2020年11月16日月曜日

多胡石の利用をさぐる

 文化地質学入門

群馬県立自然史博物館による「大人の自然史倶楽部 多胡石の利用をさぐる~文化地質学入門~(全3日間)」の第1日目に参加しました。

下の画像は、1970(昭和45)年に建築された吉井商工会館に使用されている多胡石です。

多胡石の特徴である模様が、たいへん美しいものです。
多胡石については、ネットでいろいろ情報を得ることができますが、そのひとつ平塚市博物館のHPを紹介しておきます。 
   多胡石-平塚市博物館
多胡石を産出していた高崎市吉井町で、多胡石がどのように使用されているかを調べて歩いたのですが、まちなかの側溝の溝蓋にも多胡石が使用されていました。
つぎの画像は、ある酒店の入り口ですが、この酒店では通路の敷石のほか植え込みの囲いなどにも多胡石が使用されていました。
多胡石を産出していた地元ならでは、といったところかもしれません。
つぎの画像は、ある寺院の石畳ですが、この寺院ではあちこちに多胡石が使用されていて、さながら多胡石の展示場といった感じを受けるほどです。
多胡石は、世界の記憶・上野三碑のひとつ多胡碑に使用されていて、昔から使用されていたことがわかっていますが、古墳にも使用されています。
この古墳(↑)は、7世紀後半に築造されたものだそうですが、大きな多胡石を組み合わせて、しっかりした石室がつくられています。
昔の人々の石材を扱う技術力は、かなり高いものであったことが想像されます。
群馬県立自然史博物館による「大人の自然史倶楽部 多胡石の利用をさぐる~文化地質学入門~」に参加させていただき、わたしたちの暮らしと多胡石の関係について、いろいろ気づかされることが多く、とても楽しい時間を過ごすことができました。
あと2日間において、どんな学びがあるか、とても楽しみにしているところです。

 群馬県立自然史博物館では、さまざまなイベントを実施しています。
 こちら(↓)にアクセスして、どんなイベントがあるかチェックしてみませんか。

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