2017年11月20日月曜日

元祖 峠の釜めし:おぎのや

日本一有名な駅弁:信越本線横川駅

しばらくぶりに峠の釜めしを食べました。
私が子どものとき、横川-軽井沢間の列車から見える場所に、峠の釜めしの看板が立っていました。
横川駅を出発して、軽井沢駅に向かう下り線の場合、車窓の右に見えていたと記憶しています。
そのころの横川駅では、特急も急行も普通も、そして貨物も峠を上り下りするためには、上るときに機関車で押し上げてもらい、下るときにはブレーキの役割を機関車で果たしてもらうため、機関車の連結、切り離しのため、必ず停車しなければなりませんでした。
この連結や切り離しでの停車時間には、駅のホームで峠の釜めしを販売している方々のところに、乗客が殺到していたものでした。
そして、連結や切り離しの作業が終了して、列車が動きはじめますと、駅のホームで峠の釜めしを販売していた方々全員が列車内の乗客に対して、深々とおじぎをされる光景は、おいしい駅弁としての峠の釜めしをさらにおいしくさせるものでした。
峠の釜めしの容器には、いまでも
 横川駅
という文字が入っています。
いまでも横川駅で峠の釜めしを販売していて、峠の釜めしファンの方によれば、
 横川駅の峠の釜めしは、ひと味違う!
といい、横川駅以外では購入しないという方もいるやに聞いています。
でも、いまは横川-軽井沢間を越える列車はなく、横川駅の名物でもあった駅売りの光景を見ることはできません。
先日は、こんな報道(↑)があって、一瞬はたいへん驚いたものでしたが、
 今後も益子焼の容器は存続する
とのことで、とてもうれしく思っています。
峠の釜めしの香の物と容器です。
パッケージをはじめ、割りばし入れ、香の物の容器などは、それぞれに変化してきていますが、益子焼の容器だけはこれからも使っていってほしいと思っています。
もちろん、
 横川駅
  と入れた容器で、これからも峠の釜めしを販売してほしいものです。
デパートの駅弁大会などで、峠の釜めしを食べるのもいいでしょうし、高速道路のSAほかで食べるのもよいと思いますが、峠の釜めし発祥の地である横川駅で食べる峠の釜めしは、やはりひと味違うかもしれません。
ほんとうに違うのかどうか、試してみるのもおもしろいのではないでしょうか。

日本一有名な駅弁・峠の釜めしを紹介しました。

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