2019年4月19日金曜日

4月19日は「地図の日」

このとき伊能忠敬56歳

きょうは、伊能忠敬が初めて測量に出発した
 寛政12年閏4月19日(1800.6.11)の
 4月19日
を記念して、「地図の日」になっているのだそうです。
 また、きょうは「最初の一歩の日」とも呼ばれているとのことで、春の新入学、就職の時期にふさわしい記念日といえるかもしれません。
伊能忠敬が初めて測量に出発した寛政12年4月19日、忠敬は56歳になっていました。
寛政12(1800)年の第1次の奥州街道・北海道から文化11(1814)年までの第8次の九州と往還路まで、56歳から70歳までの間、測量で日本全国を忠敬は歩きました。
 第3次(1802-7.10~1802.11.18)、第4次(1803.4.16~1803-11.20)、第7次(1809.10.6~1811.6.28)、第8次(1812.1.9~1814.7.9)の4回、忠敬の測量隊は群馬県を通過しています。
ここで紹介している地図は、第8次の測量で富岡市を測量した地図になります。
第8次のとき、忠敬は67歳から70歳になっていましたが、江戸から九州、中国地方と広範囲な地域を測量し、江戸への帰りに長野県軽井沢町から群馬県下仁田町、富岡市、藤岡市の下仁田道(または、追分道とも)を通り、秩父を測量後、江戸に戻っていきます。
伊能忠敬の測量ルートに興味のある方は、いろいろな本で紹介されていますので、それらをご覧いただくとして、忠敬はたいへんな健脚であったといえます。
ここで紹介した画像は、
   最終上呈版 伊能図集成[大図][小図](柏書房)
    からコピーさせていただいたものです。
現代は、いろいろな地図が発行されていますし、カーナビでの位置情報、グーグルマップなどによって、場所を調べたりするのにとても便利になりました。
「地図の日」のきょう、伊能忠敬の偉業に思いをはせ、いろいろな地図を眺めてみてはいかがでしょうか。

0 件のコメント: