七 夕 祭 り
きょうは、7月7日ということで、七夕祭りの思い出を・・・
といっても、富岡の七夕祭りは、7月の7日ではなくて、8月の7日(あるいは、7日に近い日の土日)に行われていました。
この写真は、「グラフとみおか ’85第2号 -おめでとう市制30年」から転載させていただきました。
1984(昭和59)年8月に開催された七夕祭りのようすです。
写真の解説に「エリマキトカゲも登場」とありますが、そのエリマキトカゲが写真の右上に写っています。
画面左のほうには、入山洋品店の看板が見えています。
それぞれの商店が工夫を凝らした飾りつけは、どれもこれもたいへん見事なものでしたが、とくに私が記憶しているのは、朝日屋の飾りつけがすばらしかったことです。
このエリマキトカゲは・・・
写真の位置から考えるとき、朝日屋の作品ではないかと思われるのですが・・・
とにかく朝日屋の飾りつけは、その時代のトップニュースやエピソードをたくみに造形化して、毎年、毎年楽しい飾りつけをつくっていたことです。
この七夕祭りのころは、両親が養蚕で忙しいため、小さいときは、近所の子どもたちと連れ立って、てくてく砂利道を歩いて、富岡の町中に行ったものでした。
わずかな小遣いを握りしめ、バスに乗らず、かき氷を食べたい一心で、汗びっしょりになって歩いて行きました。
その後、富岡の七夕祭りを何度も見てきましたが、小さかったときの宮本町通りのことは、いまでも鮮明に覚えています。
そして、にぎやかな七夕祭りのことも覚えています。
いまの子どもたちに、
ぼくが小さかったとき、宮本町通りの〇〇祭りは、とてもにぎやかだったな・・・
わたしが幼稚園のとき、宮本町通りのお店によく買い物に連れてきてもらったな・・・
というような思い出をつくってあげられたら・・・
とてもすばらしいことではないかと思います。
スカイツリーが建設された地元の商店の方々は、
スカイツリーが建設されたら多くのお客さんが来てくれる、
と、期待していたとのことですが、
実際には期待外れであったということです。
やはり、地元の人々でにぎわう商店街、これが商店の商売繁盛のもとであり、ひいては地域の発展につながるのかもしれませんね。
観光などで富岡に来られる方々が、ぶらぶら歩きながら、ふらっと立ち寄っていただける・・・そんな商店街になれば、さらにすばらしいことであることは、申し上げるまでもありません。
そういえば、七夕祭りの思い出がもうひとつあります。
それは、墨をするとき、サトイモの葉っぱの上の水(表面張力で、まるくなっていて、葉の動きにあわせて、葉の上をころころ動きまわります)を使うというもので、畑に小さな容器を持って、その水を取りに行ったことです。
母からは、「サトイモの葉の上の水ですった墨で願い事を書くと、願い事が叶い、字がじょうずになる」と言われたのですが・・・・
いまだに字がじょうずになっていません。
じょうずに字を書くためには、サトイモの葉の上の水より、日ごろの努力が大切であったかもしれないと、ようやく気づいてきましたが・・・
そういえば、願い事も叶ったことがなかったな・・・
という思い出も・・・・・
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