2013年12月3日火曜日

世界遺産候補-富岡製糸場

腰を下ろして休める場所を
増やしていただけないでしょうか。

何度か富岡製糸場跡に出向いていますが、『もうすこし、ベンチがあって、腰を下ろして、ゆっくり過ごせないものなのかな・・・』と思っています。
もちろん、場内にベンチ等がないわけではありません。
 
あちこちにいくつか置かれていますが、たくさんの入場者、それも圧倒的に多い高齢者を考えるとき、腰を下ろして、ゆっくり休める場所をもっと多くしたほうがよいのではないでしょうか。
 
ガイドに案内されて、一回りしてきて、「はい、お疲れさまでした」ということでは、〝見終わったら帰ってね〟というメッセージと受け取られれてもしかたないのでは・・・と、農家生まれの私は思ってしまうのです。
 
私の父母は、来客の用件がすんだときは、そのときどきの状況によりますが、かならずといってよいほど(よくよく早く帰ってほしい〝客〟には、別の対応をしていましたが)「お茶を一杯どうぞ」といって、縁側や土間の椅子であっても、、「お忙しいでしょうけれど、こっちに腰を下ろして、一服しませんか」とお誘いし、一緒に茶を喫しながら、雑談や世間話をしていたものでした。

私は、先に
    http://geogunma.blogspot.jp/2013/11/blog-post_22.html
      セブン-イレブン-下仁田インター店  ちょっとした心遣い -まちなかに縁台(縁側)を-
で、縁側などの効用を述べましたが、

こうした場所にベンチ-縁台-を置くことによって、

   多くの人々がベンチに腰を下ろして、ガイドの説明を思い起こし、
   富岡製糸場時代のことなどを想像する・・・

     富岡は、いいところだ、また富岡に来てみたいものだな・・・

そんな余韻にひたる効果が期待できるのではないかと、私は思っています。
左側のの白いベンチは、立ち入り禁止になっていて、使うことができません。
このベンチは、片倉工業時代のものと思われますが、こうした白いベンチが場内の各所にあって、

  一緒に来られた方などと見学した場所や説明を思い起こしたり、
    ゆっくり建物を眺めたり、
       富岡製糸場時代のようすに思いをはせる・・・

そんな場所-ベンチ-がもっとあればよいのに、と私は思うのです。
のベンチに座り、南側を見ますと、稲含山をはじめ、きれいな西上州の山々がよく見えます。北側を見ますと、ブリュナ館などの建物を見ることができます。
上の写真は、今年の夏に撮影したものですが、のところにご注目ください。
今年のような猛暑の夏、日覆いもなく、椅子もないところに入場者を並ばせておく・・・これはいかがなものかと・・・
 ※ ミストを発生させる機械(画面の左側男性の後ろ)が置いてあって、暑さ対策を講じていましたが、さらに心遣いをしていただければありがたいと思います。
この写真は、先月の中旬に撮影したものですが、このときはガイドを待つ人々のためにパイプ椅子が置いてありました。

ご高齢の婦人は、

   「ありがたいわ!椅子があって!!よっこらしょ!!!」

と言って、椅子に腰を下ろしていました。

腰を下ろして、ゆっくりできる場所-ベンチなど-を多くしていただき、

 暑い夏には、日覆いとしてのテントを設置して、その中に椅子を置くとか・・・
 ベンチなどを木陰に移動するとか・・・

 寒い時期には、風よけのテントを設置して、その中で椅子に座っていられるとか・・・
 ベンチなどをひだまりに移動するとか・・・

そのときどきの状況に応じて、

  入場者が快適に見学できて、
     見学後の余韻にひたることができる場づくり

                    をしていただければ、たいへんありがたいことだと思っています。

        【このブログの世界遺産関連記事】

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