2015年4月4日土曜日

入場者が減った・・・?

入場料金の値上げが影響・・・?

2015.4.3(木)の午前、入場料金が値上げになった富岡製糸場に行ってきました。
撮影:2015.4.3
チケット売り場の掲示です。

新聞やテレビで、入場料金が値上げされることを報じていたためか、多くの方々が驚くふうもなく入場券を購入していました。

先に、このブログ記事(↓)

500円 → 1,000円
  さらに、+200円
http://geogunma.blogspot.jp/2015/04/blog-post_2.html

で、入場料金の値上げによる影響、その予想を述べさせていただきました。
撮影:2015.4.3
私が入場したとき、団体客の方々が並んでいました。
このときは、『おっ、まあまあの人出があって、よかったじゃないか。わたしの心配は、取り越し苦労であったかな』と思ったのですが・・・
撮影:2015.4.3
個人で入場した方々を対象にしたガイドツアー整理券販売所です。  
撮影:2015.4.3
わたしが旧官営富岡製糸場をあとにするときは、団体客の姿はなく、個人で入場されている方々がぼつぼつと来られているといった、そんな感じでした。

わたしには、たいへん入場者が少ないように感じました。

世界遺産登録後、何度か旧官営富岡製糸場に出向いていますが、これほど閑散とした風景はなかった・・・と、記憶しています。

これが入場料金の値上げによるものであるとするなら、富岡の観光にとって、とてもよくないことであると思います。
2015.3.31付け 上毛新聞
まずは、富岡に出かけていただいて、旧官営富岡製糸場を見学したり、富岡市内の各地をめぐり、食事をとっていただくとか・・・、そういった方向に進めることが大事なことではないでしょうか。

富岡に出かけていただく方々そのものが少なくなれば、おのずと富岡市内の観光をはじめ、商店街での買い物や食事をとる方々が減るという結果になります。

入場料金による収入だけで、旧官営富岡製糸場の維持管理費用をまかなうというのではなくて、富岡市全体が潤うことによって、その費用を捻出していくという方式を見つけるべきであると、私は考えるのですが・・・
2015.4.1付け 上毛新聞
世界遺産登録後、その翌年には入場者が減少することは、これまでの世界遺産をみれば明らかなことといってよいでしょう。
2015.4.1付け 上毛新聞(前掲の記事の一部を拡大)
東京都町田市の男性会社員の「もっと充実した展示を見られるなら(値上げ後も)また来たい」とのことばは、多くの方々に共通したものかもしれません。

1,000円の入場料金に見合うものがあれば、1,000円の入場料金を高いと思う人はいないのですから。
2015.4.3(木)午前11時28分に撮影した旧官営富岡製糸場前の通りです。

入場料金の値上げによって、さらに入場者が減ってしまうとすれば、旧官営富岡製糸場の入場料金収入も減り、富岡市全体での観光収入も減るという最悪の結果になるのではないでしょうか。

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