2018年11月8日木曜日

Q.小栗上野介を知ってる?

気になる「西郷どん」の視聴率

2018.11.8の#上毛つぶやきには、
 Q.小栗上野介を知ってる?
という題でのアンケート結果が紹介されています。
知らないという人が40%で、名前を知っている程度という人が43%という結果です。
この数字について、こんなところかな・・・と納得する方もおられるでしょうし、小栗上野介をこんなにも知らない人が多いとは!!と、驚いた方もいたのではないでしょうか。
 #上毛つぶやきのアンケート結果で思い浮かぶのは、現在NHKで放送中の大河ドラマ「西郷どん」の視聴率が低いということです。
ネット上には、「西郷どん」の視聴率が低迷している理由に関して、いろいろな意見が発表されていますが、幕末ものといえば大河ドラマの定番中の定番であり、同じ幕末ものでも最大のスターともいうべき西郷吉之助を主人公にしたもので、これほど視聴率が低迷するとは、おそらくNHKの制作担当者すら想像していなかった事態ではないかと、そんなふうに私は想像しています。
この資料(↑)は、つぎのHP(↓)にあるものです。
「西郷どん」がスタートして、春ごろまでは14%台、あるいは15%台であった視聴率が、夏以降には12%台から11%台へ、さらには10%台へと視聴率が下降していきます。
10/7の第37回では、とうとう10%を切り、9.9%という数字になってしまいました。
このHP(↑)には、幕末から明治期を描いた「花燃ゆ」の視聴率も紹介されています。
2015年に放送された「花燃ゆ」は、2012年に放送された「平清盛」とともに、12.0%という視聴率で、視聴率の低いほうから数えたほうが早いドラマです。
「西郷どん」の視聴率が好転せず、このまま推移すれば、下の一覧表にあるように、歴代の大河ドラマにおいて、視聴率が低いほうになることでしょう。
小栗上野介ファンのひとりとして、また明治期に移行する前段階としての江戸という時代のすばらしさをつよく感じている者として、いまの大河ドラマは、小栗上野介の紹介もないうえ、江戸という時代を正当に描いていないと感じています。
そんな私としては、『「西郷どん」の視聴率が低いのは、我田引水的な気分をこめて、〝薩長史観〟のドラマの限界かな・・・』と思うところもありますが、ことはそういう単純な史観の相違といったものでないようにも思っています。
つぎの一覧表は、大河ドラマの歴代視聴率として、「ドラマ投票所」というHP(このページの最後)にアップされているものから視聴率上位と下位の10位を抜き出したものです。
これを見ていただいておわかりになるとおり、視聴率下位の10位が放送されたのは、1968年の「竜馬がゆく」と1994年の「花の乱」以外は、2010年代に放送されたものです。
視聴率上位の10位以内に、2000年代に放送されたものはありません。
私の想像(推論)ですが、2010年代にはいって、視聴者が求めるテレビ番組、視聴者が見たいドラマが変化してきたからであり、視聴率が低いドラマはシナリオがよくないからだとか、出演者がどうだとかこうだとかいう以前に、そもそも視聴者が見たいドラマというニーズに合わなくなってきたから・・・、というのが「西郷どん」の視聴率低迷になっているのではないだろうか、とそんなふうに私は考えています。
小栗上野介に対する認知度や現在の大河ドラマの視聴率を考えるとき、
  小栗上野介を大河ドラマに!!
というグループをフェイスブックにつくった私としては、もっともっとPRしていかないと!!!、といった気持ちになった#上毛つぶやきでした。

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