下仁田構造帯について (その3)
下仁田構造帯のなかにある骨立山凝灰岩(こつたてやまぎょうかいがん)を紹介します。
骨立山(こつたてやま)は、むかしは古嶽(こたけ)と呼ばれていて、いつのころからか骨立山(こつたてやま)と呼ばれるようになったとのことです。
国道254号沿い(下仁田町馬山地内)で撮影 |
下仁田に東京方面から自動車で来られる方のなかには、前方に骨立山の崖(骨立山凝灰岩)が見えてきたとき、下仁田にやって来た、ということを実感するとお聞きしたことがあります。
この山の尾根(上の画像の左側に近い場所)からは、馬山の丘陵、河岸段丘を見渡すことができます。
(ここからのすばらしい眺望につきましては、のちほど紹介させていただきます)
「下仁田町と周辺の地質」下仁田自然学校発行から転載 |
下仁田構造帯については、このブログの(その1)において、地質略図を載せておきましたが、骨立山凝灰岩の分布は、このように東西方向に細長く分布しています。
放射年代の測定によって、5500万年前から6000万年前ということがわかっています。
青岩公園から浅間山(せんげんやま)方向をを撮影したものです。
画像の後方に見えている崖が骨立山凝灰岩です。
【観察のおすすめコース】
上信電鉄の下仁田駅下車→県道南蛇井下仁田線→小坂坂トンネル手前を右折→
山道→[骨立山凝灰岩と神農原礫岩が交互に見えてきます。また、山際稲荷神社方面から登ってくる道と交差するあたりには、〝パワーストーン〟が入手できるかもしれない場所があります]→
このまま山道を進みます→山道の行き止まりになりましたらその先の山に入り、低い尾根のほうに進みます(尾根の高いほうに行きますと、浅間山の山頂方向に行けますが、このコースは、山登りの初心者では危険ですので、くれぐれもご注意ください)→
高圧線の鉄塔がある山頂に出ます→その先を電力会社の作業道に沿って下ります(途中で右に進みますと、この頁の冒頭に紹介した尾根に出ることができます)→
赤津(あかづ)地区→赤津橋(鏑川の川原の石を観察してみてください)→
道の駅しもにた(休憩・食事・おみやげ)→不通橋(橋の上から渓谷の美しさを堪能してください)→上信電鉄の千平駅
※ 山道は、観察コースとして整備されていません。危険な場所もあります。
十分に注意して、自己責任で歩いてください。
2 件のコメント:
下仁田の地形って、面白いと、青岩を初めて、
訪れた時におもいました。毎日のように
楽しんでいます。
ありがとうございます。
これからもお楽しみいただける記事を載せていきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。
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