2020年9月7日月曜日

矢ケ崎大橋

 一 本 の 杭

軽井沢の矢ケ崎公園には、たいへんすてきな木の橋がありました。

2020.9.4
矢ケ崎大橋が架けられていたのは、この写真の後方になります。
画像の右下に一本の杭がありますが、それがつぎの画像の杭ではないかと思います。
2008.6.8
一本の杭ですが、なにに使われていたかわかりませんし、いまはなにに使われているかもわかりませんが、よく残っていたものだな・・・と、そんなことを強く感じました。
残念ながら橋が架かっていた当時の画像については、ここで紹介した画像(↑)のほか数点しか私は持っていないため、ウイキペディアに掲載されている画像を引用(引用に際して、トリミングをさせていただきました)させていただきます。
カラマツの集成材でつくった橋だそうで、とても美しい橋であったと思います。
一本の杭があるのは、ウイキペディアの画像では、大賀ホールがある前になります。
矢ケ崎大橋の歴史や価値などについては、ウイキペディアをはじめいくつもの解説がネットにありますので、詳しくはそちらをご覧になってください。
2020.8.28
いま、矢ケ崎公園には、矢ケ崎大橋につながっていた道路が残っています。
また、池のなかにあった橋脚の台は、いまは鳥たちの住まいになっているようです。
2018.8.2
橋脚があった台は、まわりを水で囲まれているため、ネコやイヌなどの襲撃を避けるうえで、とてもよい場所になっているのかもしれません。
いろいろな事情があって、矢ケ崎大橋は解体撤去されたということですが、残っていたとすれば、軽井沢の名所として、また土木遺産として、たいへん有名な存在になっていたのではないかと、そんなふうに思います。
それにしても防腐処置をしていないようですが、木の杭というものは長持ち(2008年当時のまま残っているという仮定で)するものだなと、そんなことも感じます。

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