧いただいている方に、
お酒をいれるひょうたんであると教えていただきました。
たいへんありがとうございました。
いまは、月がとてもきれいです。徳利型の方も酒樽型の方も秋の夜はもちろんのこと、いつも『今夜のこの一杯、うまいな・・・』と独り言をいいながら楽しく酒を飲んでいたことでしょう。
きょうのブログは、すてきな墓石の紹介でした。
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