2020年6月30日火曜日

ジオパークはおもしろい!

室戸ユネスコ世界ジオパーク

先日、ある方から
 この間、〇〇〇ジオパークに行ってきたのだけれど、ジオサイトの看板に書かれていることは、まったくちんぷんかんぷんだし、その土地の歴史や産業などと地形や地質の関係がよくわからない。
 看板に書かれていることは、地質のことばっかりというか、地質中心の内容で、ほんとうにつまらなかったよ。
とお聞きしました。
この方はガイドを依頼しなかったということで、〇〇〇ジオパークのことがよく理解できなかったということがあると思いますが、〇〇〇ジオパークの看板はもちろん、配布している資料などを私が読んでも、
  地質を中心にしすぎていて、内容が平板というか、つまらないものだな
と、いくらか地質や地形に興味がある私でさえ、
     〇〇〇ジオパークの解説には、ひと工夫もふた工夫も必要かな・・・
と思っていましたので、
  ジオパークはおもしろい!はずなんですけれど・・・、
 そういった感想を持たれてしまったとは、たいへん残念ですね。
とその方に申し上げました。   
   室戸ユネスコ世界ジオパークであれば、
    あの方もおもしろいと思うだろうな
と、そんなことを考えながら読売新聞日曜(2020.6.28)版(↑・↓)を読みました。
     ※ 記事については、読売新聞日曜(2020.6.28)版でお読みください。
室戸ジオパークは、今年の1月、ユネスコ世界ジオパークに再認定された世界ジオパークのひとつ(↓)です。
日本ジオパーク委員会のHPから転載
読売新聞日曜(2020.6.28)版で、室戸ユネスコ世界ジオパークのガイドである千頭(ちかみ)さんのことばとして、
 
  ジオは新しい言葉。この辺の人たちは昔から地形や雨風に詳しいし、自然を生活にうまく利用してきました。

が紹介されていますが、ジオパークは地形や地質のことを紹介するだけでなく、

  この辺の人たちは昔から地形や雨風に詳しいし、自然を生活にうまく利用してきました。

という視点が、ジオパークでいちばん大事なことではないかと私は思います。
2020.6.28 読売新聞日曜版
私にジオパークがつまらないといった方に、この記事を教えてあげたことはいうまでもありません。
新型コロナウイルスの感染が収まったとき、出かけてみたい室戸ユネスコ世界ジオパークです。

2020年6月29日月曜日

2020年6月の上信電鉄

梅雨の晴れ間に撮りました

アジサイの花と桃源堂のラッピング電車です。
2020.6.15
下仁田富士とも呼ばれている四ッ又山をバックに走るクモハ702+クハ752です。
2020.6.6
夏らしい雲が出た日のクモハ701+クハ751です。
2020.6.16
この日は、きれいな青空になりました。
上り高崎駅行きのクモハ705+クハ755が、破風前場山をバックに走り抜けていくところです。
2020.6.20
2020.6.29の朝、神農原駅近くの踏切を通過していく桃源堂のラッピング電車です。
2020.6.29
いよいよ明後日からは7月になります。
これからも上信電鉄には、群馬県西部地域の公共交通機関として、元気に走り続けていただきたいと思っています。

2020年6月24日水曜日

「上野三碑かるた 原画・原書展」

2020年6月28日(日)まで

高崎市の多胡碑記念館で開催中の「上野三碑かるた 原画・原書展」は、2020年6月28日(日)までです。
高崎市のHPから転載(↑)させていただきました。
2020.5.18(月)の上毛新聞で紹介された「上野三碑かるた 原画・原書展」の記事、その写真を転載(↓)させていただきました。
この記事の写真中、赤い矢印の先にあるのは、
  羊太夫 伝説残る七輿山
の原画・原書です。
七輿山古墳は春になると、きれいなサクラの花に彩られます。
上野三碑かるたでは、上信電鉄もよまれています。
沿線に世界の記憶-上野三碑-と世界文化遺産-旧官営富岡製糸場・荒船風穴-の二つがあるのは、日本中で上信電鉄だけではないかと・・・、そんなふうに私は思っています。
上野三碑といいますと、山上碑(やまのうえひ・681年)、多胡碑(たごひ・711年頃)、金井沢碑(かないざわひ・726年)の石碑が、どうしてもメインになってしまいますが、七輿山古墳をはじめ、たくさんの見どころがあります。
山名古墳群(↓)は、上信電鉄の山名駅・西山名駅で下車、徒歩で数分の場所にあります。
多胡碑記念館で開催中の「上野三碑かるた 原画・原書展」を見たあと、上信電鉄沿線の歴史探訪も楽しいと思います。
とくに私がおすすめするのは、七輿山古墳、山名古墳群をはじめとする古墳めぐりです。

   「上野三碑かるた 原画・原書展」は、
   2020年6月28日(日)まで

2020年6月11日木曜日

歩いている全身像でしたか?

二宮金次郎像

先日、両毛線の第一下植木橋梁の撮影に出かけた折、すぐ近くの伊勢崎市立殖蓮小学校の二宮金次郎像が見えました。
2020.6.9 道路から撮影
この画像については、小学校出入り口の前、その公道上から撮影したもので、校内に立ち入ってはいません。
2020.6.9 道路から撮影
撮影した場所と二宮金次郎像がわかるようにと思い、この1枚も紹介しておきます。
私が子どものときから見ていた二宮金次郎像は、薪を背負い、本を読みながら歩く姿の全身像でしたので、殖蓮小学校の二宮金次郎像を見たとき、
 おっ、上半身だけだ!!
と、正直に申し上げて、たいへん驚いてしまいました。
2017.11.14 佐藤茂助翁調査の日に管理者(黒岩小学校)の許可を得て撮影
石材建築の世界で出世した佐藤茂助という地元出身の人物が、昭和15(1940)年に当時の黒岩尋常高等小学校(現在の富岡市立黒岩小学校)に寄付した二宮金次郎像です。
この石材は、いまも南牧村椚で採取されている〝椚石(くぬぎいし)〟で、とても丁寧につくられた二宮金次郎像だと私は思っています。
つぎの二宮金次郎像は、白石工業の創業者である白石恒二氏が、昭和8(1933)年に当時の青倉尋常高等小学校(下仁田町立青倉小学校となりますが、児童数の減少にともなって廃校になりました)寄贈した像、そのミニチュアになります。
2017.8.9 下仁田町のS氏宅で撮影
この二宮金次郎像を所有されている方の父上が、当時の青倉尋常高等小学校に勤務していた関係で、二宮金次郎像除幕式の記念品として、このミニチュアをいただいたとのことです。
もう一つ、陶器製の二宮金次郎像を紹介しますが、これも歩いている全身像です。
2019.3.31 武者行列の日に駐車した場所(甘楽町小幡小学校)で撮影
私が知る二宮金次郎像は、
 歩いている全身像であること、
 石材を加工したものが多いですが、ときにコンクリート製
もありますが、
 陶器製の二宮金次郎像は、なかなか珍しいのではないか
と思っています。

伊勢崎市立殖蓮小学校の二宮金次郎像のように、上半身だけという像があることを知って、これから出かけたときは、二宮金次郎像にも関心をもってみたいと思いました。

あなたが通った小学校の二宮金次郎像は、薪を背負い、本を読みながら歩いている全身像でしたか?
それとも上半身だけの二宮金次郎像でしたか?

2020年6月10日水曜日

いまも現役!!:明治22(1889)年建設

JR 両毛線 第一下植木橋梁
(煉瓦アーチ)

両毛線には、古い橋梁が残っています。
そのひとつ、伊勢崎市下植木地内の第一下植木橋梁を紹介します。
南から撮った第一下植木橋梁です。
明治22(1889)年に建設された橋梁とは思えない、いまでもたいへんしっかりした橋梁だと思います。
第一下植木橋梁を北から撮りました。
流れている水は、男井戸川調整池ビオトープから流れてくるものです。
Google MAP(↓)で見ると、こういった位置関係になります。
男井戸川調整池ビオトープは、まちなかのオアシスといった感じ(↓)で、
多くの野鳥などもやってくるそうです。
この地図では省いてしまいましたが、第一下植木橋梁は伊勢崎市立殖蓮小学校の近くです。
電車の写真撮影で時間待ちをするとき、このビオトープで野鳥観察をしてみても楽しいのではないかと思います。
第一下植木橋梁上を電車が通過していきます。
それにしても御年131歳の第一下植木橋梁は、実にすばらしいものだと思います。
碓氷峠の碓氷第三橋梁(めがね橋)は、大きな橋梁であり、たいへん有名ですが、こちらは残念なことに廃線となり、いまは橋梁上を走る電車を見ることはできません。
いまでも現役の第一下植木橋梁を見ますと、この橋梁に明治の時代に生きた人々の心意気が残っているように感じ、私は胸が熱くなってきます。

2020年6月7日日曜日

開館記念展 群馬のはにわ 群馬県立歴史博物館

群馬県立歴史博物館は、1979年10月に開館しました。
下の招待券は、その開館記念展のときのものです。
先日、昭和50年代の記録(私のメモ)を探したことがあったのですが、そのときにこの未使用の招待券を〝発見〟しました。
なぜ、私が開館記念展の招待券を持っていたかといいますと・・・と、いうことはさておいて、2020.6.2の上毛新聞の「ミュージアム探検隊 郷土の宝を間近に」の記事を読み、
 『そういえば、先日、開館記念展の招待券が出てきたな・・・』
と思い、群馬県立歴史博物館に関係したことを述べさせていただくことにしました。
2020.6.2の上毛新聞の「ミュージアム探検隊 郷土の宝を間近に」の記事(↑)にあるとおり、群馬県はすばらしいはにわがいっぱいあることで知られています。
これ(↑・↓)は、群馬県立歴史博物館のHPから転載させていただいたものです。
今年は、
  すばらしき群馬のはにわ
が群馬県立歴史博物館で開催されるはずでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、たいへん残念なことに開催されませんでした。
群馬県立歴史博物館では、はにわや土偶などの企画展をこれまでにも開催していますので、今後も質の高い企画展で、群馬県のはにわや土偶などを見せていただけるものと期待しています。
そのときのために、つぎの
  HANI-本
で、群馬のはにわのすばらしさを学んでおくとよいかもしれません。
HANI-本は、つぎの機関、書店で購入(群馬県庁のHPから転載)できます。

県庁県民センター
ぐんまちゃん家
県立歴史博物館
各行政県税事務所

県外書店等
 ジュンク堂池袋店本店(東京都)、天理大学附属天理参考館(奈良県)

県内各書店
 文真堂書店、煥乎堂、紀伊国屋書店前橋店(けやきウォーク内)、戸田書店高崎店、戸田書店桐生店、蔦屋書店(前橋みなみモール店、伊勢崎平和町店、伊勢崎宮子店)、くまざわ書店(スマーク伊勢崎店、イーサイト高崎店(高崎駅ビル内))、ふじの木書房、ナカムラヤ、未来屋書店高崎店(イオンモール高崎内)、シロキヤ、あっぷるはうす、Booksおみ、天華堂書店

 ※下記店舗では、代引き等による販売も行っています。ご希望の方は下記までご連絡ください。

 群馬県立歴史博物館ミュージアムショップ運営事業者(DiPS.A) 電話:027-254-1212 FAX027-253-3475

 紀伊国屋書店前橋店 電話:027-220-1830 FAX:027-243-1360

2020年6月4日木曜日

四万ブルー:奥四万湖

神秘的な美しさです

四万(しま)ブルーとして、たいへん有名な奥四万湖(群馬県中之条町)に行ってきました。
奥四万湖の四万ブルーについては、JR東日本の“大人の休日倶楽部“のCMでご覧になったことがあると思いますが、とても神秘的で美しい水の色をしています。
JR東日本のHPでは、カヌーをこぐ吉永小百合さんと美しい水の色を動画で見ることができます。
訪れた日には、3艇のカヌーが湖面をすべるように動いていました。
カヌーの動き、水の色、どちらも美しいものでした。
しかし、地元の方にお聞きしたところ、大雨に備えて事前放流をしたとのことで、訪れた日の湖面の水位は、かなり下がっていたため、四万ブルー本来の美しさでなかったかもしれません。
茶色く見えているあたりまでが、ふだんの水位、その高さであったと思いますが、かなり水位が下がっていることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
災害を防ぐ意味では、必要な処置ということになりますので、水による災害のおそれがない時期で、奥四万湖が満水になったとき、もっともっと美しくて神秘的な四万ブルーを見に行きたいものです。
群馬県中之条町の奥四万湖の四万ブルーを紹介させていただきました。
新型コロナウイルスの感染防止対策をしたうえで、奥四万湖の四万ブルーを見にお出かけになりませんか。