2013年11月30日土曜日

私の〝体験的〟化石探し講座

番 外 編
「君子(でない人も)危うきに近寄らず」
 
2013.1129 (金)午後、私にとっての化石シーズン最初の化石探しをしてきました。
とてもよい天気でしたが、時折強風が吹き、砂塵が舞い上がる・・・といった状況でしたが、あまりにも青空と白い雲が美しいので、空と稲含山(右下の奥)を撮ってみました。
 この日の化石採取地は、落ち葉が厚く積もっていて、この落ち葉を除く作業から始めました。
 上の写真には、→以外にも化石を見ることができます。
よく画像をご覧いただくと見つかると思います。

さて、この→の化石は、いったいなんという名前でしょうか。
 
 ところで、この化石(ホタテの仲間)ですが、

  これを採取しようと思ってはいけません

というのが、きょうのブログでお伝えしたいことです。

といいますのは、この化石は、下の画像でおわかりいただける位置にあるからです。
全体的に風化が進んでいて、いまにも上から全体的に崩れてきても不思議でない状況です。

    こうした場所には、
          近づかないこと、
               これに尽きます。

ましてや、化石を採ろうとして、ハンマーで叩くなどは、もってのほかといってよいでしょう。

化石採取に出かけて、崩落してきた岩石の下敷きになってしまわないよう、十分に気をつけてください。
この画像は、モザイクをかけていますが、別に公序良俗にふれるものではありません。

植物化石のような動物(魚類?)化石のような・・・なんとも不思議なものですので、これからよく調べたいと思っています。

    化石探しに出かけたときは、
      化石ばかりに意識を集中せず、
         崖の上をはじめとして、
         周囲の状況をよく確認し、
      事故のないよう、 けがをしないよう、
      十二分に気をつけて、 化石探しを楽しんでください。

2013年11月29日金曜日

化石探しの季節

化石探しに出かけませんか?

これから来年の春先までが、私にとっては、〝化石探しの季節〟になります。

山の中で生まれ、育った私ですが、どういうわけか蛇と毛虫が大の苦手。
蛇と毛虫に出会う心配がない時季が、私にとっての〝化石探しの適期〟というわけです。

このブログを始めたころ、「私の体験的〝化石探し〟講座」として、私の化石探しについての考えなどを紹介したところ、思いがけず多くの方々に閲覧していただきました。

とくに、「第3回 道具と服装」が好評で、いまでも引き続いて閲覧していただいています。

閲覧していただいている〝化石好きの皆さん〟に、心からお礼を申し上げます。
ほんとうにありがとうございます。

化石探しのだいご味のひとつは、ハンマーで岩石を割った瞬間、その割れ目に化石が見つかったときです。
ここで紹介する画像は、すべて一昨年の秋に撮影したものです。

このサメの歯の化石は、およそ1600万年前の地層(岩石)中から見つかったものですが、
  1600万年前!!!
という時間を考えるとき、途方もない時間であるように、私には思えるのです。

もちろん、恐竜が生きていた時代からみれば、
  1600万年前は最近のこと
かもしれませんが、
  人類の誕生が400万年とか500万年
といわれていることから考えて、
  やはり1600万年前は、すごい!!!
と、私は感動して、サメの歯の化石を見つめるのです。


この歯の持ち主は、1600万年後になって、下仁田町自然史館の展示室に飾られることは、まったく想像していなかったことでしょう。
( ↑ あまりにも当たり前のことを書いてしまい、ちょっと気恥ずかしいですが・・・)

サメの歯の化石と木の葉の化石は、下仁田町自然史館の展示室でご覧いただけます。

   下仁田町自然史館 
           
               には、たくさんの化石が展示されています。

〝あなたの大発見〟が
大きなニュースになるかも・・・
 
化石探しに出かけましょう!!!
 

  ※ くれぐれも事故やけがのないように、十分に気をつけて、
    化石探しを楽しんでください。

2013年11月27日水曜日

路上観察

珍しい自動販売機

     先日、富岡市内を歩いていたとき、

          おや?これは・・・

                    というものを見つけました。
窓らしきものの下に5個のボタンがあるが、ドアノブらしきものが見当たらない・・・

 これは、ドアなのか?????
 ドアではないのか?????

激しくが点滅したため、おそるおそる近くに寄って見ると・・・
GROLY

とあって、商品の取り出し口や釣銭の出口もあり、これが自動販売機であったらしいことが判明しました。

ネットでGROLYを検索したところ、いまでも自動販売機等を製造している会社であることがわかりました。


GROLY グローリー株式会社 のHPによれば、
 
1958年にたばこ自動販売機『TH-1(国産第一号)を発売。
手動式にて5銘柄のたばこを販売。
定価155 千円。大学初任給13千円。
大阪市の百貨店に設置したところ、連日黒山の人たかりができる。

とのことでした。

富岡市内のたばこ自動販売機は、1958年ころ(そのあとであったとしても、1958年に近い年代)のものではないかと思われます。

私が若いとき、路上観察とかトマソン芸術などといったことがはやったことがありました。

路上観察では、マンホールの蓋のおもしろい図案や、商店の陳列など、なんでもおもしろいものを見つけるといったもので、そのころには専門の写真投稿雑誌も登場しました。

トマソンというのは、巨人に在籍していた投手の名前であったと記憶していますが、「むかしは役立っていたかもしれないが、いまは役立たないもの、無用なもの」といった意味(トマソンさんには、とても失礼なことであったと思いますが)で、
 出入り口がコンクリートでふさがれたが、そこまでの石段が撤去されずに残されているとか、と
いった写真も投稿雑誌に登場し、それをトマソン芸術といっていました。

こうした古い自動販売機、それも建物に組み込まれてしまっているような自動販売機に出会えるまち歩きは、とてもおもしろいものだと思います。

一生懸命におもしろいものを見つけて、写真を撮っていた若いときを思い出した富岡市内の自動販売機でした。

それにしても、
 大卒初任給   13,000円の時代
 手動式の自動(なぜ手動が自動なのか?レバーで引っ張って、たばこを買うから?)
 販 売 機  155,000円とは!!!

自動販売機は、ずいぶん高価なものだったのですね。

自動販売機に表示されているたばこの価格は、40円と読めますが、いつごろのことで銘柄がなんであったか・・・これにも興味をそそられます。

2013年11月26日火曜日

貫前神社-上野國一之宮

平 成 の 大 修 復

貫前神社で行われていた大修復が完了に近づいてきたようです。
社殿が美しい姿によみがえりました。
足場や囲いのシートなどをはずす作業をしているところです。
上の写真は、昨年の7/1に見学させていただいたときの屋根のようすです。
きれいに屋根が葺き替えられ、彫刻なども美しく修復されました。
← は、雷神小窓といい、雷さまが出はいりをする窓、とのことです。
来年の初詣には、美しく修復された貫前神社にご参拝ができることでしょう。
貫前神社といえば、大晦日の夜の二年詣が有名ですが、この夜はとても混雑します。

私は、ゆっくりご参拝するために、

      年内のご都合のよい日にお詣りして、
    年明けに初詣をする二年詣、

                                    をおすすめいたします。

すこし早い初詣のご案内になってしまいましたが、あと数日で12月になります。
12月は師走ともいい、あわただしく過ぎてしまう感じがします。

どうぞ、これからの日々をお気をつけて、お過ごしいただくとともに、年内の御参拝、初詣のご参拝にお出かけください。

貫前神社のHP   http://nukisaki.or.jp/

2013年11月25日月曜日

富岡市役所-新庁舎建設計画

いま、このタイミングで・・・?

 いま、多くの富岡市民は、

  富岡製糸場は、世界遺産に登録されるだろうか・・・
  富岡製糸場は、世界遺産に登録されないのだろうか・・・

という心配とともに、かりに世界遺産に登録されとしても、

 これから先、富岡製糸場を維持していくために、
      どれほどの予算がかかるのだろうか・・・

 富岡製糸場のために、
      私たちの生活が圧迫されることはないのだろうか・・・

といった心配をしています。

私が、「いま、このタイミングで・・・?」と疑問に感じているのは、上毛新聞で報じられたとおり、

   100億円以上かかるとされる製糸場の保存改修費について、
   富岡製糸場を愛する会などの民間4団体が富岡市の負担を軽減しようと、
   募金活動を展開すると発表したばかり

のあと、このような発表を行う富岡市の幹部職員のセンスを疑うからです。

そのうえ、富岡市は、この記事によれば、
   新庁舎建設基金や合併特例事業債を充てる方針であり、
   「製糸場の保存整備には影響がない」
と説明していますが、

     この説明は、ごく普通の暮らしをしている人々の感覚と相容れない

と考えざるを得ません。
 
富岡市役所の庁舎です。まだまだ、だいじょうぶではないかと思うのですが・・・
この画像は、 http://tamagazou.machinami.net/tomiokashigaichi.htm から引用させていただきました。
 
なぜなら、
 
① 新庁舎建設の基金(基金については、運用益とか果実・・といったことばでの説明も必要ですが、ざっくりした言い方をすれば積立金のようなもので、一般家庭では、預貯金といったところでしょうか)があるから、ということですが、私たちの暮らしにおいては、新たな支出が見込まれるときは、予定しておいた支出を見合わせて、新たな支出に対応する、といった操作-これを、一般的に〝やりくり〟 といいます-をします。
富岡市の場合、富岡製糸場の維持・保存といった新たな財政支出-それも、富岡市の財政規模を考えるとき、莫大ともいえる予算が必要になります-が見込まれる事態に立ち至っている現在において、「基金があるから新庁舎を建設する」というのは、あまりにも硬直的な発想といってよいでしょう。
たしかに、会計としては基金の会計と一般会計は、別の会計となっていますが、それはあくまでも会計上のことだけであり
 
 「基金の特別会計も一般会計も富岡市民の予算(市民の財産)」
 
であることに変わりありません。
 
② 合併特例債については、いろいろな資料がネットでも見られますので、そうした資料(ほんの一例をつぎに掲げておきます)
をご覧いただくとして、地方債の仕組み等について、もっと詳しく市民に知らしめる必要があるのではないでしょうか。
よく、特例債を〝打ち出の小槌〟のように思っている方がいるのですが・・・はたして、そういうものなのかどうか。
 
と考えるからです。
 
いま、多くの富岡市民は、
 
インフラ(橋や道路、埋設されているガス管や水道管など)の老朽化をはじめ、加速する高齢社会と少子社会への対応などで、
   これから先は、いまより多額な予算が必要となるだろう、
         その財源は、どのように確保するのだろうか・・・、
 
といったことを心配しているのではないでしょうか。
 
そのうえで、
 
富岡製糸場を維持・保存するために、なんとかがんばろうじゃないか、
 
と多くの方々が動き始めようとしているとき、
 
    いま、このタイミングで、
       新庁舎の建設を進めることが
         適切な判断なのだろうか・・・
 
と私は考えるのです。
 
このようなことを述べますと、
 富岡製糸場の維持・保存と新庁舎の建設は、次元が違うこと。これを、同次元で論じることは、おかしい。
との反論があるかもしれませんが、
 
もし、あなたの家の前の道路で、地下に埋設されている水道管が破裂(老朽が原因)し、
                    道路が陥没し、まわり中が水浸しになっているとき、
 
  富岡市の水道担当者: 申し訳ないですね、今年度は復旧工事の予算が水道会計になくて・・・ 
               ということで、今年度は、復旧工事ができません、あしからず。
 
といった対応をされたとしたら・・・
 
 この対応に、あなたは納得できるでしょうか。
 
国や都道府県・市町村では、一般会計のほか、さまざまな特別会計がありますが、どれもこれももとをただせば、国民の財産であり、住民(群馬県であれば、群馬県民。富岡市であれば、富岡市民)の財産なのです。
 
先述の水道管破裂の復旧工事費については、かりに水道会計が対応できないという事態になれば、一般会計で対応(水道会計に繰り入れなどの処置をするとか)せざるを得ない-つまり、なんとかやりくりをする-のです。
 
  当たり前のことですが、
    一般会計や特別会計のすべてが富岡市の予算(市民の財産)
であり、それをうまく運用して、富岡市民の暮らしを豊かなものにしていく、これが富岡市という行政の役割なのです。
 
将来の富岡市のことはもちろんのこと、いまの動き-製糸場のための募金活動開始-を考えるとき、あまりにも考えなしの新庁舎建設計画であり、その発表であった・・・ということになるのではないでしょうか。 
 
富岡市が新庁舎を建設する、といったことは、以前から知っていましたが、このタイミングでの発表といった無神経さ、これから先の全体的な社会情勢をふまえるとき、
 
新庁舎の建設を進めないようにしていただきたい、
 
との思いを私は抱くようになりました。
 
 
 富岡市民の皆さまは、
いかがお考えになりますか。
 
  追 記 (2013.11.26)
 
私は、新庁舎の建設そのものに反対しているわけではありません。
いまの庁舎は古くなってきていますし、〇〇さんがおっしゃるとおり、耐震性の問題もあるかと思いますし、特例債の適用期限のことなど、いろいろなことがあっての新庁舎建設推進だと思っています。
しかしながら、いまの時点での建設推進は、あまりにもタイミングがよくないと考えられるのではないでしょうか。
富岡製糸場の維持・保存の費用に役立てるため、民間団体が募金活動を開始しようというとき、新庁舎の建設を進めるの?といった疑問を多くの人々が感じるのではないでしょうか。
たとえば、ご近所やご親戚で困っているお宅があるから、そのお宅を援助してあげようと相談していたところ、そのお宅が「家を建て替えるためのへそくりがあり、有利な融資も受けられるので、家を建て替えることにした」といっても援助をされるでしょうか。
私が申し上げたかったのは、ものごとにはタイミングというものがあるのでは?ということであり、新庁舎を建設することができるのであれば、それはそれで大いにけっこうなことだと思っています。
私も〇〇さんがおっしゃるように、この建物のかたち、配置には、まったく魅力を感じませんし、雨天などのときの庁舎間移動では、難儀をするのではないかと思います。
車いすを利用されている方や松葉づえなどの方は、傘を差しての移動はできませんから。
 
※ この追記は、facebookに書いたものを再掲したもので、固有名詞の部分を〇〇とし、改行しましたが、文章には手を加えていません。
 

2013年11月21日木曜日

視点-上毛新聞

オピニオン21

2013.11.13に上毛新聞に掲載していただいた拙稿
「地域活動のすゝめ」が、上毛新聞社のHPにアップ

 
されましたので、上毛新聞に掲載後、いただいたご意見とご質問にお答えしたいと思います。

◎ 地域活動とは、どのようなもの-具体的なイメージとして-ですか?

: たとえば、私が参加させていただいている下仁田自然学校の活動。
 下仁田の山や川をフィールドにして、地質等の調査を行ったり、子どもたちに下仁田の自然のすばらしさなどを伝える活動などを通じて、下仁田町の人々はもとより、多くの人々に下仁田町の魅力を再確認していただく・・・そういった活動のため、県内をはじめ県外(東京や埼玉、長野など)から下仁田自然学校に集っています。

 下仁田自然学校に集っているメンバーは、
  だれかに命じられたわけでなく、自らの主体的な意思で、下仁田に来られ、
さまざまな活動に取り組んでいるのですが・・・

 
 もっとわかりやすい事例として、「逢いたくて下仁田」を考えてみましょう。

「逢いたくて下仁田」 については、すでに私のブログ
  http://geogunma.blogspot.jp/2013/11/blog-post_15.html でも紹介させていただいていますが、
その誕生秘話をもとにして、地域活動のイメージを紹介させていただきます。

① きっかけをつくる人がいること。
 この場合は、下仁田商工会青年部の渡辺さんということになります。
 どのような活動でも呼びかける人がいなくては、なにもものごとは始まることがありません。
 簡単にいえば、ものごとの始まりとして、プロデューサーとしての能力がある人がいるかいないか、ということになります。
 きっかけをつくる人というのは、つねに多くの人々と交流があり、『こういうことであれば、あの方たちに声をかけたらうまくいくのではないか』と考えられる人脈を築いているとともに、各方面との調整にも優れた能力を発揮する人、ということでもあります。

② 呼びかけに応じる人々がいること。 
 つぎは、呼びかけられて、それに応じる人々がいることです。
 呼びかけられた人々がきっかけをつくった人の思いに〝共感〟して、『ここは、いちばんやってみようじゃないか!』と奮い立つことが必要になります。

③ ①と②の人々の思いが調和すること。
 「逢いたくて下仁田」の完成に向けて、それぞれがそれぞれの能力を発揮して努力する・・・これが地域活動の姿のひとつ-具体的なイメージ-ではないかと、私は思っています。

私が考えている地域活動とは、

 自分が興味をもって、熱く取り組めること、
 そこには、共感できる仲間がいること

であり、 

 その活動場所は、居住しているところだけでなく、
 日本のみならず世界のどこにでもある、

ということです。

きょうは、この程度で終わりにしておきます。

といいますのは、長年来の友人から、

   ブログは、毎日、拝見しています。頻繁な更新、ご苦労さまです。
   最近は、長い文書をを読むのが億劫になってきたので、写真があると理解が深ま
   って、助かります。
   今後も、文章は短く、写真は多めの、ブログ作成方針でお願いします。


といったメールがありましたので、その友人の思いに応えて、もっと書きたいことがあるのですが、それはこれからおいおいと・・・・ということにして、きょうはこれで終わりにさせていただきます。

オピニオンは、来年までの1年間で、6~7回の掲載をしていただけるとお聞きしていますので、
   私が考えている地域活動のこと
をはじめとして、
   まちづくりのためにどうしたらよいか
といったことなどを書かせていただこうと考えております。

上毛新聞の「視点」で、私の拙稿に目をとめていただいた節は、感想などをお寄せいただければ幸いです。
どうぞ、よろしくお願いします。

2013年11月20日水曜日

下仁田ねぎ・こんにゃく

寒くなってきて これからますます
おいしくなります

       〝おいしい下仁田ジオパーク〟といえば、
                                なんといっても下仁田ねぎ・こんにゃく。

おいしい下仁田ねぎ・こんにゃくの最新情報です。

このところ冷え込んできましたが、これからの冷え込みによって、下仁田名産の下仁田ねぎは、ますます風味豊かで、おしいくなってきます。
下仁田町馬山地区の下仁田ねぎ畑です。
いちばん奥の山が稲含山です。

    あっちもこっちも下仁田ねぎ、下仁田ねぎ・・・
      いま、下仁田では、たくさんの下仁田ねぎを見ることができます。
        これこそ、下仁田ならではの風景!!!!!

下の画像も下仁田町馬山地区の下仁田ねぎ畑です。
後方の高い山は、大桁山です。

下仁田ねぎがますますおいしくなるのは、もっと寒くなってからですが、道の駅しもにたでは、下仁田ねぎを待ちきれない人々(?)で、たいへんにぎわっています。

   『もう待ちきれない!』

といった表情で、下仁田ねぎの品定めをして、たくさんの方々が購入されていました。
道の駅しもにたのラーメン店も、冬季限定の下仁田ねぎラーメンが登場しました。
そして、もうひとつ、冬の下仁田ならではの風景といえば、
こんにゃくの生玉を積んだトラックがたくさん行き交うことです。

この生玉が下仁田の工場で乾燥されて粉になり、やがてプルプルしたおいしいコンニャクになります。

これから年末にかけて、下仁田では、こんにゃくの生玉を積んだトラックと贈答用の下仁田ねぎを満載したトラックがたくさん走り、一年のうちでもっとも活気がある時期になります。

【下仁田ねぎ・こんにゃく関連記事】
          ジオサイト-馬山丘陵  下仁田ねぎ&こんにゃく


見て楽しい、歩いて楽しい
食べておいしい、飲んでおいしい
下仁田ジオパークへ
お出かけください。

2013年11月17日日曜日

御岳(おんたけ)

体験教室(チャレンジ・キッズ)
 2013.11.16(土)

きのう(2013.11.16)は、下仁田公民館主催の体験教室(チャレンジ・キッズ)で、子どもたちと御岳に登ってきました。

今年度の体験教室での登山は、2013.5.25に実施された荒船山が1回目で、きのうの御岳が2回目ということになります。

     荒船山 2013.5.25()体験教室(チャレンジ・キッズ)公民館主催

御岳は、クリッペ(根なし山)のひとつです。

     下仁田九峰 御嶽(おんたけ) 576m

きのうの体験教室については、岩崎正春さんのブログ
http://iwazaki.wordpress.com/2013/11/16/%e7%ac%ac%ef%bc%96%e5%9b%9e%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e4%bd%93%e9%a8%93%e5%ad%a6%e7%bf%92%ef%bc%88%e5%be%a1%e5%b6%bd%e5%b1%b1%ef%bc%89/
で、紹介されていますので、こちらもご覧ください。

きのうの体験教室については、いつものブログ記事より多くの画像を紹介させていただきます。

御岳に登る前、下仁田自然学校の小林忠夫さんが、あいさつのあと、注意事項などを話しているところです。
御岳(後方の山)は、クリッペ(根なし山)のひとつ、ということを実感していただくため、まずは青岩公園の岩の上に行き、これから登る御岳との高度差-基盤との境など-を確認します。

暖かい陽ざしが差し込み、とてもよく晴れ渡っています。
ほたる山公園の登山口から急な山道を登って、眺めのよい尾根に出たところです。
暖かい陽ざしを浴びて、気持ちよい山道を歩きます。
ここまで登れば、頂上はもうすぐです。
御岳の山頂に到着です。

「御岳に初めて登った!」という子どもが多く、通っている下仁田小学校や住んでいる家や街並みを見ては、歓声をあげていました。
御岳の山頂で、記念写真を撮りました。。
4年生・5年生・6年生の第1班の子どもたち+引率の下仁田自然学校の関係者、下仁田公民館の職員、保護者の方です。

山頂で下仁田の街並みや山並みを眺めたあと、登ってきた山道を気をつけて下って行きます。
無事に全員が登頂をはたして、下山後は、つぎのお楽しみである植物の観察が始まります。
下仁田自然学校の和田晴美さんが、子どもたちに植物の葉や実の見分け方などをわかりやすく説明します。

植物の観察方法などを学んだあとは、イチョウの葉をつかって、かわいいねずみをつくる遊びの時間です。
こんなかわいいねずみができました。
イチョウの葉が愛らしいねずみに大変身です。
下仁田自然学校の堀越武男さんからは、ブナの葉などの見分け方を教えていただいたあと、堀越さんが持参した葉のお面をかぶって、はしゃいでいる子どもたちです。
よく晴れた秋の一日、子どもたちは御岳に登り、下仁田の街並みなどを眺めたり、植物の観察やいろいろな遊びをして、楽しい時間を過ごしたことと思います。

体験教室で、下仁田自然学校がお手伝いさせていただくのは、つぎは来年度となります。

参加した皆さんには、これからも勉強やスポーツなどで、いっぱいがんばって、元気にお過ごしください。

またお会いしましょう。

2013年11月15日金曜日

「逢いたくて下仁田」

第2回 農業祭 下仁田ねぎ祭り
2013.11.23(土) 開催!!!

第2回 農業祭 下仁田ねぎ祭りの日、下仁田をテーマにした新曲「逢いたくて下仁田」が披露されます。
「逢いたくて下仁田」の誕生秘話をお読みください。

         【コンサートの予定】
     2013.11.23(土) 11:20am~11:40am
     こんにゃく手づくり体験道場前広場
              facebook
                    https://www.facebook.com/aitakutesimonita

下の画像は、昨年の下仁田ねぎ祭りで、〝巨大ねぎま〟を焼いているようすです。
   第2回下仁田ねぎ祭りについては、
         http://www.town.shimonita.lg.jp/nourin-kensetu/m02/m02/100.html
                                        をご覧ください。
この画像は、昨年の下仁田ねぎ祭りでの下仁田ジオパークの展示解説のようすです。
今年も下仁田ジオパークの展示解説があります。
こちらにも足をお運びください。
     下仁田ジオパークの出展については、こちら
       http://www.shimonita-geopark.jp/news/negimaturi.html 
                                         をご覧ください。

2013.11.23(土)
下仁田ねぎ祭り
どうぞ、ご来場ください。 

2013年11月13日水曜日

荒船風穴&神津牧場


荒船風穴の見学
今年は今月末まで

荒船風穴&神津牧場は、とても紅葉が美しくなっています。
一昨日(2013.11.11)の午後に撮影した荒船風穴です。
設置されている温度計によれば、1号風穴の吹き出し口が3.3℃、温度計が設置されている場所が5.4℃でした。
今年の猛暑にもかかわらず、この時期でも3.3℃の冷気を吹き出す荒船風穴には、きわめて〝性能の良い冷媒装置〟が自然に備わっているのかもしれません。

荒船風穴では、今月に改修工事が予定されているとのこと、見学される際は、あらかじめ下仁田町ふるさとセンターに問い合わせて、見学できるかどうかを確認してください。

http://www.town.shimonita.lg.jp/kyouiku/m02/m06/04.html
下仁田町ふるさとセンター

荒船風穴で冷えたときは、神津牧場のホットミルク(170円)がおすすめです。
  ※ 『あれ、中身がすくないな・・?』と思われるかもしれませんが、この画像は、私が飲み終えるころに撮影したもの。温かいジャージーの牛乳がカップいっぱいに入っています。念のため。

もちろん、「寒いときこそ、冷たいソフトクリームだ!」という方には、神津牧場名物のソフトクリームもあります。

神津牧場の売店では、物見山と荒船山登山記念のバッジも販売しています。
若いとき、あちこちの山を登り、バッジやペナントを祈念に購入したことを思い出し、とても懐かしい気持ちになりました。

このバッジは、神津牧場に来られた記念として、とてもよいお土産になることでしょう。

私のおすすめは、
 午後に荒船風穴を見学してただき、荒船風穴から見える周囲の山々の紅葉をめでていただいたあと、
 神津牧場に向かっていただき、神津牧場からの夕暮れを眺めながらホットミルクを飲む、
というものです。

2013年11月12日火曜日

荒船風穴

周 辺 の 調 査
【2013.11.11(月)】

調査に出発する前の記念撮影です。
この日の調査メンバーは、画像の左から、中島啓治さん、関谷友彦さん、佐藤和平さん、和田晴美さんの4名+画像のこちら側にいる私の5名です。

 「調査では、どんなことをしているの?」と、よく聞かれることがあります。

まずは、現地をよく歩いて調べることから始まります。
もちろん、過去の研究成果等を事前に調べたり、どこから調査したらよいか、また、調査の主眼をどこにするか・・・といった事前の検討を経たうえで、ということになります。
調査を始めた午前は、ぽかぽかとした天候であったのですが、昼ごろに雨が降り始めて、とても寒くなってきました。
大小さまざまな石がごろごろしている斜面を足元や落石に注意しながら登って行きます。
落ち葉が積もっていたり、雨で濡れた斜面は、とても滑りやすくなっていますので、細心の注意をはらって、調査を進めていきます。
美しい紅葉をバックにした画像ですが、画像の右側は深い谷になっています。
足を滑らせれば・・・せっかく苦労して登ってきたところを一瞬にして下ってしまいますので、ここでも十分に足元に注意しながら調査が行われます。

この画像は、溶岩(lava)が凝灰角礫岩(tuff breccia)の上に乗っているものです。
何度も(?)火山が噴火して、火山灰が固まった上に溶岩が流れ、その溶岩が固まったことがわかります。

いまの状況は、その後の風化と浸食を受けたものです。

この日の調査は、山の頂上付近を歩いたり、谷を登ったり・・・
さらには、こんな場所もよじ登って、調査を続けていきます。
こうした調査は、地質の勉強になるとともに足腰の鍛錬にもなり、まさに一石二鳥といえます。
荒船風穴の上部のようすです。
調査を終えて、ほっとした気持ちで眺めた荒船風穴がある屋敷地区の夕暮れです。
夕焼けと紅葉・・・まさに秋の夕暮れ。

現地をよく歩いて調べることから始まって、サンプルの岩石を採取して、それを詳細に調べたりして、ひとつひとつパズルを解くように調べていくことになります。

たとえば、薄片にしての詳細な検討。
ルーペで見たとき似たように見える岩石が、顕微鏡で見ますと違った岩石であることがわかります。

   中島啓治さんの薄片作成による画像をご覧ください。
     くりっぺ-下仁田自然学校だより
     くりっぺ-下仁田自然学校だより
      くりっぺ-下仁田自然学校だより
 
とても根気がいる作業、それを積み重ねていって、いろいろなことが解き明かされていくことを知っていただければ・・・とてもうれしいと思います。


    【本宿陥没研究会関連記事】

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     本宿陥没研究会 研究集会

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   本宿陥没研究会 馬居沢川(まいさわがわ)&秋葉山(あきやさん)を調査

下仁田自然学校で、

ともに活動しませんか。

        参加申し込み、問い合わせ先
      〒370-2611
      群馬県甘楽郡下仁田町大字青倉158-1
       電話(0274)70-3070

       FAX(0274)67-5315
       Mail nenasi@juno.ocn.ne.jp