2018年1月31日水曜日

麦豚のポークシチューのせハンバーグ:G.G.C前橋店

T-1グランプリ エントリーメニュー

早いもので、T-1グランプリは第9回を迎えるとか。
G.G.C前橋店からエントリーした麦豚のポークシチューのせハンバーグです。
これを反対側から見たのが、つぎの画像になります。
とてもおいしい麦豚のポークシチューのせハンバーグです。
以前、つぎのブログ(↓)

「県都前橋 生糸(いと)の市(まち)」 富岡よりも前に製糸所が前橋にあった!!

で紹介しましたが、前橋の通りには「旨し!前橋」ののぼりがたくさん掲げてあります。
前橋は豚肉の消費量が多いことで有名ですが、それは前橋の豚肉がおいしいからということでしょう。
そんな前橋をもっと盛り上げようと始められたのが、T-1グランプリになります。
 第9回のグランプリに輝くのは、どの店がエントリーしたメニューでしょうか。
結果がとても楽しみです。
G.G.C前橋店
 麦豚のポークシチューのせハンバーグ
がんばれ!!!

2018年1月30日火曜日

「サクラサク」:ミリオン洋菓子店倉賀野店には

ひと足早く春がやってきています

寒い日が続いていますが、ミリオン洋菓子店倉賀野店には、ひと足早く春が訪れています。
ミリオン洋菓子店の春のケーキ「サクラサク」です。
「サクラサク」という電文に喜んだ思い出がある方もいると思います。
まさに「サクラサク」は、たんに季節の移り変わりだけでなく、人生の春の訪れを告げる魔法のようなことばといえるかもしれません。
いま、受験でがんばっている皆さんには、とくに食べていただきたいケーキです。
ミリオン洋菓子店の「サクラサク」には、受験勉強で疲れた脳をリフレッシュさせる効果があるかもしれません。

無事に「サクラサク」となったときには、洋菓子と鉱物の研究に取り組むのもよいかと・・・

ミリオン洋菓子店倉賀野店 とてもおいしい洋菓子がいっぱい!!

鉱物とマジックの洋菓子店 ミリオン洋菓子店倉賀野店 

まるごと洋なし ショコラティー ミリオン洋菓子店倉賀野店

おいしさいっぱい、楽しさいっぱい
ミリオン洋菓子店倉賀野店

2018年1月29日月曜日

「浅間の恵み 高原野菜 ジオパーク」

「かるたでよむ 私のふるさと」

私が「かるたでよむ 私のふるさと」に応募した
 「浅間の恵み 高原野菜 ジオパーク」
が、代表句のひとつに選ばれ、2018.1.28(日)に開催された
 上毛かるた70周年記念シンポジウム
において、ほかの方の作品とともに紹介していただきました。
この読み句に込めた私の思いについては、つぎのブログ(↓)
力あわせる二百万 上毛かるた
でも簡単に紹介しましたが、浅間山北麓ジオパークの皆さんのがんばりに感動したこと、これが
 「浅間の恵み 高原野菜 ジオパーク」
になったものです。
これまでに私が紹介した浅間ジオ関連のブログ、そのいくつかを紹介します。

「浅間山噴火の痕跡を見る」:浅間山火山現地見学会


上州三原駅と線路跡をたどり歩く


草軽電鉄線路跡ツアー 【2017.6.11(日)】  嬬恋駅と芦生田線路跡  常林寺までたどり歩く②


美しい浅間山ろくの景観 群馬県嬬恋村鎌原(かんばら)


ジオサイトで座禅体験 浅間山北麓ジオパーク

この読み句には、
がんばっているジオパークを応援したい、
浅間山北麓ジオパークで、がんばっている皆さんを応援したい、
という思いを込めています。 

かつてジオパークは、スタジオパークだった?! ジオパークの〝今昔物語〟

で紹介しましたが、私がジオパークに関心を持ったころは、こんな状態(↑)でした。
いまは、多くの方々に理解され、ジオパークの認知度が高まってきましたが、
 これからますます日本のジオパーク活動が発展していくことによって、地学分野の研究の進展はもちろんのこと、それぞれのジオパークにおいて、ふるさとの歴史や文化を大切にする機運が高まり、人々が心豊かであるとともに経済的にも豊かなふるさとづくりができるはずだ、
と、私はジオパーク活動に大きな期待を寄せています。
その思いからジオパークに対して、これまでも私の考えをブログなどで紹介してきましたが、今後もジオパークの活動がますます発展していくことを願って、私の考えを発信していきたいと思っています。

浅間山北麓ジオパークのジオツアーに参加してみませんか。
浅間山北麓ジオパークでは、すばらしい人々、美しい風景、楽しいもの、おいしいものに出会うことができます。

シンポジウムのようすが大きく掲載されています。
いただいた賞品(↑・↓)です。
早速、居間の壁に飾らせていただきました。
それともうひとつ、きのうのシンポジウムではうれしかったことがありました。
それは、分福酒造の「舞風 純米吟醸 分福」を抽選でいただけたことです。
早速、昨夜は「分福」をおいしくいただきました。
きのうは、とてもうれしい、そして改めて上毛かるたの偉大さを認識した一日になりました。

記念シンポジウムのようすは、こちらをご覧ください。
上毛かるた70周年記念シンポジウム


2018年1月27日土曜日

より客観的な評価へ

より公平・公正なルールを

まだなのかな?早く知りたい! 日本ジオパーク委員会の審議内容-議事録-

で、

第31回日本ジオパーク委員会議事録(案)では、再認定などの審議のほか、
 議題3 委員会構成の見直し
 議題4 自己評価表の試行について
も話し合われていて、その内容にはとても興味深いものがあります。
たとえば、議題3のところには、
 「日本が他の国と異なるのはユネスコ世界ジオパークと同じようにしているところ」
 「日本ジオパーク委員会のメンバーで、これから再認定を続けていくのは、皆さん、他に主な仕事をお持ちなので辛いと正直思う。(略)もっと時間をかけられる人が集まって別の組織で報告書を作るのがよいかと思う」
といった意見があります。
これを読みますと、日本ジオパーク委員会の運営に関する課題があることがうかがえます。
また、議題4のところには、
 「自己評価書を文章として公表する。委員会の審査結果も公表する。その両方をみてジオパークのことを一般の人が理解する。自己評価書を文章にして報告書として作成してもらうシステムを導入したらよいのではないかと提案した」
という意見があります。
これは、日本ジオパークの再認定審査について、審査基準の透明性、審査の公平性などを考えるとき、とてもよいことであると思われます。

と書きましたが、このなかの

「自己評価書を文章として公表する。委員会の審査結果も公表する。その両方をみてジオパークのことを一般の人が理解する。自己評価書を文章にして報告書として作成してもらうシステムを導入したらよいのではないかと提案した」

についてですが、これを点数で評価する方式にして、より客観的な評価方法にすれば、審査する側も審査される側も納得の結果を得ることができるのではないかと思うのですが、いかがなものでしょうか。
たとえば、第31回日本ジオパーク委員会議事録(案)には、山陰海岸の審議内容が掲載されていますが、私の理解力が乏しいからだとは思いますが、これのどこが大きな問題であり、それが条件付きになることといえるのか、どの部分がよい評価を得ているのか・・・といった全体像が見えていないように感じるのです。

山陰海岸の審議内容について、つぎに引用しました。


【山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク】

委員: 結論から言うと、前回の改善指摘事項については概ね改善が認められた。
一方、1年後に行われた世界の再審査での指摘事項についてはあまりきちんと対応されていない。ガイドについてあまりうまくいっていないことと、外国人受け入れ体制についてはほとんどすすんでいない。英会話を始めたといった程度。インフラ整備についても指摘があったが、進んでいないという状況。前回、西側の鳥取県側を拡大し、不備の指摘があったが、それについてはあらたなサイトが加わりガイドのツアーが行われるなど、特に弥生時代の遺跡が見つかったということでそれがうまく活用されるようになってきている。京丹後のほうでは、カヌーや海上タクシーを使ったツアーが整備されている。いろいろな拠点施設があるが、まだうまく機能していない印象を持った。特に情報拠点を作ると明言しているにもかかわらず完成していない。学校教育については方向性がよくわからないのだが、京丹後の峰山高校では神戸の高校生と交流しながら良い防災教育を行っている。大きな変化としては、兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科が新しく設置され、地域研究をバックアップしている。一番問題なのは管理運営体制で、3府県の33町にまたがっており、兵庫県が場所と人材を提供して事務局を構え、3市から事務局員が派遣されている。この体勢にここ10年間大きな変化がないために全体の連携を欠いている。それぞれの任期が23年で、引き継ぎがうまくされていない印象を受けた。学識専門員をこの4月から新たに1名雇用した。視察中よく耳にしたが、関係者は協議会事務局を「行政」と呼んでいることに象徴されるように、事務局は業務的なことだけこなしているという印象をうけた。結論としてはユネスコ世界ジオパークとしてはかなり問題を含むので2年間の条件付としたいというのが我々審査員の意見。持続的なツアーについては、ガイド部会が立ち上がって、いままでばらばらであったものを連携させるという取り組みがされている。国際対応についてはそれなりにこなしてきているように思う。審査の前後に寄せられた、ジオパークの学識経験者からのコメントによると、「活動がマンネリ化して停滞している。非常に良い活動もあるが取りまとめる人がいないので事務局体制を何とかしてほしい。審査委員が審査で講評したことをあまり真摯に受け止めず議論されていないのは問題。」とのこと。いろいろな要素としては積極的なものもある。一部、旅館やガイドクラブでの連携がみられるが、全体としては連携を欠いていることが大きな問題。このことは協議会の会長は十分理解している。構造的な問題であり仕方ないような言い方をされるのだが、世界ジオパークとして統一感を欠いていることは明らかなのでこの問題についてはきちんと対処すべき。地域の住民との対話もやっていただきたい。よって条件付で結論を出したい。
委員: 現地審査でも伝えてきたのだが、学識経験者からのコメントのとおり、問題点がなかなか現場に伝わっていないこともあり、確実に動くようにするためには条件付きが妥当だと考える。その他の活動に関しては、新しい活動や文化サイトの取り上げ方で他の地域のモデルケースとなりうる点もあった。
委員: 糸魚川の結論を出すときに、事務局が行政的であると報告したと思うが、その際
は、糸魚川の計画としてきちんとアクションプランを示し、やる気が見えたので再認定とした。今回は協議会長自体も問題を認識しているということだが、改善に向けての内部の動きについて、どの部分が動いていないと感じたか。
委員: 認識はしているのだが、どうしたらいいのか、という具体的な提案がない。会長は、マネージャーがいないからだと指摘している。
委員: 豊岡市は人材育成をずいぶん行っている印象が強い。その手法がジオパークのなかに入っていけば期待できると思ったのだがそうはなっていない。県が事務局を2年で交代してしまうということは変えられないのか。
委員: 事務局長は、34年勤めてもよい、とは言っているが。連携をとるために、333町が話し合うということがない。定例会はあるが、問題意識すら共有されていないのではないか。
委員長: 知事の足並みを揃えないと意味がないということを指摘したのが効きすぎたのか、行政主導が進み、人事が2年毎に代わるということが問題になったのだろう。それ以外の人達がいかに支えているのかのほうが問題かもしれない。行政以外のことで何かあるか?
委員: 山陰海岸の場合、その世界的価値という必要性がでてくる。次の世界審査の時には当然そのことが聞かれると思う。そこで誰がきちんと説明できるかが重要。大地の成り立ちのもとで自分達の生活や歴史、文化があるのだという立場に立った説明ができるような地域理解度はどうか。
委員: 優れたガイドがいておもしろく語るのだが、今、来訪者が山陰海岸のどこを見ているのか、そのサイトがどういう位置付けなのか、日本列島のなかでどのようなことがここでは分かるか、ということが語れていない。訪問者が山陰海岸を理解せずに帰ってしまう。報告書には「迷子になってしまう」、という書き方をしているが、全体を俯瞰できるガイドがまだまだ育っていないという印象を受けた。
委員長: 最初のころは私もよく関わっていた。日本海側から海岸を見るということを強調していたのだが、そのガイドもなくなってしまった。世界で一番できたての若い海が目の前にあるのだから海をアピールしないと意味がないと言ったのだが最近はあまり聞かない。また、但馬地震、丹後地震、鳥取地震の断層運動した時からの今回の活動期にかけていろいろ地震が起きたところ。
委員: 1種ガイド2種ガイドというものを作り、広域のガイドの仕組みを意識して作るなど、良い見本として見ていたのだが。2種ガイドは、日本列島、地球を語れるというのがコンセプトの一つに入っていたはずだが、実際はなぜそうなっていないのか。
委員: ガイド部会にしても立ち上がったばかり。指摘されたから1種、2種を導入した。クオリティーまでは十分チェックできなかった。いずれにしても連携の芽が出始めているということは明らかでその芽を摘まないように指導することが重要だ。
委員: まず地元のことを語れるという方が出てきたという段階。
委員長: 3府県33町の連携が行政レベルでもあまりできていないようだし、ガイドも専門家も連携がこれからなので、2年後の連携をまず見てみようということでよいか。事務局長が頻繁に変わる点も指摘しており、(長く)できる人もいるので、その点をどう変えるかを確認したいので条件付きとし、2年後にもう一度確認したいという趣旨を伝えるということでよいか。
委員: 来年UGGの再審査がある際、委員会のカバーレターをつける。その際、どう改善されたかということについて何を根拠にして書いたらよいか。
委員長: 2年後に向けてのアクションプランをすぐに出してください、ということではないか。当面の答えが必要。
委員: すべてのアクションプランでなく、どの部分についての回答があればよいのか。
委員: 山陰海岸でのアジア太平洋ジオパークネットワーク(APGN)シンポジウムに参加した外国の人たちには、このジオパークが連携していないことがよくわかってしまった。このまま審査を受けるとイエローになるのは明らか。連携がとれるように前向きにどれだけ検討しはじめているかという姿勢が見られれば少しはよいかと思う。そこがポイントだと思う。
委員長: わかりました。今の言葉をそのままコメントに引用しましょう。以上でよろしいか。
一同: 同意

こういった審議のもとにするものとして、それぞれの審査項目、配点、点数などを決めておいて、それに基づいた審査をまず行い、そのうえで特段に加味すべき要素があれば、それらを委員会で審議するとか・・・

まずは、客観的な審査基準づくり、それが公平・公正であること、それが認定の価値を高め、日本ジオパークの存在意義を高めていくことになると私は思うのです。
上の画像(↑)は、
フィギュアスケート研究所
から引用させていただいたのですが、まもなく2018平昌オリンピックが開幕します。
日本の選手の活躍に大いに期待しているところですが、オリンピックなどのスポーツにおいて、なによりも大切なことは、競技上のルールはもちろん、採点などのルールがしっかりしていることです。
いいかげんな採点であったり、特定の選手をえこひいきする採点であれば、そのスポーツの楽しさはなくなってしまいます。
それは、スポーツ以外でも同じことだと思います。
ひとつの例として、フィギュアスケート競技の採点方法を紹介しましたが、こういった採点方法なども参考にして、客観的な視点での評価を確立することが大きな信頼を築き上げるもとになることだと、そんなふうに私には思えるのですが、いかがでしょうか。

2018年1月26日金曜日

まだなのかな?早く知りたい!

日本ジオパーク委員会の審議内容-議事録-

昨年末に再認定審査の結果が発表(↓)

-速報-ジオパーク下仁田 再 認 定!! おめでとう!!

されましたが、その審議内容-議事録-について、まだ日本ジオパーク委員会のHPでは公表していません。

もっとお金かけろってことなのか?【補足】 日本ジオパーク  いちばん大事なことは・・・?

で、茨城県知事の会見に関する記事を紹介しましたが、この記事のなかで、昨年末の再認定審査結果について、

 審査結果の詳細は1月下旬ごろ正式に報告される。それを踏まえて今後の対応を関係者と協議していきたい。

と茨城県知事が述べていましたので、『もうぼつぼつかな・・・』と思って、日本ジオパーク委員会のHPを見たところ、2017.9.27に開催された
 第31回日本ジオパーク委員会の議事録(案)
がアップされていました。

速報!再認定・新規認定審査結果 日本ジオパーク

で紹介したとおり、2017.9.27の第31回日本ジオパーク委員会において、山陰海岸と阿蘇が条件付き再認定に、十勝岳が認定見送り、国引きが認定保留になりました。
第31回日本ジオパーク委員会議事録(案)では、再認定などの審議のほか、
 議題3 委員会構成の見直し
 議題4 自己評価表の試行について
も話し合われていて、その内容にはとても興味深いものがあります。
たとえば、議題3のところには、
 「日本が他の国と異なるのはユネスコ世界ジオパークと同じようにしているところ」
 「日本ジオパーク委員会のメンバーで、これから再認定を続けていくのは、皆さん、他に主な仕事をお持ちなので辛いと正直思う。(略)もっと時間をかけられる人が集まって別の組織で報告書を作るのがよいかと思う」
といった意見があります。
これを読みますと、日本ジオパーク委員会の運営に関する課題があることがうかがえます。
また、議題4のところには、
 「自己評価書を文章として公表する。委員会の審査結果も公表する。その両方をみてジオパークのことを一般の人が理解する。自己評価書を文章にして報告書として作成してもらうシステムを導入したらよいのではないかと提案した」
という意見があります。
これは、日本ジオパークの再認定審査について、審査基準の透明性、審査の公平性などを考えるとき、とてもよいことであると思われます。

<下仁田>
委員:教育委員会の責任者が誰も応対しないという状況。3 人高崎に前泊して上信鉄道で 1 時間ほどで現地に入った。看板などはあるのだが、ジオパークに来たと感じさせるものがあまりなかった。率直に言って、根本的には体制の問題が大きいと思う。
ジオパークになった当初は教育委員会の中に推進室がおかれていたのだが、いつからか下仁田町の観光振興係にうつした。富岡製糸場と絹産業遺産群の荒船風穴が世界遺産となり、その文化遺産については教育委員会が担当、ジオパークは観光振興課が担当するという仕分けができたと想像する。そのふたつの連携がうまくいっていない。看板がわかりやすくなったところもあるが、まだまだ問題あり。
ねぎとこんにゃくが重要な特産だが科学的な意味を研究することがまだされていない。それぞれいいところと改善すべき点が多々ある。教育委員会で雇用された人が荒船風穴の説明をするが、そこでなぜ荒船風穴ができたことの説明がなかった。細かくてできないとのことだった。ガイドの人も一緒になっていないという状況。
住民参加については下仁田応援団という体制ができて、やる気のある方が参加されているのは進歩だと思った。しかしツーリズムを基本にやっていこうということがでているのだが、まだまだ全体として足りない。7-8 年前に 1 万人いた人口が今、8 千人程度になっている。
これからどんどん人口が減っている中でジオパークを基本にすえて下仁田を活性化させるにはまだまだ問題がある。ジオパークを中心にして地域振興をすすめてもらいたいと思うので体制を今一度見直してもらいたい。
 それを再認定の条件にしないと自慢できるジオパークにはならないだろう。
委員:公開版のジオサイトと保全のところ。ジオサイトの科学的な説明が不十分なところがある。この地域でもともと活動している下仁田自然学校という地質学者の研究成果に基づいているところ、4 年間の中で大きな進歩があったとは言い難い。看板は毎年予算をつけてわかりやすく変えられているが、日本列島の地質構造を地質の切り口で説明するところが、根本的にわかりにくい。
地形地質を別の視点で説明することができていない。その後の調査もあまり積極的にされていない。地形学的に説明しようとすればできるところがされていない。ねぎ、こんにゃくも。違う視点で説明しようとせずわからないところをそのままにしている。
地学的な風穴としての価値でなく、世界文化遺産に認定された風穴はどういうものかという説明だけ。その地質構造とかも加えれば立体的な説明になる。世界遺産になった荒船風穴が下仁田の中にあるということで全面的に出してはいるが、ジオパークのなかの位置づけは不十分。教育委員会が管轄することになったのでジオパークの事務局としては把握していない。
もともと地元で地質の調査をしていたグループによる教育活動は評価されていたが、その授業を実際に拝見した。中学生に非常に高度な地質年代の話などをしており、どのような教育をすればいいかということが共有されておらず下仁田教育学校にまる投げしている。地質学の高度な論文を書く人が教育の場でジオパークとして何を教えればいいかということを共有していない。
管理組織運営体制についてはさきほどおっしゃったとおり。
ガイドの講習を受けた人達が応援団を作り勝手にやっている。自分たちが中心にやるというより応援する。観光協会が窓口になってガイドを紹介するという連携はとれているが、下仁田ジオパークのなかの位置づけは不明瞭。
推進協議会では、来年何をするか意見を上げられるしくみがない。
町の予算の中で一セクションが事業計画をつくっているが、どういうジオパークにするかの議論がない。
応援団やジオパーク以前からあった下仁田自然学校は、それぞれの団体が連携はあるものの各自、自由にやっている。あまりシステマティックでない。学校教育の場では内容が難しすぎたり、簡単だったり。責任の所在、計画がない。議会に対しては決算報告はしているが地域住民に情報が共有されているわけではない。四番目の地域持続可能な開発のところでは地域振興を中心にしたい。
人口が減りつつある中、鉄道も世界遺産もあるので人は来られるが、具体的に観光によって地域をおこしていくのだとかジオパークを利用してどうすべきかというのはあまり明瞭でない。
意思決定機関がはっきりしないところ、地域の住民の声をすいあげるしくみができていないところなどいくつかの制度上の不備があるために、新しいやり方や、いままでのやり方がいいのかという議論ができていない。
ガイドが応援団を自主的に組織し、実際に現地を案内してくれたが、内容的に問題があった。
下仁田自然学校のガイドからは別の機会に聞いたのだが、一般向けでなく専門家向け。
ガイド講習をうけ、次年から応援団として活動されている方たちは不正確なところがあり、全体をうまく伝える人がまだいない。
養成講座はしているが、計画的にはない。
商品開発もしており、座布団を地層にみたてて売っているなどもしているが。どういうことをしていけばいいのかがわかっていないような気がする。
前回最初に認定されたときの宿題で対応できているのは一部分だけ。
結論は 3 人の中でも少しもめた。
条件付きの再認定を出して危機感を持ってもらうか。
委員長:明確な結論がないままだが。
委員:前回は私と小泉さんとで行った。「ねぎとこんにゃく」について、ジオとの関係について科学的な裏付けが欲しいという指摘に基づいて、研究をすすめようとしたが、地元の人に反対された と聞いている。
ジオパークに取り組む覚悟はできているのかどうか疑問だ。
委員:協議会長は町長。何をしたいのかわからない。普段から考えていることとジオパークがうまくつながっていない。われわれにメッセージまで伝えられない。
委員長:ねぎとこんにゃくの科学者はいるのか。
委員:科学者はいない。地域内比較すると土が違うのはわかっているが、どこがよいとか公表したくない。やり方はいろいろありそうだが。
委員長:それぞれの地域のお国自慢はでてこないのか。順位でなく、種類の違いという意
 識は。 委員:お国自慢はでてこない。下仁田ねぎブランドの差をつけたくない。
委員:テーマを変えたいきさつについて説明はあったか?
委員:テーマはあまり議論がなかった。いただいた資料には混在して、「ねぎとこんにゃくジオパー ク」と載っているものもあるし「大地の足音が聞こえる」というテーマのものもある。
委員:新テーマにしたということをホームページにも記載している。
「日本列島の誕生をひもとく根無し山」というテーマが本当に下仁田のテーマなのか疑問に思う。一般の人にはよくわからない「クリッぺ」という言葉だけを前面に出すのはいかがなものかと指摘したことがあるが、その点の考えについては何か言っていたか。
委員:特になかった。看板の中ではクリッぺの説明はされている。クリッぺのようなおもしろい構造地質的なものをあまり説明しないでジオパークをみせましょうというわけではない。  
それぞれのジオサイトで見せるものは基本的に変わっていない。テーマという看板の付け替えで、根本的に再構築されていない。
顧問:このジオパークはクリッぺ抜きには成立しない。これが一番の目玉。しかし、これだけではおもしろくない。不通(とおらず)渓谷などおもしろい地形をもっと出したらどうかと指摘したことがある。忘れてしまったのかでてこない。ねぎとこんにゃくは場所によって違うのではなく、上と下の段丘面で湿り気などが違う。場所の違いというより上と下の違いを調べてくれといったのだが。最下位の段丘面にかなり水っぽいところがあり、これを使って粘土をとって焼き物を作っている。
課題がちっとも取り組まれていない。
専門員は古生物が専門なので地形のことはよくわかっていない。
委員長:条件付がよいという理由を具体的に。
委員:ひとつには組織の問題。自発的にできた応援団、観光協会、自然学校それぞれの意思判断でやっていていいという認識。
議論や計画がない。先にできた下仁田自然学校が決めたことに他は意見しにくい。
それぞれでなく、ジオパークとしてやるということをみんながわかっていない。
自然学校ではいろいろ地質を調べたりしていていいのだが、推進室が把握していない。
目指すところが見えていないで、やる気がある人だけがやっている、というのを変える必要がある。
委員長:2年後にそこがだめなら、だめということか。
委員:自然学校にしろ一応機能している。修学旅行生に説明もしている。
顧問:本宿カルデラの説明はないのか。最初に見つかったカルデラ。
委員:取り上げられている。古い時代の火山の堆積物がうまく浸食されて特徴的な岩峰のようになっているのでそれらと合わせてうまく説明すればいいのだが。ジオサイトを認識はしているが、うまく伝わるしくみがない。
ガイドもほとんどアマチュアなので納得させられる説明にはなっていない。
委員:今の協議会が形になっていないのではないか。どう作り直すかが見えていないのなら 2 年で実行し、次の 4 年くらいみていくのがいいのかもしれない。
委員長:組織に関して具体的にこちらから提示して、地球科学的に見るべきものを列挙して、言われたことを見せるという条件をつけて2 年後に再審査するということか。条件を盛りこんだほうがよい。
委員:協議会そのものをまず変えたらよいというようなことを盛り込んだほうがいいので
 は。 
委員:体制が重要で、中身もかなり詳細に言わないと改善できないと考える。
宿題としても明確なロードマップを見せてもらえないと難しい。
委員長:2 年後までに委員の先生と連絡をとりながら実行するということを条件に入れるということだろう。
委員:他のジオパークの協議会がどのようにしているかを見るべきだと思う。
委員:もっとネットワーク活動に参加してほしい。
ジオパークがどうあるものかをわかっていない。
委員長:他のジオパークを見に行くことが非常に役に立つということを上司に認識させるという条件をつければよい。

以上のことを 2 年後の再審査を受けるまでに連絡をとりながらすすめることを条件にして保留にする。そこでだめなら取り消しになることを申し上げておく。

たとえば、上に引用したのは、第25回日本ジオパーク委員会(2015.12.14)での議事録ですが、条件付き再認定になったジオパークの場合、自らが評価した自己評価書を作成し、それを公表することによって、多くの人々に解決してきた指摘事項のことも理解していただけるでしょうし、未解決の指摘事項があれば、それを公表することによって、必要な応援を得ることも可能になるという効果が期待できるのではないでしょうか。

いまの時代、積極的に情報を公開するとともに、現状や課題、がんばっている姿をこまめに発信することが必要かもしれません。
第31回日本ジオパーク委員会議事録(案)には、ほかにも気になるところがあるのですが、それはのちほど・・・ということにさせていただきます。
2017.12.22に開催した第32回日本ジオパーク委員会において、どのような審議が行われたのか、その内容を早く知りたいものです。


※1 自己評価表と自己評価書については、発表された議事録(案)のとおりに引用しました。
※2 第25回日本ジオパーク委員会の議事録からの引用に関しては、読みやすいようにと考えて、本多が改行などを行いました。
※3 日本ジオパーク委員会のHPにアクセスしていただいて、そこで実際に議事録を見てください。

2018年1月25日木曜日

「県都前橋 生糸(いと)の市(まち)」

富岡よりも前に製糸所が前橋にあった!!

「県都前橋 生糸(いと)の市(まち)」とは、いったいどういう意味?と県外の方は思われるかもしれませんが、群馬県民であれば誰もが知っている上毛かるたの読み札のひとつです。
上の「日本で最初の機械製糸場跡」は、前橋市蚕糸記念会館に展示されているものです。
前橋市のHPにあるキッズページ(↓)に、とてもわかりやすい解説があります。

県都前橋生糸の市(けんとまえばしいとのまち)

また、前橋の生糸関連の施設等については、こちら(↓)がたいへん参考になるかと思います。

日本すきま漫遊記 県都前橋生糸の市

幕末から明治にかけて、前橋は海外にもよく知られた生糸の生産地でした。
いまでも繁栄していた時代のおもかげを見ることができる前橋です。
前橋駅前通りです。
前橋にある職場に通勤していたときは、この道もよく通ったものでした。
第96回全国高校サッカー選手権大会で優勝した前橋育英高等学校の「祝 優勝  おめでとう」の懸垂幕が駅前通りなどにたくさん掲げてあります。
そして、「旨し!前橋」も。
夜のJR前橋駅前です。
そして、夜といえば・・・
酒処ひろ子

「県都前橋 生糸(いと)の市(まち)」は、夜もすてきです。

2018年1月23日火曜日

大雪になりました

2018.1.22

2014年2月以来の大雪とかで、昨日の午後から雪が降り始め、およそ20センチほど雪が積もりました。
2018.1.22 19:25
昨夜の拙宅前です。
夕方から雪が積もり始めたのですが、あれよあれよという間にたくさん積もってきました。
2018.1.22 20:31
雪が降る中をぐんまちゃん電車が通過していくところです。
私の撮影では、このときのようす、雰囲気をうまく皆さんに伝えられないのですが、とても幻想的といいますか、美しい光をひきながら通過するぐんまちゃん電車は、まるで絵本の世界から出てきたような、そんなやさしさにあふれていました。
2018.1.23 7:00
そして、一夜明けた今朝の拙宅前です。
夢のような雪が降る世界から雪かきという現実の世界が待っていました。
朝早くに雪かきをすませ、雪景色のなかの電車の撮影をしました。
2018.1.23 8:45
真っ白な雪と青い空、そしてぐんまちゃん電車です。
2018.1.23 9:12
こちらは、群馬サファリのラッピング電車です。

まだまだ道路には雪が残っていますし、融けた雪がこれから凍ることもあります。
今夜、明朝にお出かけされる方は、スリップ事故などに気をつけてお出かけください。

2018年1月19日金曜日

虹色の恐竜

Caihong juji


虹色の恐竜が発見されたとのニュースで、すでにフェイスブックでオープンサイエンスの投稿をシェアさせていただいています。
化石好きで恐竜も好きな私としては、とても興味深い発見のニュースです。
以前、つぎのブログ(↓)

ふさふさしていたのだろうか・・・:T.REX

で紹介したのですが、T.REXに毛が生えていたということは、私が恐竜に興味をもったころには、まったく考えられないことでした。
下の画像は、


で紹介しているものですが、1970~1980年代には、ティラノサウルスはゴジラ型で復元されていたものでした。
NHKスペシャル 完全解剖ティラノサウルス 最強恐竜 進化の謎(NHK出版)
ここ最近における新発見によって、これまでの学説が訂正され、恐竜について様々なことがわかってきたことは、化石好きで恐竜も好きな私としては、とてもうれしいことです。

Caihong jujiとは、中国語で「大きなとさかのある虹」という意味とのことです。


2018年も世界の各地で恐竜の化石が発見され、そのなかには従来の学説を訂正させたり、新しい学説をもつくる、そんな新発見があることでしょう。
『今年も、大発見、新発見のニュースがあるだろうな・・・』と、楽しみな1年になりそうです。

2018年1月17日水曜日

山賊赤城牛カレー:田園プラザかわば

スズランデパート前橋店へ

田園プラザかわばで大人気のミート工房かわばが昨年末、スズランデパート前橋店に出店したと聞き、山賊赤城牛カレーを食べてきました。
田園プラザかわばといえば、関東好きな道の駅で№1の道の駅です。
赤城牛の肉がごろごろ入っています。
風味豊かなカレールーと肉と野菜のうまみが調和していて、たいへんおいしいカレーです。

 【田園プラザかわば・川場村に関する私のブログ(その一部)】


ひとり暮らしの高齢者-群馬県利根郡川場村の場合  4.0%(ひとり暮らしの割合)

川場田園プラザ-川場村の元気、その象徴  やはりたいしたものです!


道の駅 川場田園プラザ-表彰&9位 とてもすばらしいことです!!


こちら(↑)がメニューの紹介ですが、出されてきた山賊赤城牛カレーには、サラダがついていて、ちょっとうれしい〝おまけ付き〟といった感じです。
カレー好きには、たまらないおいしさの山賊赤城牛カレーです。
スズランデパート前橋店本館4階で、田園プラザかわばで大人気の山賊焼、山賊赤城牛カレーなどを食べることができます。
『前橋で食べてもこんなにおいしいのだから、自然豊かで空気がことのほかおいしい川場村で食べたら、もっともっとおいしく感じるだろうな』と思った山賊赤城牛カレーでした。
また川場村に行きたくなってしまった・・・山賊赤城牛カレーでした。

2018年1月15日月曜日

こちらでも大雪になったことがありました

2014年2月のことでした

こちらは降雪が少ない地域なのですが、2014年の2月には2回もたくさん雪が降り、たいへん驚いたものでした。
こちらは雪が降ることが少ない地域ということもあって、雪への備えがなく、とくに交通網などが大混乱となりました。
2014.2.9 9:54
 富岡市立吉田小学校のグランド前の道路です。
2014.2.15 13:10
わが家の前の道路で雪かきをしたときに撮ったもので、スコップの大きさから積雪量がおわかりいただけると思いますが、車庫の屋根で計った積雪は、およそ80cmもありました。
2014.2.16 11:00
このときの大雪は、 地域の人々の結束がいかに大切かをつよく感じたものとなりました。
トラクターで除雪作業をしていただいた農家の方もいれば、自分の家で保有している機材等を惜しげもなく提供していただいて、他地区よりも早くに道路の除雪を完了することができたことです。
遠くの親せきより近くの他人といいますが、近所付き合いの大切さを実感した大雪でした。
2014.2.16 14:12
上信電鉄では、電車が立ち往生して、しばらくの間はバスの代行輸送が行われました。 
2014.2.21 14:36
電車がとまったままになってしまった下仁田駅です。
大雪になって、道路が通行できなくなったこと、電車が動かなくなったこと、その不便さをつくづく思い知らされたものでした。
いま、テレビのニュースを見ていますと、大雪になっているところがあって、除雪作業などが急ピッチで行われているとのこと、大きな被害とならないことを祈るばかりです。
上信電鉄の運行が再開されたときのようすなど、大雪に関連して撮った動画を紹介します。











2018年1月14日日曜日

特別展 ぐんまの自然のいまを伝える

2018.1.13(土)~2.18(日)
群馬県立自然史博物館

特別展 ぐんまの自然のいまを伝える 
が、きのうからはじまりました。
群馬県内で自然保護活動などに携わる方々、団体による発表がおてんこ盛りの特別展です。
私が参加している鉱山研究会の発表です。
発表のタイトルは、
 下仁田町西牧鉱山に関する学際的研究
で、鉱山研究会の活動などを紹介しています。
上の画像にある図2は、戦前(昭和18年ころ?)に撮られたもので、とても有望な鉱脈が見つかったお祝い-八號坑直利祝賀紀念-をしたときの記念写真です。
たいへん貴重な写真ではないかと思っています。
特別展にご来場の際は、鉱山研究会の発表もご覧いただければ幸いです。 
上の画像中央は、ご来場していただいた方に説明をしている菅原久誠さん(群馬県立自然史博物館・鉱山研究会)です。
どうぞ、おでかけください。
群馬県立自然史博物館へ。

2018年1月13日土曜日

力あわせる二百万

上毛かるた

群馬県民であれば、誰もがよく知っている上毛かるたですが、上毛かるたが誕生して70年ということで、キリンビールの一番搾りに上毛かるたが登場しました。
「ち」のつぎの「つ」は、
  つる舞う形の群馬県
といったぐあいに、上毛かるたは群馬県の歴史や文化、地理などがわかる教材的な意味合いもあって、いまでも盛んに上毛かるた大会が開催されています。
昨年は、上毛新聞社の「かるたでよむ私のふるさと」に読み句を応募したところ、たいへん幸運なことに掲載していただきました。
すばらしい活動をされている浅間山北麓ジオパーク、そして大きな火山災害からの復興、農地に不適といわれていた浅間山麓の土地を開墾し、肥沃な農地にしてきた先人のご努力を思い、
 浅間の恵み 高原野菜 ジオパーク
という読み句にしたものです。
がんばっています!  浅間山北麓ジオパーク

これまでの上毛かるたに関する私のブログ(↓)とオピニオンで掲載していただいたものを紹介しておきます。

上毛かるた 繭と生糸は日本一

きょうの上毛新聞 下仁田ねぎの記事がいっぱいです


上毛かるた-ねぎとこんにゃく下仁田名産 この作者は・・・?

生意気なようですが、大事なことは、
  先人への感謝を忘れず
ということかもしれません。
そういった気持ちを学ぶことができるのも上毛かるたといってよいでしょう。
まさに上毛かるたは、群馬の宝、それもすばらしいお宝だと私は思っています。
いまから70年前、上毛かるたをつくっていただいた浦野匡彦氏らには、ほんとうに感謝しなければならないことだと思います。

2018.1.28(日)には、上毛新聞社の「かるたでよむ私のふるさと」で掲載された読み句のなかから代表句の発表があるとのことです。
2018年の群馬県で、どのような〝上毛かるた〟が生まれるのか、とても楽しみです。

2018年1月12日金曜日

日本最初の女医

荻野 吟子

つぎのブログ(↓)
赤岩の渡し 利根川の渡し船
で、赤岩の渡しを紹介し、
豪快!利根川天丼  石田食堂 【群馬県千代田町】
で、千代田町のおいしいご飯を紹介しました。
きょうは、ぜひ訪れてみたいところ、歩いてみたいところを紹介します。
そのひとつが埼玉県側にある荻野吟子記念館です。
渡辺淳一の 「花埋み」で読んだことがあるという方もいらっしゃるかと思いますが、日本最初の女医として、すばらしい活躍をされた女性です。
荻野吟子の業績は、荻野吟子の生家跡に建つ「荻野吟子記念館(埼玉県熊谷市)」で学ぶことができます。
群馬県千代田町の光恩寺も訪れてみたいものです。
光恩寺には、荻野吟子の生家にあった長屋門が移築されています。
利根川をはさんで、埼玉県側と群馬県側で緊密な交流があったことがうかがえます。
そして、赤岩の渡しといえば県道熊谷館林線です。
できれば、この県道を歩いて、赤岩の渡しに向かいたいものです。
むかしの道路がどのようになっていたか、その詳しいことは知りませんが、この県道を歩いて、赤岩の渡しに向かい、渡し船に乗せていただけば、むかしの旅の雰囲気、その一端を味わうことができると思います。
渡し船で群馬県側から埼玉県側に行き、振り返って見ますと、広々した利根川、そして赤城山など群馬の山並みがよく見えます。
上の写真は、荻野吟子記念館の場所から上流の埼玉県側で撮った1枚です。
この風景を見ながら荻野吟子は、ここで育ち、高く羽ばたいていったのでしょう。
広々した利根川を見ていますと、心が解き放たれるといいますか、爽快な気分になります。
むかしの人々の移動、交流の歴史でもある赤岩の渡しは、これからも大切に残していってほしいものだと思いました。
県道熊谷館林線沿いの社寺などを探訪してみたり、渡し船に乗って、日本最初の女医・荻野吟子に会いに行ってみませんか。