居住地域や家庭の経済力に違いはあっても、
それに関係なく公平、公正に戦いたい
と、私は思います。
私が中学生のとき、家庭が貧しいからという理由で、全日制高校への進学をあきらめ、昼間は工場で働き、夜に高校へ通うということで、定時制高校に進む同級生がいました。
私自身も働きながら学んだ経験があります。
文部科学大臣が述べたとおり、
身の丈に応じて生きざるを得ない
ものだと、私はこれまでの人生で、そのことは痛いほどよくわかっています。
貧しいということが、どれほどつらいことかも・・・
ウイキペディアで文部科学大臣の経歴(↑・↓)を見せていただきました。
生い立ち
東京都八王子市生まれ。
八王子市立第十小学校卒業。
八王子市立第二中学校入学、
八王子市立ひよどり山中学校卒業。
早稲田実業学校高等部卒業。
明治大学商学部卒業。大学在学中から黒須隆一八王子市議会議員(当時)の秘書を務めていた。
元日本青年会議所(八王子JC)所属。
文部科学大臣の身の丈は、まわりの子どもたちより高く、家庭の経済状態など気にすることなく、子どものとき、のびのびと過ごすことができたのかもしれませんが、文部科学大臣のまわりの子どもたちのなかに、その子どもの努力、がんばりでは、どうにもならないマイナスを背負っている子どもはいませんでしたか。
家庭教師をつけてもらえる子どもが、いまの日本にどれだけいるでしょうか。
学習塾に通うことができない子どももいるでしょうし、学校の給食費を納めることも困難だという家庭もあると聞いています。
朝日の記事(↑)では、つぎのとおり解説(↓)されています。
来年4月のスタートを目前に、大学入学共通テストの英語民間試験に対する不安が強まっている。今年の「ひらく 日本の大学」でも、大学や高校の心配を裏付けるデータが集まった。
多くの大学・高校が挙げたのは、「家計格差」「地域格差」「多数の試験を比べる公平性」だ。いずれも導入が決まった当初から指摘され、国が対策を打ち出してきた課題だ。
昨年より問題視する割合が増えたのは、実施が迫り、大学・高校に加え、受験生や保護者の間に仕組みの理解が進んできたからだろう。異なる種類の民間試験を比べることの公平性や、受験にかかる交通費や受験料などの負担、受験機会の地域格差など根本的な解決が難しい課題が多いことが広く知られるようになってきた。加えて、いまだに文科省や試験団体の対応に未確定の部分が残っていることが、拍車をかけている。
11日に就任した萩生田光一文科相は、予定通り実施する方針を示している。文科省は実施を前提に受験生への旅費の支援や、説明会を増やすなどの対策を公表している。だが、新制度に臨む受験生の不安を払拭(ふっしょく)できるとは言いがたいのが実情だ。(ひらく 日本の大学)(増谷文生)
英語民間試験とは
2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される。英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能を評価できる7種類を受けられる。原則として高校3年生(現在の2年生)が来年4~12月に受けた2回までの成績が大学に送られ、合否判定に使われる。活用の仕方は大学によって異なり、共通テストとは別に受験料がかかる。大きな変更になるため、23年度まで共通テストで英語の2技能(読む・聞く)を測る試験も続くことが決まっている。
※ 太字の強調は、わたしが行いました。
民間試験がスタートすれば、試験団体は受験料収入が増えるだろうな・・・と、そんなことを想像してしまいます。
文部科学大臣の場合、こんなこともあった(↓)わけですし、多くの国民は、民間試験導入に対して、どのようなことがあったのだろう・・・と、いろいろなことに思いをめぐらしているのではないかと私は愚考しています。
文部科学大臣には、受験生や受験生の保護者の皆さんを混乱させることだけは、絶対やめていただきたいと私は思っています。
文部科学大臣の今後ますますのご活躍、ご健勝をお祈りしております。
群馬の片田舎で、
学習塾に通ったこともなければ、
世の中に家庭教師というものがいることを知らずに育った、
身の丈の低い
私の思いである
居住地域や家庭の経済力に違いはあっても、
それに関係なく公平、公正に戦いたい
学習塾に通えなくても、
家庭教師に勉強を教えてもらえなくても、
それなりに戦っていくしかないこと、
それが貧しい子どもの現実であること、
これを私なりにふまえての思いです。
この日本には、いろいろな事情があるなかで、一生懸命にがんばっている子どもがいっぱいいます。
だからこそ、
だれもが納得する公平・公正な競争ルールをつくり、
その競争ルールで、だれもが公平、公正に戦えるようにすべきである
と、このことをつよくお願いしておきます。
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