2016年11月3日木曜日

「上野三碑を読む」

山上碑・多胡碑・金井沢碑

これは、
  やまのうえひ・たごひ・かないざわひ
      と読みます。

日本三古碑といえば、
 栃木県大田原市の那須国造碑
 宮城県多賀城市の多賀城碑
 群馬県高崎市吉井町の多胡碑
ですが、
  山上碑・多胡碑・金井沢碑
は、群馬県(むかしは、上野国(こうずけのくに)と呼ばれていました)にある古い石碑、そのベスト3ということで、この石碑を上野三碑といっています。
※ 詳しくは、ネット等で調べてみてください。

その「上野三碑を読む」という講座を聴いてきました。
 講師の方に了解を得ていませんでしたので、講師の方を撮影していませんが、
 群馬県立女子大学 熊倉浩靖教授
による「上野三碑を読む」は、たいへん刺激的な内容で、とても興味深いものでした。
講座の内容を私が紹介してもよいのですが、それでは講師をされた熊倉先生に申し訳ないと思いますので、熊倉先生の著書を紹介させていただきます。
雄山閣から出版されていますので、こちらをご購読いただければ幸いです。

でも、それでは・・・と思いますので、ひとつだけ講座でお聴きしたことを紹介しておきます。
いまの学説の多くは、多胡碑に刻まれた「羊」を人物と考えていますが、熊倉先生のお考えは、「羊」は人物ではない、ということなのです。
では、いったい「羊」とは、人物でないとすれば、どういうことになるのでしょうか・・・

多胡碑がおさめられている覆屋です。

最近では、正倉(法倉)跡の発掘もあって、この地での古代のようすがまたひとつよくわかってきました。

多胡郡正倉跡 現地説明会 2016.2.6()
http://geogunma.blogspot.jp/2016/02/blog-post_7.html

高崎駅東口には、こんな大きな看板が設置されています。
上野三碑は、上信電鉄沿線に位置しています。

上野三碑-記憶遺産候補 すばらしい上信電鉄沿線
http://geogunma.blogspot.jp/2015/09/blog-post_26.html

この秋は、古代のロマンにふれる電車旅もよいかと・・・
どうぞ、上野三碑をめぐる上信電鉄の旅にお出かけください。

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