2019年2月8日金曜日

最低50万人/年間の見学者数の確保が必要

80万人・5億円であったのでは・・・?

まずは、つぎの表をごらんください。
たいへんな金額を投じて、保存修理などの工事が行われていることがわかります。
そして、私が気になったのは、上の画像で赤い下線を引いた部分です。
といいますのは、これまでもブログでいろいろ述べさせていただいていますが、

80万人・5億円:世界文化遺産 旧官営富岡製糸場
      これから先、ずっと維持していけるのだろうか・・・

旧官営富岡製糸場について、一般財源を投入せずに維持するためには、80万人・5億円が必要であったはずですが、この80万人より30万人も少なくて、はたしてだいじょうぶなのだろうかと私は疑問に思うからです。
単純に、80万人・5億円
  50万人になったとして、80万人と比較すれば、5億円が3.125億円となり、
  入場料収入がおよそ1.9億円減になってしまうことになります。
はたして、3.125億円になったとして、それで富岡市が支出する維持保全の経費を賄えるものなのでしょうか・・・?
ご覧いただいている画像は、富岡市議会議員の佐藤信次さんの市議会通信(↓)を転載させていただいたものです。
 つぎの画像の下線部分をご覧ください。
このなかで私が注目したのは、
  議会報告会でも、税金投入だけは避けてほしいとの意見
が出されたという部分と、
  専門チームを立ち上げ、運営のあり方、問題点を洗いだし、しっかり議論すること
の部分です。
いまや多くの富岡市民が、
   旧官営富岡製糸場の維持保全のために、
  税金投入だけは避けてほしい
と思っているのではないでしょうか。
入場者数が減少していることは、当然のことながら入場料収入の減少につながっているはずです。
ところが富岡市では、入場料収入を公表していません。

広報とみおかで情報提供を 420,307人  
    世界文化遺産・旧官営富岡製糸場

 2019年1月の入場者数が発表されましたが、この数字を見て、私はおやっ・・・と不思議に思ってしまいました。
2018年12月も対2017比で91.92となっていますが、2019年1月の対2017比の数字を見ますと、2018年12月の91.92よりも高く、2018年11月までの対2017比よりも高くなっていて、ほぼ2017年1月の入場者数と同じぐらいになっていたからです。
実際に年末から年度末にかけて、入場者数が増えているということなのでしょうが、すこし不思議な感じが私はしています。
入場者数と入場料収入が公表されていれば、このふたつの数字を見比べることも可能ですが、入場者数だけの数字では、なにもわからないといってもよいと私は思います。
富岡市長は、
  積極的な情報発信・情報提供
と述べていますが、旧官営富岡製糸場の入場料収入の金額を公表しないのは、どうしてなのだろうか・・・と、私には不思議でなりません。
世界文化遺産登録5周年となる今年、佐藤信次市議会議員の市議会通信にある

 私たちも危機感をもってしっかり対応しなければなりません

は、これは富岡市民一人ひとりに投げかけられたものであり、これから先、旧官営富岡製糸場をどうしていくのか、私たち富岡市民一人ひとりの覚悟が問われているということではないでしょうか。

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