目の前の世界が広がるように感じます
きょう(2020.1.26)の「子ども新聞 週刊 風っ子」の特集は、落語のおもしろさです。
前橋市出身の柳家小もんさんが、わかりやすく落語のおもしろさを紹介しています。
私が子どものとき、あまり電波の状態がよくないラジオから流れてくる落語を聴いて、落語家の話芸の巧みさに驚いたものでした。
私が若いとき、とくに好きだったのは、小さんと志ん生でした。
丸い顔をした小さんが舞台にあがってきただけで、その場の空気がほんわかしてくるように感じたものでした。
歯切れのよい志ん生の落語は、とてもテンポがよくて、うきうきした気分になるような、そんな明るい感じがしたものでした。
いまは、プレゼンテーションといって、自分のことをはじめとして、さまざまなことを発表する機会が多くなってきています。
落語に親しむことによって、プレゼンテーションがうまくなる、そんな効果もあるのではないかと、私自身の体験から感じることがあります。
人前で話すことが苦手だという方は、とても多いと思います。
私もそのひとりで、いまでも人前で話すときは、心臓がバクバクになってしまいますし、緊張状態から話す内容を忘れてしまうこともあります。
落語の場合、話者のしぐさ、手ぬぐいなどの限られた品物をつかい、さまざまな場面を演じ分けていきます。
それを考えますと、いまの時代、パワーポイントをつかうこともできますし、いろいろな映像、音楽などをつかって、より訴求効果のあるプレゼンテーションも可能になっています。
でも、やはり基本は、話者のまごころをベースにして、なにを訴えたいのかといった論点の明確化、そして明るく、わかりやすい言葉で話すこと、これに尽きるのではないかと、そんなふうに私は思っています。
そして、子どものときに落語に親しむことは、のちのちとても役に立ちますよ、とこれも私自身の体験から言うことができます。
2020.3.15(日)には、柳家小もんさんがメンバーになっている
上州事変落語会が
下仁田町文化ホールで開催されます。
柳家小もんさん、林家つる子さん、立川がじらさん、三遊亭ぐんまさんの若手落語家の活躍によって、群馬県といえば〝落語王国〟といわれるようになれば・・・、とてもうれしいと思っています。
※ 「落語のおもしろさを知ると目の前の世界が広がるように感じます」は、
あくまでも私の個人的な感想です。
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