2014年5月3日土曜日

お蚕(こ)様

懐かしい思い出

きょうは、藤岡の道の駅に神輿の見学に出向いたのですが、その会場で、お蚕(こ)様に出会いました。

養蚕農家では、蚕が大切なものであるため、お蚕とおをつけたり、お蚕(こ)様と、おのほかに様もつけていました。
この時期には、桑の葉がないということで、人工飼料が与えられています。
緑色のかたまりが人工飼料です。
 ※黒いものは、お蚕(こ)様のうんちです。

養蚕農家に育った私は、桑くれ(お蚕(こ)様に桑の葉を与えること)をはじめ、上簇、繭かき(まぶしから繭を取り出すこと)などの手伝いをさせられました。

いちばんつらかった手伝いは、こくそ片付け(お蚕(こ)様のうんちを片付けること)でした。

お蚕の飼育舎のほか、居宅の部屋でもお蚕を飼育するため、私がこどものときは、お蚕と同居している、そんな感じの生活でした。

お蚕(こ)様を動画にまとめてみました。
昭和の時代、養蚕農家で育ったこどもにとっては、たいへん懐かしいものではないかと思います。

きょうの目的は、藤岡の諏訪神社のお神輿を紹介しようと思っていたのですが、お神輿が展示してある会場で、お蚕(こ)様に会ってしまったため、お蚕(こ)様の紹介が先になってしまいました。
このお神輿ですが、お蚕(こ)様-生糸-があって、諏訪神社にあることを考えますと、お蚕(こ)様というのは、たいへんな働きをしたといえるでしょう。
お蚕(こ)様とお神輿は、藤岡の道の駅・ららん藤岡で見ることができます。

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