2019年8月10日土曜日

生息域が拡大するヤマビル

「ヤマビルと出会うくらいなら、熊に
遭遇するほうがましかもしれない」

ここ最近、急激にヤマビルが増え、山歩きはもちろんのこと、山間部では農作業でもヤマビルの被害にあうことが多くなったと聞いています。
先日の上毛新聞に掲載された投書(↓)です。
 私もヤマビルに血を吸われ、なかなか出血が止まらず、困ったことが何度もあります。
アドベンチャーレーサー・田中陽希さんもヤマビルの攻撃には、まいってしまうとのことで、冒頭の
「ヤマビルと出会うくらいなら、熊に遭遇するほうがましかもしれない」
は、2019.8.9の上毛新聞に掲載された「ようこそ陽希の冒険記(41)」のむすびの部分を引用させていただいたものです。
つぎの画像(↓)は、私が参加していた研究グループで、野外調査を終えて活動拠点に帰ってきたとき、なにやら床に動くものがいることに気づいて撮ったものです。
2017.4.8 下仁田町内で撮影
おそらく野外調査に参加した者のリュックやズボン、シャツについて、このヤマビルは自動車に乗り、活動拠点にやってきたのでしょう。
ずっと前のことになりますが、新宿駅でヤマビルが見つかったと聞いたことがあります。
丹沢方面から帰ってくる人について、新宿駅までヤマビルがやってきたのではないかと、そんなふうに聞いていますが、山の動物だけでなく人について、都会へも移動するヤマビルには、ただただ感心してしまいます。
つぎの資料は、群馬県のHPから引用させていただいたものです。
2009年度と2016年度を比べますと、ヤマビルの生息域が拡大していることがよくわかります。
山に入るときは、長靴をはき、ヤマビルが侵入してこないよう、しっかりすそをしばり、さらには塩水を吹きかけることが効果があると聞いています。
2017.8.9  ヤマビル防除講習会で撮影
私の場合、こういった対策のほか、虫よけのスプレーを持参し、山に入る前には、靴からズボン、リュックなどに吹きかけ、山から下りてきたときには、ヤマビルがリュックや上着、ズボン、靴下などについていないかをよくチェックします。
2017.8.9  ヤマビル防除講習会で撮影
もし、ヤマビルが靴やズボンについたときは、上の画像のスプレーを吹きかけると効果的だと教えていただきました。
それにしても、増え続けるヤマビルはどうすることもできないのだろうか、とそんなことを思うときがあります。
イノシシやクマ、シカ、タヌキなどの野生動物が増えて、山間部だけでなくまちなかにも出没する現在、ヤマビルもまちなかで増えているかもしれません。
野生動物やヤマビルが増えているのは、私たち人間が、山林などを荒廃させてきた、その結果ということなのでしょうか・・・。

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