不思議なまちなみになってきたような・・・
きのう(2015.6.15(月))の午後、用事があって出かけた帰り、久しぶりに富岡のまちなかを歩いて、富岡製糸場に行ってみました。
宮本町通りには、映画撮影のセットのような「舘治明」というのができていて、これはいったいなんだろうと思って、近づいて行ってみたところ、なにか演じる場所らしいことがわかりました。
見渡したところ、演じる内容の告知がなく、木戸銭500円となっていたので、500円がもったいないこともありましたが、どのようなものかわからずに入るのもどうかと思い、なかに入りませんでした。
ある店のガラス窓に「舘治明」のポスターが貼ってあり、それを見ると、舞台で紙芝居をする場所であることがわかりました。
演者は、人生気楽さん、甘楽亭奈落さん、萩原陽子さんという方々(これらの方々がどのような方々なのか、私はまったく知りません)で、この方々が交代で演じることがあるらしいのですが、きのうの場合は、1日に2回だけであったのか、演者の札が2枚しか下がっていませんでした。
いまの時代、美しい映像(世間では、8Kとかなんとか・・・)に音響効果をつけたものが一般化していますが、「舘治明」というのがレトロな紙芝居を見せる場所であったとは、たいへん驚いてしまいました。
富岡製糸場の世界文化遺産登録前後から、 シャッターが下りたままであった店や空き家状態であった家が店舗になってきましたが、しばらくぶりに宮本町通りや製糸場前の通りを歩いてみて、ここ最近でも新規出店の店が増えているように感じました。
きのうの午後、しばらくぶりに歩いてみて、お祭りの日に焼きそばや金魚すくいの店が並ぶような感じといってよいような、そんな印象を受けました。
富岡製糸場が世界文化遺産に登録されてからおよそ1年。
製糸場周辺にできた店舗の多さ、それぞれの店舗による店づくりなどを見るとき、まとまりがないまちなみ、不思議な感じのまちなみになってきたように感じます。
上の画像は、富岡製糸場内のブリューナー館という建物ですが、片倉工業が操業していたときの室名札が下がったままであったり、電気の配線と思われるものが見えているのですが、
このような状態で、これからも見せておくのであれば、
旧片倉工業富岡工場としたほうがよいのではないか
と私は思っています。
富岡製糸場という名称には、多くの方々が明治のにおいを感じると思うのですが、いまのような状態で見せるのであれば、入場された方々は肩透かしにあったように感じるのではないでしょうか。
http://geogunma.blogspot.jp/2015/05/blog-post_30.html |
以前、このブログ記事(↑)で書かせていただきましたが、明治の創業期における旧官営富岡製糸場への復元をするとか、きちんと時代設定の方針を立て、その方針に沿って、製糸場を整備するとともに、製糸場周辺のまちなみも統一して、
また富岡製糸場に行ってみたい。
また富岡に行ってみたい。
と思っていただけるものにしたほうがよいと考えるのですが・・・。
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