2017年12月7日木曜日

上野三碑&高橋道齋

上信電鉄の沿線は、とてもすごい!

上野三碑のひとつ、多胡碑は、江戸時代の人・高橋道齋によって多くの人々に知られるようになりました。
2015.5.31 撮影
高橋道齋は、1718(享保3)年に下仁田で生まれ、1794(寛政6)年に没した学者で、俳人・書家でもありました。
2015.5.31 撮影
高橋道齋については、「群馬県北甘楽郡史(本多亀三著)」ほか(↓)を参考にしてください。

「群馬県北甘楽郡史」本多亀三著・財団法人仲善会 589頁~593頁 

「上毛書家列伝()」橋爪聰・みやま文庫  107頁~125

「群馬の墓めぐり(郡部編)」萩原進編・今井幹夫・みやま文庫 109

「上野三碑」松田猛著・みやま文庫 44頁~48

「多胡の古碑に寄せて」井上清・長谷川寛見共著・あさを社 6263

「下仁田の石造文化」下仁田町教育委員会 107108

「吉井町誌」吉井町誌編さん委員会 190頁~195

また、ネットで検索すれば、高橋道齋に関する情報を得ることもできます。
2017.3.5 撮影
先日のブログ(↓)

上信電鉄の沿線、すごいよね! 世界文化遺産に世界の記憶・・・

で紹介しましたが、もっともっと上信電鉄沿線の文化財等と関連づけて、
  すごいな!上信電鉄の沿線は!!
と多くの方々に感動していただくようなツアーを設定すべきではないでしょうか。
2017.3.5 撮影
上の画像は、2017.3.5の多胡碑一般公開ですが、こういったイベントのとき、高橋道齋の功績も学ぶプログラムを用意しておけば、
  へー!そういう歴史があったのか!!
と、上信電鉄の沿線の歴史や文化について、多くの方々に理解を深めていただけると思うのです。
たいへん失礼かと思いますが、いまの世界文化遺産や世界の記憶の紹介には、その方法や内容に深みがないうえ、周辺との連携がないためか散発的といいますか、広がりがないものにもなっているように感じます。これは、とてももったいないことです。
上信電鉄の沿線には、すばらしい歴史と文化があり、それらをうまく組み合わせれば、とても楽しいツアーコースがいっぱいできるはずです。
2015.5.31 撮影
たとえば、多胡碑をはじめとする上野三碑の見学後、吉井駅から下仁田駅まで上信電鉄に乗車(特別なイベント列車-「上野三碑&高橋道齋」号-)し、高橋道齋の墓がある常住寺をはじめ、高橋道齋の書をお持ちのお宅を訪問する、こういったツアーも楽しいのではないでしょうか。
また、高橋道齋は1718年生まれということですので、来年は下仁田町で盛大に「高橋道齋生誕300年記念」として、下仁田町の公共施設で書の特別展の開催、研究者による講演会なども開いて、特別展や講演会などと上野三碑見学を組み合わせるのもよいかと思います。

上野三碑だけを見てお帰りになるのではなく、藤岡市、富岡市、甘楽町、下仁田町、南牧村へも足をお運びいただく工夫、そのためには各自治体がこれまで以上に緊密に連携し、上信電鉄の利用客増加を図るための工夫もしていく、これが世界文化遺産もあり、世界の記憶もある上信電鉄沿線の自治体の大きな役割のひとつではないかと、生意気なようですが私はそんなふうに思います。

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