群馬県が登場するのですが・・・
文藝春秋の3月特別号に、第154回芥川賞受賞作品が掲載されています。
2016.2.10 上毛新聞 |
文藝春秋3月特別号の表紙です。
本谷有希子さんが芥川賞を受賞した「異類婚姻譚」です。
これを読み進めていったところ、群馬県が登場するのですが・・・
※ どういう状況、どのような場面で、群馬県が登場し、作中の人物が群馬県になにをするために出かけるのか
といったことについては、著者に失礼なことになりますので、ここでは述べません。
ご興味があれば、お読みになってみてください。
群馬県が小説や映画、テレビドラマなどの舞台になって、それが群馬県のイメージアップにつながるのであれば、群馬県民のひとりとして、たいへんうれしいことだと思います。
しかしながら群馬県のイメージアップにつながらないかな・・・と思われる内容(これは、あくまでも私の感想です)であれば、小説などに群馬県が登場したとしても、うれしくない気持ちになります。
いまは、有名な野球選手であった方が群馬県で覚せい剤を購入していたとかで、大きなニュースになっていますし、いろいろな事件の舞台として、群馬県がニュースなどをにぎわしたこともありました。
群馬県の魅力ランクが低いのは、こういった事件による影響もあるのではないかと思います。
かつて、関越自動車道が開通したとき、群馬県で産廃の不法投棄が多発しました。
高速道路を利用して、千葉や東京、神奈川などから赤城山麓などに産廃を運び、それを不法に投棄する事案が多く発生したとき、高速道路の功罪の罪のほうとして、当時のメディアに大きく取り上げられたことがあったと記憶しています。
「異類婚姻譚」で群馬県が登場する場面を読んでいて、
群馬県に対する地理的な認識をはじめ、
群馬県に対して、一般的にどのようなイメージをもたれているのか、
について、あらためて深く考えさせられました。
こんなふうに小説に書かれるようでは、群馬県の魅力度アップは、なかなか難しいことかもしれないと・・・、そんなことも考えさせられた今回の芥川賞受賞作品「異類婚姻譚」でした。
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