ようこそ、下仁田ジオパークへ
2013.11.1(金)早稲田大学の皆さんによる巡検が行われました。
前日の10/31(木)には、秩父の長瀞で三波川結晶片岩を見学されたあと、富岡市にある群馬県立自然史博物館を見学され、下仁田町の常盤館に宿泊されました。
青岩公園で早稲田大学の高木秀雄先生が、青岩のおいたちなどを説明しているところです。
この日の巡検には、ジオパーク推進室と下仁田ジオ応援団の皆さんとともに下仁田自然学校の運営委員が参加させていただきました。
熱心にメモをとったり、撮影する学生の皆さんにまじって、熱心に説明を聞く下仁田ジオ応援団、下仁田自然学校運営委員の皆さん(画像の中央)です。
青岩公園の断層面で、高木先生がクリノメーターの使用方法を指導しているところです。
宮室の地層の逆転層で、地層の見方などを学んでいるようすです。
ところで、巡検ということばは、一般的にはあまりなじみのないことばだと思いますので、ここで巡検の意味を紹介しておきます。
地理学、地質学では実地調査、現地調査を意味する用語。Field Excursionsの訳語である。一般に言うとフィールドワークであるが、実地に現場を見て資料収集をしたり、聞き取りをしたりして客観的な研究の材料を得るという研究手法のことである。研究活動の中では、「○○半島東部巡検」というような表現を使用する。また、地理学、地学分野で市民対象に社会教育という意味で、化石採集、地質・地層の観察会を催したりする場合も「巡検」という言葉を使用する。【ウィキペディアから引用】
大桑原の褶曲を観察しているようすです。
大桑原の褶曲をもとにして、シンフォーム状背斜などの説明を聞いている学生の皆さんです。
クリッペのすべり面を観察している学生の皆さんです。
ここでもメモをとったり、いろいろな角度から撮影したり・・・
熱心に観察が続けられます。
下の画像は、跡倉礫岩を観察しているところです。
後方の山は、根なし山のひとつ、大崩山です。
高木先生が大北野川の河床に下りて、ホルンフェルスの特徴などを説明しているようすです。
大北野川の上流部で、大北野-岩山断層(中央構造線の地形)と礫岩などの特徴を学んでいるようすです。
早稲田大学の巡見の皆さんがかぶっていたヘルメットです。
このヘルメットに中央構造線地形の山の稜線(くぼんでいる山)が映っていたので、写真を撮らせていただいたのですが・・・
高木先生をはじめ学生の皆さんには、私どもの便乗参加(?)を快く受け入れていただいたことを、心から感謝を申し上げます。
お陰様で、多くのことを学ばさせていただきました。
学ばさせていただいたことを活かし、下仁田ジオパークでのガイドとして、よりよい御案内ができるようにがんばりたいと思います。
今後とも御指導いただければ幸いです。
高木先生をはじめ学生の皆さんには、これからもお元気でお過ごしいただき、また巡検にお出かけいただければ幸いです。
ほんとうにありがとうございました。
※ このブログは、今年の4月から始めようと考えていたのですが、それを今年の3月に始めたのは、高木先生が選考委員をされている日本地質学会のフォトコンテストで、私の応募作品が〝ジオパーク賞〟をいただいたからでした。
私にとって、たいへんうれしいできごとでしたので、これを紹介したいと考え、ブログの開始を早めたものです。
高木先生には、心から感謝しております。
たいへんありがとうございました。
【このブログでのジオパーク賞関連の記事】
第4回惑星地球フォトコンテスト入選(ジオパーク賞)
2013.4.4(木)上毛新聞 本日の上毛新聞紙上で紹介していただきました。
第4回惑星地球フォトコンテスト
ジオパーク賞
第4回惑星地球フォトコンテスト ジオパーク賞受賞作品下仁田町自然史館で展示
http://geogunma.blogspot.jp/2013/05/4.html
第4回惑星地球フォトコンテスト 日本地質学会News(Vol.16 №.4)
http://geogunma.blogspot.jp/2013/05/4_19.html
第4回惑星地球フォトコンテスト
広報しもにたに掲載していただきました。
第4回惑星地球フォトコンテスト ジオパーク賞受賞作品下仁田町自然史館で展示
http://geogunma.blogspot.jp/2013/05/4.html
第4回惑星地球フォトコンテスト 日本地質学会News(Vol.16 №.4)
http://geogunma.blogspot.jp/2013/05/4_19.html
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