2016年10月24日月曜日

サトイモの冬越し

種イモも確保できますよ

サトイモの栽培を始めたころは、秋に全部を掘り取り、それをイモ穴(これを掘るのがひと苦労なのです)に保管していたのですが、イモ穴から出すときに手間がかかることや穴のなかで腐ってしまって、春に植え付ける種イモが確保できないことがありました。
その後、イモ穴を掘るのがおっくうになってきたので、冷凍庫を購入し、秋に掘ったサトイモの皮をきれいにむいて、1回に食べるぐらいの量に小分けして、それを冷凍し、お正月などに食べていました。
種イモの確保は、できないものとあきらめて、そのころは毎年春に種イモを購入していたのですが、サトイモの種イモは、けっこうなお値段がするため、なんとか種イモを自分のところで確保できないかな・・・と考えていたとき、ご近所の農家の方に教えていただいたのが、これから紹介する冬越し支度です。
まず、土のきわでサトイモの茎を切り取ります。
このとき、土も一緒に切り取るぐらいの感じで、茎を切り取ったほうがよいようです。
手前に見えているぐらいがよいと教えていただきました。
うしろのような切り方は、やめたほうがよいようです。
サトイモが植えてある列にそって、スコップで土を掘り、それを茎を切り取った畝の上に乗せていきます。
土を乗せたところをスコップで、トントンと軽くたたき、とくに茎と土の間にある隙間に土がよく入るようにします。
この作業とあわせて、ビニールをかけるための溝を掘 っておきます。
私に教えてくれた農家の方は、コメづくりもしていて、稲わらがたくさんあるということで、畝の上に稲わらの束を並べるのですが、私はスーパーマーケットの「御自由にどうぞ」と書いて置かれている段ボール箱をいただいてきて、それを畝の上に乗せています。
ビニールをかけて、サトイモの冬越し支度が完了です。
昨年は、11月5日に冬越し支度の作業を行ったのですが、ことしは早めに作業をしてみました。
サトイモを食べたいときは、ビニールをはがして、必要な量だけを掘り取り、残ったサトイモが風邪をひかないよう、しっかりビニールを戻して、ビニールが風でヒラヒラ・・・なんてことにならないよう、ビニールを土で押さえておけば、翌年の春までサトイモは元気に土のなかにいてくれます。
この画像は、2016.3.23に撮影したもので、サトイモを植え付けたようすです。
ここに写っているサトイモは、すべて私のところで確保した種イモで、この冬越し支度にしてからは、冷凍庫も不要になりましたし、春に種イモを購入することもなくなりました。
この冬越し支度は、かれこれ5~6年ほど続けているかと思いますが、いまのところサトイモが凍みてしまった!といったこともなく、無事に冬越しができています。
冬の寒さが厳しいところで、この方法が有効かどうかわかりませんが、たいへんよい冬越しの方法を教えていただいたと、ご近所の農家の方に感謝しているところです。

0 件のコメント: