大桑原の褶曲・宮室の逆転層
下仁田町公民館主催の平成28年度子ども体験学習教室の「太古の海底ハイキング」が実施されました。
下仁田小学校の児童とともに、大桑原の褶曲・宮室の逆転層を歩いてきました。
大桑原の褶曲です。
かつて、この地で大きな変動があったことがわかります。
こちらに簡単ですが、大桑原の褶曲の案内があります。
大桑原の褶曲露頭 シンフォーム状背斜
http://geogunma.blogspot.jp/2013/06/blog-post_16.html子どもたちは、褶曲の話しを聞いたあと、川原で石の観察を行いました。
私が見つけたメノウです。
子どもたちは、いろいろな石を見つけては、「これ、なんだろう?」と興味津々で、熱心に石の観察をしていました。
こちらは、宮室の逆転層です。
恐竜が生きていた時代の海底に堆積した地層が、下仁田町の山の中にあって、しかも上と下がひっくり返っているという、まさにビックリ仰天の場所です。
きょうは風が吹かず、とても静かで暖かい一日になりましたが、その逆転層の上で、お待ちかねのお弁当タイムがとられました。
上の画像の黄色い矢印の先は、流痕【フルート・キャスト(flute cast)】です。
そして、こちら(↑)は、宮室の逆転層で見られる生痕化石です。
これも地層の逆転を物語る〝証拠〟のひとつとなっているものです。
きょうは、太古-恐竜が生きていた時代-の海の底を堪能した一日になりました。
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