2019年10月15日火曜日

「妙義児童館は河川の増水に伴い閉鎖」:富岡市

避難所の安全性確保について(お願い)

台風19号は、各地に大きな災害をもたらしました。
私が住んでいる富岡市においても、お亡くなりになった方々がいますし、住宅に川の水が入ってきたという方々もいて、たいへんな災害となりました。
これまでも全国では台風や地震のとき、住民が避難した場所が危なくなったということで、避難所から避難するといったことがありました。
もちろん想定外の増水であったとか、想定外の震度であったとか、いろいろな事情はあると思うのですが、台風による大雨などによる避難の場合、浸水してしまうおそれがある場所を避難所に指定しておくのは、いかがなものかと・・・。
群馬県水位雨量情報システムによれば、妙義児童館を閉鎖した10月12日の午後には、高田川(下高田観測所)の水位は、2.73(14:00)に達していました。
富岡市からの閉鎖に関するインフォーメーションメールが、17:48に送信されていますので、もし14:00の水位がさらに上昇していたとしたら、また妙義児童館に大勢の方々が避難していたとしたら、妙義児童館を閉鎖して、妙義児童館に避難している方々を、ほかの避難所へ安全に移動させることができるかどうか、大いに疑問が残るところです。
つぎは、富岡市長がフェイスブックに投稿したものです。
赤い矢印の先に妙義児童館があります。
妙義児童館は、高田川と県道にはさまれた場所にあります。
上の地図は、高田川の下流方向から妙義児童館を見ているもので、高田川右岸が山になっていることがおわかりいただけると思います。
高田川の水があふれれば、妙義児童館のほうに流れ込むでしょうし、高田川右岸の山が崩れれれば、その土砂も妙義児童館に流れ込む、といったことも想定されます。
これまでにない大雨となった台風19号を教訓として、また今後も大型で猛烈な台風がやってくるといわれていることをよく認識して、富岡市においては避難所全体の安全性(周囲の状況、立地、耐震性など総合的な視点で)をよく確認して、富岡市民の生命と安全をしっかり守ってほしいものです。

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