2016年3月17日木曜日

歴史的な価値があるとはいっても・・・

将来にわたって維持・保存の予算が確保できる?

貴重な歴史遺産を維持保存することについては、とてもよいことですし、私たちは将来にわたって、貴重な歴史遺産を引き継いでいかなければならないと私は思っています。
しかし、いまの富岡市の状況-旧富岡製糸場の維持保存、市役所庁舎の建設-を考えるとき、この記事にあるとおり市有化したとして、これから先の維持管理ができるのだろうか、その予算が確保できるのだろうかと、心配性の私は考えてしまうのです。
新聞記事にもあるとおり、屋根が陥没、老朽化が進んでいる建物の修繕をはじめ、その後の維持管理には、多くの予算が必要になることでしょう。
その予算確保について、きちんとした見込みと覚悟があってのことなのか、と私は心配になってしまうのです。
撮影:2006.12.3(日)
これからの高齢化、人口の減少などを考えるとき、市民一人ひとりの負担は、ますます大きなものとなることでしょう。
撮影:2016.1.22(金)
この建物を修繕するということなのですが・・・
この建物を市有化して、
  修繕し、維持管理をしていこうというのであれば、
    また、そういった予算があるのであれば・・・
撮影:2013.11.13(水)
かつて、片倉工業富岡工場のわきを流れていた水路を復元したほうがよいのではないか
    と私は思います。
私が中学生のころには、赤い矢印のあたりに水路があって、片倉工業富岡工場側には、カラタチの生垣がありました。
いまのような無粋な感じでなく、水路に水が流れていて、カラタチの生垣があるという粋なものでした。
カラタチの生垣がいつごろからあったのか知りませんが、たいへん美しいものでした。
また、七日市用水の歴史などをはじめ、官営時代に水を引き入れた場所も復元し、それらを旧富岡製糸場の見どころにする、というのも一案ではないかと思うのです。

そうでなくても厳しい財政状況下にあって、きょうの上毛新聞記事にある
 市が取得、修繕へ
は、いかがなものなのでしょうか・・・

心配性の私は、これから先、だいじょうぶなのだろうかと考え込んでしまいます。

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