2014年5月25日日曜日

化石探し

カルカロドン・メガロドンは
い ず こ に ・・・ ?

カルカロドン・メガロドンの化石です。
先日の地学講座の折、講師の森平利政先生がお持ちになったもので、森平先生が鏑川流域の〇〇地内で採集した化石です。
カルカロドン・メガロドンは、深海サメの1種で、水深が200m以上も深い海の中にいるもので、なかなか見つけることができない化石といわれています。

※地学講座のようすは、こちら(↓)をご覧ください。
http://geogunma.blogspot.jp/2014/05/blog-post_18.html
「鏑川流域で産出する化石について」 (2014年度第2回)

すばらしい化石を拝見し、化石探し魂に火がついたといいますか、「よし!見つけてやるぞ!!!」といった気持ちになり、先日の午後、いつもの場所に出向いてみました。

下の画像は、以前にサメの歯の化石を見つけたときのものです。
いまは、下仁田町自然史館に展示していただいています。

私が化石探しに出向く場所は、崩れ落ちた崖のところどころに、貝の化石が見えています。
こんな感じ(↓)で、ヤスリツノガイの化石もみえています。
ホタテの仲間(↓)でしょうか、クリノメーターのスケールからおわかりのように、たいへん小さな化石もあります。
きれいな二枚貝の化石(↓)です。
こちらも二枚貝の化石(↓)
岩を割った直後は、化石がみずみずしいといいますか、あざやかな色をしているのですが、数時間もしますと、白っぽく色が変わってしまいます。
およそ1600万年前の海で暮らしていた貝たち、といったことを考えるとき、化石探しは、およそ1600万年間、岩のなかに閉じ込められていた貝たちに会う、そんな感じといってよいかもしれません。
これ(↑)は、ヤスリツノガイの先端、細い部分です。
どういうわけか、ここの化石産地では、ヤスリツノガイの細い部分に欠損箇所がなく、すべてがそろった状態で見つかることは少ないため、これは貴重な化石(私にとってだけかもしれませんが)です。

この日は、カルカロドン・メガロドンの化石はもちろんのこと、これまでに見つけたサメの歯の化石も見つけることができませんでした。

でも・・・、
  昔、このあたりが海だったとき、どんな風景だったのだろうか、
   などと想像しながらの化石探しは、たいへん楽しいものでした。

下仁田町では、化石探検隊によるアンモナイトの化石探し(↓)が行われています。
ジオパーク下仁田-化石探検隊 アンモナイトの化石、見つけたよ!!!

ご一緒に楽しい化石探しをしてみませんか。

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