富岡製糸場を救う妙案!?
この番組で、富岡製糸場の入場者数が激減していること、入場者数の減少(入場料収入の減少)によって、維持保全の予算化が困難であること、富岡製糸場を維持保全するために莫大な経費がかかるということをふまえ、ゲストで出演された方が提案したのが、
世界一つまらない世界遺産
というキャッチフレーズにしたらどうか、でした。
まずいというラーメン屋に行ってみたいと思う気持ちと同じで、好奇心をくすぐるうえで、 世界一つまらない世界遺産というキャッチフレーズがよいのではないかと・・・。
この番組では、入場者数の紹介はありましたが、入場料収入の紹介はありませんでした。
入場料収入をNHKが取材しなかったのか、NHKの取材を富岡市側で拒否したのかどうかはわかりませんが、
客が来なければ修繕費がまかなえない・・・
という展開を考えるとき、入場料収入の推移についても紹介してほしいものだと思いました。
「所さん!大変ですよ」では、2017年度の入場者数までを紹介し、2018年度の入場者数を紹介していませんが、2018.4~2019.1までの入場者数は、
462,927人
で、このまま推移すれば、2017年度の637千人を下回ることは確実だと思われます。
「10年間で100憶円」とか「建物全体で35億円」といったテレビ画面を見て、多額な予算が必要であることは承知していたとはいえ、多くの富岡市民が驚いたことと思います。
きょうの上毛新聞に、富岡市の来年度一般会計当初予算に関する記事が掲載されています。
厳しい財政状況が続くなか、これから先どのようにしていくのか、富岡市民の悩みは続きます。
天井が落ち、床が抜けた寄宿舎であった建物を修繕して、ここを宿泊できる施設にしたところで、ここに宿泊したいという方がいるものだろうか・・・。
この番組で紹介された寄宿舎内部については、つぎのブログで紹介しています。
富岡製糸場と絹産業遺産群-建物の維持管理、その難しさ ぐんま街・人・建築大賞 富岡製糸場、維持管理で 片倉工業(東京)が受賞 |
以前、つぎのブログをアップしました。
その世界遺産 いりますか?-文藝春秋二月新春号 いま住民たちは困惑している |
富岡製糸場を世界遺産に!!
という活動をした方々は、世界遺産に登録されてからがたいへんであることを、
しっかりと認識していたのだろうか・・・。
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