群馬県立自然史博物館 自然史講座
2017.2.12(日)の午後、群馬県立自然史博物館において、
国立科学博物館 海部陽介さん
の講演がありました。
昨年の「3万年前のプロジェクト」については、とても興味深い実験であったと思います。
私たちの先祖は、どのようにして〝日本列島〟にやってきたのか、いろいろな説があっても、それを立証したものはないと思うのです。
これまでに読んだ本-最近、「サピエンス全史」を読みました-などをもとにして、私は思うのですが、3万年前に〝日本列島〟にやってきた人々は、いまの私たちが考える以上に、航海術などにたけていたのではないでしょうか。
きちんとした目的-新天地を求めて-をもって、また確かな航海技術の裏付けがあって、家族や恋人などと海に乗り出したと私は思うのです。
この海流に乗っていけば、その先の島にたどり着き、そこでの暮らしは、きっとすばらしいものになる、そんな明るい希望をもって、海に乗り出した人々のうち、幸運な人々-航海の途中で、多くの人々が亡くなっているのではないかと思います。いまの時代でも海難事故があり、多くの人々が亡くなっているわけで、海難事故というリスクそのものは、むかしもいまも変わらないのではないでしょうか-が島にたどり着いたということではないかと、そんなふうに私は思っています。
「3万年前のプロジェクト」は、
2019年ころに台湾出航をめざすことが
最終目標とのこと。
とても楽しみです。
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