2016年2月11日木曜日

ある方に「考え違いをしている」と

言われてしまいました

きょうの午前、富岡市内に住まわれている方と会ったときのこと。
その方は私のブログ記事(↓)

リピーターを確保したいのであれば-旧富岡製糸場
ヘルメットなし・見学料なしでOKの見学施設にすべきでは?
http://geogunma.blogspot.jp/2016/01/blog-post_24.html


どっちが正しいのでしょうか????-世界文化遺産
貸出料・・・? 見学料・・・? - 旧富岡製糸場
http://geogunma.blogspot.jp/2016/01/blog-post_23.html

を読んでいただいているのですが、会ったとき、開口一番、
 考え方、間違っているよ!
と言われてしまいました。

その方によれば、
 旧富岡製糸場に来られる方は、1度しか来ないのだから、ヘルメットの貸出料でもなんでもお金をとったほうがよい。
 リピーター確保などという考えは、大間違いだ。
 豊かでない富岡市財政のことを思うとき、来られた方からいただけるお金は、来られたときにいただいておかなくては。
 まちなかをお客さんが回遊して、商店が儲かって、それがひいては富岡市財政に資する・・・、というような悠長なことを言っている段階ではないと思うな。
とのことでした。

 なるほど!
と思いながら、その方のご意見をお聞きしていたのですが、なんとなく釈然としない気持ちがないわけではなく、いまでももやもやした気持ちでいます。

 いったいどっちがよいのだろうか・・・???

ところで、貸出料か見学料かについてですが、ヘルメットの貸出料であるとのことのようです。
ようです、といいますのは、どうもそうでない掲示も残っていて、はっきり貸出料となっていないような・・・そんな感じもする掲示もあるからです。

以下に画像を載せておきますので、それをご覧になってください。
2016.1.22に富岡市がHPにアップしたときは、見学料となっていました。 
それが2016.1.29には、赤い矢印の先のように変わっていました。
   ※わかりやすいように並べておきましたが、この変更後のHPに気づいたのは、今月7日のことでした。
富岡市報2月号です。
この2月号には、見学料と掲載されています。
きょうの午後、旧富岡製糸場に行ったとき、入場口でいただいたチラシです。
このチラシには、ヘルメット貸出料と記載されています。
ところが、入場口に掲示してあるものを見ますと・・・
ここには
 見学料金
となっているのです。
 
 いったいどうなっていることやら・・・
と不思議でなりません。

いちばん不思議なことは、自治体が実施する事業については、予算計上をしなくてはなりませんが、そのときに事業名や財源を明らかにしたうえで、歳入額と歳出額を積算する必要があります。
歳入として、見学料にするのか、ヘルメット購入の目的を貸し出しとして、その貸出料金を徴するのかなどについて、十分に検討したうえで、事業化されるはずであり、見学料なのか貸出料なのか不明のようなことが発生することはありえないと私は思うのです。
報道機関への情報提供をはじめ、富岡市報への掲載原稿などについては、十分に内部で検討して、しかるべき決裁を得て、資料は報道機関に提供され、富岡市報は市民のもとに届くはずだ、と私は思っています。
きちんと市議会に予算案として、上程し、審議を経たうえのことであったのかな・・・と、そんなことまでも疑問に感じています。

厳しい財政状況のなか、また人口がどんどん減っていくという時代にあって、富岡市にはもっときちんとした対応をしてほしいと思っているところです。
私たち市民は、この富岡市で生き、

富岡市役所を頼りに暮らすほかないのですから・・・

7 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。通りすがりの者です。
ガイド業をやっています関係で意見を勝手ながら書かせてもらいます。

200円を別途徴収する行為は不親切きわまりない。そんな事さえわかない輩の集まりなら観光地として長くないでしょう。一般人の見識や旅行経験をナメていますね。こういう観光地はすぐ悪評につながりネットで拡散します。おっしゃるとおり、そういう「せこい事」をしてはいけません。

ヘルメットはあくまで人の命を守るもので、お金のためではないのです。ましてお客の髪のセットなんかどうでもいい話です。生か死かの話なのですから、必要性かあるかどうかを専門家の意見を聞き判断する重要事項です。

お金が欲しいなら胸をはって1200円にでも2000円にでもすれば良いと思います。その価値を深く信じることや愛着がないのでしょうね。表面的なお墨付きや金儲けに走っている悪い例だと感じました。長崎なんかに行くとちっちゃい大浦天主堂が600円ですよ(笑)。でも価値があるんです。世界中から多くの人が見に来ていました。ぜひ富岡の方には勉強していただきたいです。


Yuji,Honda さんのコメント...

ご意見ありがとうございます。
価値を深く信じること、愛着といった点について、ほんとうにそのとおりだと思います。

匿名 さんのコメント...

初めまして。草津温泉で接客業をやっている者ですが、少々書かせて頂きます。

製糸場を観光地として考えるのであれば、リピーターの確保は絶対的な条件です。
1度きりだと割り切ると、接客の態度すらおろそかになりがちで非常に危険な考え方です。
只でさえ500円から倍の1000円に値上げした事に対してネットでは「ぼったくり」との意見も聞きます。
そして更には「ヘルメット貸し出し料」とセコい運営をしていては今後の先細り感が否めません。

製糸場は予習・復習して、改めて偉大さがわかる施設ですのでリピーターを蔑ろにすることは
富岡市の首を自ら締めるのと同じ事となります。

先日2/11に富岡製糸場に初めて行きました。
駅から製糸場までの経路案内はさすがに整備されていて、
お客さんを迎えるのにはとても整っているのには感心しました。

製糸場に着き、最初に「?」と感じたのは順路の番が分かりづらい事。
順路表示はありますがお客様の導線がかなり曖昧で、どこから見ていいのかよく分かりません。
私同様、他のお客様もあっちこっちと迷っておりました。
他にも東置繭所の土産店に一番人気であろう「かいこの王国」が置いて無く、
別場所まで歩かされた事等、もっと店舗間の連携は行政がしっかりして舵取りして欲しいと思ったりもしました。

自宅に戻り色々と復習しましたが、他にも色々な施設があるようなので随時公開していって欲しいと思いました。
西置繭所の工事も良いのですが、寄宿舎・女工館・診療所・ 社宅等も個人的に興味があります。
あれだけの施設ですもの、一回の訪問じゃ学習しきれませんよ〜。
ちなみに私はリピートしても良いと思いましたが、いかがなものでしょうか。

あと上信電鉄の運賃にビックリしちゃいました。地方ローカル私鉄なのでしょうがない?のですが、
高崎〜上州富岡が790円とは恐れ入りました。距離換算にするとほぼJRの倍額ですね。

Yuji,Honda さんのコメント...

匿名様
コメントをいただき、たいへんありがとうございます。
せっかくの世界文化遺産ですので、これから先も多くの方々に訪れていただけるよう、施設を管理する富岡市には、順路の整備をはじめ、説明や案内板などの改善をさらにしていってほしいと思っています。
上信電鉄の運賃については、ほんとうに高いと私も思っていますが、いまの時代、西毛地域という地理的状況等を考えるとき、鉄路を守るためには、やむをえないことかな・・・と。
これからもよろしくお願いします。

大畑良斉 さんのコメント...

この記事に以前コメントした大畑と申します。
今回の製糸場、私の旅行記をまとめてみました。
お時間のある時にでもよければ御覧ください。
書き終わったらまた下仁田に生きたくなりましたよ(笑)

http://sk-photo.main.jp/tetsu/2016/0211joushindentetsu/0211.html

Yuji,Honda さんのコメント...

大畑様
旅行記を読ませていただきました。
たいへん詳細な内容になっていて、その取材力と構成力に圧倒されてしまいました。
随所に書き込まれた大畑様の意見も的確で、ほんとうにすばらしいものを読ませていただきました。
これからもよろしくお願いいたします。

大畑良斉 さんのコメント...

ありがとうございます。
駄文な旅行記で申し訳ありません。

本多様のブログもこの記事以来、読ませて頂いております。
また桜の季節になったら行こうかなと思案中でございます。

これからもよろしくお願い致します。