平成28年度ガイド養成講座開催のお知らせ
まずは、つぎのお知らせをお読みください。
私が疑問に感じた部分について、?①~?⑤を付しておきましたが、その疑問点をこれから述べたいと思います。
疑問点①
①-1 ジオパーク下仁田協議会長から応援団各位(あて名とするときは応援団員とすべきかと思うのですが)へのお知らせとなっていますが、こういった文書の場合、応援団長に通知(依頼)して、団員各位に周知して、参加を呼びかけてほしいという依頼を行い、団員へは応援団長が通知するというのがセオリーではないかと私は考えます。
①-2 疑問点⑤のところでも述べますが、そもそもガイド養成講座の実施について、その内容などに関して、協議会で十二分に審議、検討したのでしょうか。
疑問点③
③-1 ガイド養成講座といっているのですが、関東大会でのツアー案内のガイド養成、そのための講座となっていて、将来的なガイドの活躍できる場づくり等に関しての内容がわからないことです。
③-2 こんな一夜漬けのような講座によって、総合的な案内ができる知識と技量が身につくものでしょうか。
ジオツアーのガイドといっても下仁田町のジオサイトのみならず、下仁田町の歴史や文化などについて、豊かな知識とたくみな話術によって、下仁田町を訪れた方々を魅了する能力を身につけなくては、下仁田町全体の魅力をアピールできないのではないでしょうか。
③-3 2012年には「下仁田ジオ・歴史遺産応援団ガイド養成学習会」が、2013年には「世界遺産候補史跡荒船風穴・下仁田ジオ応援団解説員学習会」が実施されましたが、これらの学習会の修了者へのフォローがないうえ、これ以後には、まったくガイド養成のための講座が開催されていません。
こういった経過を考えるとき、下仁田町においては、将来のジオパーク活動に向けて、ガイドの養成などを継続的に行ってきたとは考えられず、今回の場合も
関東大会のとき、間に合えばよい、
関東大会のとき、かたちができればよい、
としか思えない講座といえるのではないでしょうか。
疑問点②
疑問点③で述べたことをもとにすれば、この標題は、
関東大会でのボランティアスタッフの募集について
としたうえで、そのための研修プログラムや条件(交通費や制服の支給など)を記以下に記載すべきではないでしょうか。
つまり、疑問点④の部分については、
「ご活躍いただきたく」ではなく「御協力いただきたく」とするなど、文章全体を関東大会でのお手伝い募集としたほうがすっきりするように感じます。
疑問点⑤
こういった講座のお知らせの場合、基準を添付することは、もはや常識だと私は思うのですが、それが添付されていないことは、疑問点①の①-2で述べたとおり、しっかりした内容の講座になっていないからであろうと私は感じてしまいます。
昨年の秋以後、ジオパーク下仁田の活動から遠ざかっています
(↓のブログなどで、昨秋の経緯を紹介させていただいています。)
が、先日、ある方から
来年度は、ガイド養成講座を開催するとのこと、参加しないか
と誘っていただいたとき、
条件付き再認定になったことをきちんと町がふまえたうえで、
これではいけない、がんばらなくては!
と町当局が発奮したのかと、
そのときはとてもうれしい気持ちになったのですが、郵送されてきたお知らせを読んで、私は
がっかり
してしまいました。
2015年度再認定審査-日本ジオパーク
ふくい勝山、磐梯山、下仁田、茨城県北、秩父、男鹿半島・大潟
|
イエローカード(条件付き再認定)-ジオパーク下仁田
「イエローカード(条件付き再認定)が出されたら、やめちゃえばよい」
http://geogunma.blogspot.jp/2015/12/blog-post_15.html |
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」
という名言(平戸藩主であった松浦静山のことばとか)がありますが、
条件付き再認定になったのには、それだけの理由があるということなのでしょうか。
とても残念なことですが・・・
参考資料
① ガイド養成
② 伊豆半島
③ 白滝
下仁田の場合、条件付き再認定になった課題を解決して、再々認定をクリアーするためだけでなく、もっともっと先の将来をも見据え、観光と緊密な連携をとり、きちんとしたガイド養成のプログラムをつくり、計画的にガイド養成していくことをはじめとして、情報の発信、その拡充と研究活動の活発化など、取り組むべき課題が山積していると思うのです。
全国のジオパークでの取り組み(参考資料①~③は、その一例)を参考にして、早急に課題を克服しなければ、再々認定すら間に合わないことになってしまうでしょう。
平成28年度ガイド養成講座開催のお知らせに関しては、先述したこと以外にも述べたいことがいっぱいあるのですが、きょうはここまでにしておきます。
いずれにしても多くの方々が、下仁田のジオパーク活動を応援したくなるような、そんな気持ちをさらに盛り上げる運営を町当局にお願いしたいものだと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿